先日の学会出席で京都へ行った時の話です。
恩師のところに行った帰りにせっかくなので
京料理が食べられるところを教えて頂き、
その日の夕飯にさっそく訪ねてみました。
雰囲気もよく、料理も美味しかったのですが、
ちょっとした「事件」がありました。
コースをお願いしました。
期待して待っていると、店員さんが運んできてくれました。
料理を出してくれる時に「ぼそぼそっ」と何か言ってます。
どうやら説明をしてくれているようなのですが
私の位置からは店員さんが離れていたので
上手く聞き取れませんでした。
美味しかったし綺麗だったので、
SNSにアップしようと思って
なんの料理なのかを知りたかったので
何度か聞き直したのですが結局聞こえず、
お店の雰囲気もあったので
大きな声で尋ねるのもどうかと迷っていたら
そのまま戻っていってしまいました。
気を取り直して写真を撮り、美味しく頂いていたところ、
次の料理が運ばれてきました。
が、
運んできたのは料理だけではありませんでした。
何故か「メニュー」も一緒に置いていくのです、
しかも料理の写真がずらっと並んだメニューです。
すると店員さんは「○○の△△になります」と言うと、
そのメニューの今持っていた料理の写真のところを
トントンと指差し、すーっと戻っていきました。
何が起きているのか判らない私、数秒。
答えは「写真入りメニュー」にありました。
そのメニューは英語、韓国語、中国語など
様様な言語で料理の名前や説明が書かれていたのです!!!
私、海外から来た観光客だと勘違いされた模様です・・・。
(心の声:えーーーーーーーーーーーーっ!)
それからと言うもの、
私は日本人だと告げるべきか、このまま旅行者を演じるべきか、
孤独で闘っていました。
相当迷いに迷ったのですが、決心しました。
次の料理が出された時が勝負です!
持ってきたのを確認しつつ、タイミングを見計らって
「ごまの風味がとてもいいです。」
と周りに迷惑とならないぎりぎりの声量で言ってみました。
すると、どうなったと思いますか?
無言で「あのメニュー」をすーっと持ち去って行ったのでした!
ここは京の都、世界的にも有名な観光都市です。
歴史的なものがたくさんある観光地です。
国内はもちろん世界中から多くの人が訪れます。
でもこんな時、どうしたらいいのでしょう。
・・・ちょっとした事件でした。
★わん!ポイント★
実はよく海外の人に間違われてしまいます。
そんな時、思うのです。
どこの国の人って思われているのだろう、と。
きっとあったかい東南アジア諸国のどこかかなって。
これも一応、食事にまつわる話という事で。
ー適材適食ー