今週のお題「最近おいしかったもの」
今週のお題「ほろ苦い思い出」
2024年1月26日金曜日。第27回日本病態栄養学会年次学術集会に参加するために私は京都にいます。烏丸大池の「松之助」でアップルパイを頂いた後に「護王神社」で足について祈願。そのまま「澤井醤油本店」へ行き、学会に出席。無事終了。その後、「祇園北川半兵衛」でお茶の飲み比べをしたあと、夜の「八坂神社」にお詣り、夕食を頂きたく現在に至る。
お腹が空きました。ここは京都。なので京都らしくて身体が温まる冬の美味しいものを頂こうと思います。
去年2023年の夏にお邪魔した「入山豆腐店」↓
そのときに入山さんから聞いた「森嘉」のお豆腐。
「ぜひ食べてみたい!」と思って、森嘉のお豆腐が食べられるお店を探しました。それがこちら↓
祇園うえもり
「森嘉」のお豆腐は店頭で販売されています。嵐山あたりだと味わえるお店はたくさんあるみたいなのですが、京都市内ではここ「祇園うえもり」しか見つけられませんでした。
なぜ「森嘉」のお豆腐をここで頂けるのか尋ねたところ、なんと「店長の自宅が「森嘉」の傍にあって、毎朝みずから購入してお店まで運んでいる」とのことでした!スゴイ!びっくりです!
湯豆腐用のお豆腐は湯豆腐専用、なんだそうです。こだわりを感じます。
メニュー
- くみ上げ湯葉
- 本鮪と引き上げ湯葉
- 湯豆腐
- 天ぷら盛り合わせ
- ひろうすの湯葉あんかけ
- ちりめん山椒ごはん 赤だし、香の物
- 和三盆のミルクプリン
湯豆腐と一緒に「ポン酢も温めて」いただきました。湯豆腐はトロトロ、一気に身体が温まりました!
「汲み上げ湯葉」と「引き上げ湯葉」は濃度が違うらしいのです。
実際に食べてみると、
- 汲み上げ湯葉・・・・トロトロ
- 引き上げ湯葉・・・・しっかり噛み応えあり
ゆば(湯葉、湯波、油皮、豆腐皮)
大豆の加工食品の一つ。豆乳を加熱した時の表面にできる薄皮でよく吸い物の具として使われたり、刺身と同様にそのまま醤油などをつけて食される。精進料理にも欠かせない伝統食材である。
汲み上げ湯葉
汲み上げゆばは、豆乳を加熱し、一番初めにうっすらと張ったゆば。 豆乳と共に汲み上げる、ごくわずかしかとれない稀少なゆばです。 薄く張ったゆばで、引き上げれないので箸などでつまむため“つまみゆば”とも言われます。 最初にしか取れない稀少なゆばは上品でいて、トロっと口の中に大豆の旨みが広がります。汲み上げゆば - 京・美山ゆば ゆう豆 | 京都宇治土産.com
引き揚げ湯葉
温めた豆乳の上に柔らかく張ったところを、竹串で引き上げただけのシンプルな湯葉です。
ひろうす
ゆり根や銀杏などの食材がゴロゴロと入っていて食べ応えがしっかりあった。
ひろうすとは
ひろうすとは水切りした豆腐に刻んだ野菜などを混ぜ込み、油で揚げた料理のことです。地域によって「がんもどき」や「ひりょうず(飛龍頭)」とも呼びます。
また地域によって名称が異なるのは、それぞれルーツが異なるためです。
がんもどきは江戸時代に考案されてできた精進料理の一つです。材料は豆腐ではなくこんにゃくを使い、雁の肉の味に似ていることが名前の由来となっています。
ひりょうずはポルトガルの伝統菓子である「フィリョース」が名前の由来です。フィリョースは小麦粉と卵を混ぜ、油で揚げて作った花の形をしたお菓子です。製法の一工程が「豆腐巻(とうふけん)」と似ていたために名付けられたとされています。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
京都で色々な豆腐を頂いてきました。豆腐なんてどこも一緒でしょ?!と思っているとモッタイナイです。豆腐も一丁一丁違うんです。食べてみないと、判りません!
ということで、1日目無事終了。明日2日目へ。
(つづく)
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。