立ってるだけでダイエット!
アメリカのクリニックの研究によると、
1日ただ6時間立っている、
それだけで56kcal多く燃焼する
という発表がありました。
身体を動かさず座ったままの姿勢が4時間増えるだけで、
- エネルギーの消費量を減少し、エネルギー代謝が悪くなる。
- 体脂肪を燃焼させるホルモンが不活性になる。
- インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」が起こり、血糖値が上昇しやすくなる。
- 血管の内皮機能が低下し、交感神経の働きが上がり、血圧が上昇しやすくなる。
- 脚の筋肉が衰え、肥満になりやすくなる。これらが相乗的に作用し、エネルギー代謝がますます悪くなる。
となり、
心臓病
2型糖尿病
肥満
がん
背部痛
認知症
うつ病
筋肉変性
などの病気になってしまうリスクが上昇するのです。
ただ座っているだけなのですが、
身体にとってこれだけの悪影響を起こしかねません。
座るのが良くない、というのではなく、
座り「続けて」身体を「動かさない」のが問題のようです。
飛行機や電車や車なので長距離移動をする場合に起こる
静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)、
いわゆる「エコノミークラス症候群」と同じです。
立つだけダイエットの具体的な効果も書かれています、
立ったまま過ごす時間を増やすことで、食事の摂取カロリーが増えないと仮定すると、1年間で体重を2.5kg、4年間で10kg減らせる計算になるという。
しかも簡単。
仕事の合間にたった「2分間」の休憩を取って
身体を動かす、たったそれだけです。
「仕事で座っている時間が長いオフィスワーカーは、仕事の合間にときどき2分間の休憩をとり、体を動かし、さらに、毎日30分ウォーキングをすると、動脈硬化や血栓の原因になる中性脂肪を大幅に低下できます」
他にも!
・ 仕事のミーティングなどは、電話や電子メールで済まさないで、相手に直接話す。
・ 1時間ごとに立ち上がり体操や運動をする。
・ ランチの時間には10~20分ほど歩く。
・ 休憩時間に歩く。家やオフィスの周りを歩くことを習慣にする。
・ ちょっとした用事があるときは、車でなく徒歩で行く。
・ エレベーターやエスカレータを使わず、階段を使う。
・ 家にはテレビのリモコンを近くに置かない。家事は立ったまま行う。
・ スーパーマーケットに買い物に行くときは、歩いて行ける一番遠い場所に駐車する。
これならできそう、じゃないですか?
全部じゃなくても、
出来そうなものから、始めてみませんか?
★わん!ポイント★
私たちの身体は、座るのではなく
立って活動しやすいようにできているんですね。
小さな積み重ねが大きな違いとなる、
そんなお話でした。
私も心がけて立つようにします!
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。