インフルエンザの大流行がニュースになっています。
インフルエンザにならないために「マスク」はとても有用です。
実際に街中でもマスク姿の人を多く見かけます。
でも、中には
【間違ったマスクの付け方】
をしている人を見かけます。
クリニックの患者さんでも多く見かけます。
せっかくマスクをしているのに間違った使い方ではもったいないです。
【正しいマスクの付け方】を紹介しますので参考にしてください。
マスクの役目は「うつらない」「うつさない」ため。
今回使うのはこちら↓
いわゆる不織布ふしょくふ製の【プリーツタイプ】というもので一般的なものです。
みなさんもこんな感じのマスクを使っているのではないでしょうか。
マスクには
①不織布製立体型 立体裁断されている
②不織布製カップ型 鼻と口をドーム型で覆うもの
③ガーゼ製平型 平らなガーゼ
など様様な種類が出ています。
オススメは、
①不織布製立体型 立体裁断されている
②不織布製カップ型 鼻と口をドーム型で覆うもの
で、
③ガーゼ製平型 平らなガーゼ
は避けた方がよいでしょう。
マスクは「フィルター」が主な役目です。
- 外部からのウイルスや細菌を体内に入れないため
- 外部へ体内のウイルスや細菌を拡散しないため
に使用します。
ガーゼ製のものはこのフィルター効果が低いので、
より効果の高い「不織布製」のものを使いましょう。
また、マスクの「カタチ」も大事です。
外部と体内を隔離したいので、
より密着性の高いカップ型が最も効果が期待できます。
「うつさない」
「うつらない」
ためにも①②を使うようにしましょう。
*より詳しく知りたい場合は厚生労働省の資料をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/09/dl/s0922-7b.pdf
マスクの正しい付け方
では付けていきましょう。
1)手を石鹸などでしっかり洗う。
結構忘れがちなのが手洗い。
せっかくのマスクもウイルスや細菌の付いた手で付けても
効果が期待できません。
まずは石鹸などでしっかりキレイに手を洗いましょう。
これ、大事です。
2)上下を確認、針金の入っている方を上にする。
マスクを持った時に「硬く」感じる部分があります。
そちらを「上」にします。
マスクにも上下があります。
3)表裏を確認、プリーツを見る
プリーツのひだ部分が画像のように凸になるようにします。
こちらが外側、つまり表です。
これを間違えている人がかなりいます。
3)装着。
プリーツ部分を完全に伸ばしきってマスクを拡げてから、
顔にあてて、
鼻のあたりにある「硬い」部分を指で軽く押しながら
鼻のカタチに合わせるようにしてそのまま押さえておき、
反対の手で顎部分まで伸びているか確認します。
常に「鼻の部分を押さえながら」←ポイント★
両方の耳にかけていきます。
完成。
しっかり顔を覆っているのがわかるでしょうか。
- マスクの鼻の部分
- マスクの左右
- マスクの下
をちゃんと確認しましょう。
使用後もマスクの取扱いに注意。
マスクを外さなくてはいけない場面もあると思います。
そんな時、マスクの内側は絶対に触れないようにしましょう。
マスクを捨てる時も同じで内側には絶対に触れないようにしましょう。
マスクを正しく使って
風邪やインフルエンザの侵入を防ぎましょう!
なお、
マスクを使っていても
帰宅したら必ずうがいをしましょう。
↑これ重要★
★ぶー!ポイント★
インフルエンザ関連の記事です↓
- 予防方法、
- もしインフルエンザにかかったら?
- 風邪との違い
などを記事にしてあります。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。