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適材適食 -てきざいてきしょく-

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724食目「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

2019年12月7日土曜日。福岡空港に来ています。

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

着陸したのは伊丹空港。今日は奈良で講演をさせて頂く予定。到着後そのまますぐ移動。夜の講演に備えてまずは腹ごしらえ。奈良名物を頂きます。それがこちら↓

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

塔の茶屋茶がゆ』です。

茶粥ちゃがゆ

米を茶で炊いた粥。
茶粥は茶を用いて作られる粥の総称で、米の他に野菜や芋、豆を入れる事が多い。江戸時代においてはかて飯の一種だったとも考えられるが、作り方によっては御馳走ともなった。地域によって自家製の番茶、ほうじ茶、粉茶が用いられ、塩加減も異なる。東海地方以西では普遍的な食べ物だが、特に「奈良茶粥」は古くから有名である。

茶粥 - Wikipedia

江戸時代。庶民の食べものと言えば米だったそうです。精米技術も発達し、気軽に米を食べることができるようになったそうです。当時は太陽が昇る頃には起き朝食を食べ、昼前に蕎麦などの中食を食べ、昼ご飯が一番ボリューミーで豪華。おやつに寿司などを食べるので、夕食はその日の朝に炊いたご飯=冷や飯にお茶をかけてお茶漬けでさらさらと言うのが江戸っ子の一般的な食生活だったそうです。

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

ご覧ください。とても豪華です!

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

お茶漬けでしょ?と侮ってはいけません。とっても美味しかったです!さらさらさらっと食べちゃえます。

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

奈良がぎゅっと詰まったようなおかず椀。

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

柿の葉寿司

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

デザートに葛餅

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

とっても美味しかったです!とっても奈良ならでは!でした★ゴチソウサマでした。

 

グルメの次は観光。奈良と言えばもちろん、

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

奈良公園鹿です。

 

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

奈良と言えば鹿ですが、でもなぜ鹿なんでしょう。

 奈良公園の鹿は公園内に鎮座する春日大社の神使であるとされ、春日大社創建の際、茨城県にある鹿島神宮の祭神・武甕槌命が白い神鹿に乗ってやってきたと伝えられています。この為、奈良公園の鹿は古くから手厚く保護されてきており、昔は殺めると厳しい刑罰を受けました。言い伝えでは誤って文鎮で鹿を殺してしまった子供が鹿の死骸とともに生き埋めとなり、その墓とされる塚は奈良公園に残されています(春日大社近くの菩提院)。

奈良公園の鹿【なぜいるの?数は?夜はどうしてる?】

 

一見無秩序に行動しているように見える奈良公園の鹿ですが、実はきちんと規則正しい生活をしています。まず日の出と共に餌場へ出勤。餌場というのはセンベイをくれる観光客がいる参道や公園内の草原です。ここで1日を過ごした後、夕暮れと共に泊まり場に移動して20頭前後のグループで夜を過ごします。ですから昼間鹿で賑わう参道も夜は鹿の姿は一匹も見られなくなります。

奈良公園の鹿【なぜいるの?数は?夜はどうしてる?】

 

ということで、使いの鹿たちに案内されながら!?世界遺産でもある春日大社にやってきました。

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

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「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

www.kasugataisha.or.jp

朱がとても印象的な春日大社。ところどころでたくさんの灯篭を見かけました。

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

灯篭の中でも軒先に吊すので釣灯篭つりとうろうというらしいです。それにしてもおびただしい数の釣灯篭です。そこで調べました。

灯籠は様々な願いを込めて平安時代から寄進されてきたもので、記録では雨乞いなどの際に村や集落がお金を集めて寄進することもあったと残されており、現在春日大社境内にある灯籠の数は約3000基(釣燈籠 1,000基・石燈籠2,000基)となっています。また燈籠自体は祈願成就の為に寄進されるものですが、その灯籠に灯される火にも神様に浄火を献じて祈願するという意味が込められています。後述してある「万燈籠」は正式には自らが寄進した灯籠に献火し祈願する意味が込められています。

平安時代末から行われてきた灯籠の寄進。寄進は現在においても可能でその値段は制作費から管理、万燈籠時の灯火なども含め釣燈籠で200万円、石灯籠は250万からとなっています。

江戸時代の頃、現在の大阪府門真市の村民が特産品のレンコンを奈良まで行商した際、盗賊に襲われる事件が発生しました。そこで村人達は奈良の春日大社へ燈籠を寄進し、御用提灯を授かったところ以来盗賊に遭わなくなったということです。本にはこのお話に登場する燈籠は現在も残っていると記されていました。

春日大社の燈篭【数は?寄進できるの?値段は?】

3000基もあるんですね!しかも1基200万円〜。えっと、3000基×200万円は、、、60億円・・・。も、もの凄すぎます。

 

2月と8月の年2回。3000基の灯篭全てに火が灯る万灯籠まんとうろうという祭があるそうです。

機会があれば是非見てみたいです!

 

 

★ぶー!ポイント★

「茶粥と鹿と灯篭と葛」奈良ならでは!【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

奈良・春日大社の石灯籠と置物のような生きている鹿。さすが春日大社の使い、絶好のインスタ映えポイントを知っていますね★ 灯籠も現代風に言えばイルミネーション★ 歴史的な奈良ってそうやって考えてみると実はとっても今風?なのかも知れませんね。

 

そしてこの後講演となりました。

kozonoayumi.hatenablog.com

 

 

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。