今週のお題「卒業したいもの」
ゴチソウサマでした!
の後は、使った食器を洗います。
ところで、あなたはスポンジの「硬かたい面」「やわらかい面」のどちらで食器を洗いますか?
食器用スポンジの正しい使い方 “やわらかい面”は洗うためじゃない!? 実は…【スーパーJチャンネル】(2024年3月6日)
スポンジの“よく落ちる”使い方です。やわらかい面とかたい面、より汚れを落とせるのはどちらでしょうか。寒い日にはおっくうになりがちな洗い物。そんな時の必需品であるスポンジですが、かたい面とやわらかい面、皆さんはどちらの面を使って洗っているでしょうか。
20代の女性
「汚れが強い場合はザラザラしている方から使う。そうじゃない時は無意識にフワフワの方」
「油汚れとか頑固なのは(かたい面)でこすりたい。ガラスとかコップは(やわらかい面)でも十分落ちる」スポンジ開発17年、試したスポンジは8000個以上。3Mジャパンの「スポンジ博士」こと原井さんに聞きました。
やわらかい面は洗うための面ではないといいます。
スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん
「やわらかい面は基本的に台所洗剤を付けて泡を立てるように使う側」なんと、スポンジのやわらかい面は洗剤を付けて泡立てるものとして作られているといいます。では、かたい面は…。
スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん
「かたい不織布の面を使って汚れを落とすのが良い」かたい不織布の面は洗うように作られていて、やわらかい面よりも汚れを落としやすいのです。その訳は…。
スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん
「繊維が複雑に絡み合った構造がバネのような働き、スプリング効果として凹凸した面に追従させることができる」スポンジのかたい面は不織布でできていて、細かい繊維が絡み合っています。この繊維が凹凸した面に沿って汚れをしっかりかき取ることができます。
20代の女性
「全部こっち(かたい面)なんですね。意識したことなかった」また、スポンジの保管方法についても教えてもらいました。
スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん
「風通しの良いところで接地面を少なく縦に置くとより乾きやすい」よく水を絞って立てて置く方が横に倒して置くより水切れがよく、衛生的に保てるということです。
スポンジの
- やわらかい面・・・洗剤を付ける
- かたい面・・・・・食器を洗う
という使い方が「正しい」らしいのです。
やわらかい面は食器などを洗う対象を傷つけないから洗う用、かたい面は例えば頑固な汚れ用となんとなーく思って使っていましたが、違うようです。
スポンジの種類
スポンジにも色々な種類があるようです。
貼り合わせハード
焼き焦げたコゲがついた鉄鍋などに使用。不織布面でコゲを落とし、スポンジ面は洗剤の泡立てやデリケートな食器洗い向き
貼り合わせソフト
握りやすく、キズをつけないソフトなタイプの不織布なので食器全般に適している。調理器具などの汚れのこびりつきを落とすのに〇
ネットスポンジ
柔らかい素材で、グラスや食器やプラスチック容器などに追従しやすく、油汚れ落としに向いている
スポンジ単体
銀食器やデリケートな素材のもの
不織布
スポンジとの貼り合わせがないので泡立ちはイマイチだが、焦げ付きの汚れ落としに最適
かめの子
ざる洗いや食材の泥、まな板
スパイラル
鉄鍋の焦げや五徳の焦げ
スチールウール
基本的にはスパイラルと用途は同じだが、より細かいところを洗うのに良い
メラミン
シンク周りや茶渋
柄付たわし
水筒用のボトル洗いや排水口を洗うブラシなどに使われる
「市場に出回っているのは、貼り合わせスポンジとネットスポンジが約7割を占めていて、よくこの2種類の使い分けに困る方がいます。前者はコシがあってしっかりとした握り心地でコゲ・こびりつき・茶渋汚れ向け、後者は柔らかいのでグラスやプラスチック容器にも追従しやすく、油汚れ向けです」
調べてみると意外とスポンジには種類があるんですね。そして種類が多いのは「用途に特化」している、とのことです。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
栄養とエネルギーのバランスの取れた食事の後は、後片付け。食器の汚れをしっかり落として清潔さを保つことも大事、ですね。そのためにも、スポンジを正しく使うようにします!
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。