お昼、ウェブセミナーがありました。
ウェブセミナーは、
通常会場まで行かないと見ることのできない講演会が
インターネットで勤務先、クリニック内で見ることができます。
今日は弊院姪浜院長 下野大が
「アドヒアランス向上を目指す糖尿病治療」
というテーマで講演しました。
ところで「アドヒアランス」ってなんでしょう？
アドヒアランスとは
患者が積極的に治療方針の決定に参加し、
その決定に従って治療を受けることを意味する。
とあります。
つまり、
患者さん自身が積極的にどんな治療をどんな風にやっていくか
ということを医療従事者と一緒に考え決め、治療を行っていくこと
です。
糖尿病は
薬による治療と同じ重要度で
食事や運動による治療が必要です。
薬は日常では使うことはなくても、
食事や運動はまさに生活そのものです。
糖尿病があってもなくても行う日常のことです。
だからこそ、
患者さん自身の積極性が大きく病態に影響します。
糖尿病はどんな病気なのか。
自分の病態は今どんな感じなのか。
病態を改善するためにはどんなことが有効なのか。
それらをちゃんと認識すると治療も結果も変わってきます。
患者さんの治療がより効果的になるように
専門知識でアドバイスするのが
私たちの役割です。
患者さんが中心だからこそ、
その患者さんのために
考え抜いた治療法でなければなりません。
だからこそオーダーメイドになるのです。
食事カウンセリングでは、
ひとりとして同じカウンセリングはありません。
同じ患者さんでも毎回変わっていきます。
その時の状態に合わせたベストなアドバイスをすることが
私たち糖尿病専門クリニックの使命だと考えています。
★わん！ポイント★
だからこそ
「話」
がとても大事なのです。
その話は
よりよいアドバイスを探す手がかりになります。
ー適材適食ー
小園亜由美（こぞのあゆみ）｜管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
