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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

055食目「炒めにんじん」にんじんチャレンジ完

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五品目は炒めニンジン、というか「にんじん炒め」です。

 

にんじんはβカロテンが豊富というのは、

kozonoayumi.hatenablog.com

初回にお話しました。

そのβカロテンですが、水には溶けませんが

油に溶けやすい「脂溶性」の性質を持っているので

油と一緒に調理、摂取することで

より効果が発揮されます。

 

βカロテンを多く含んでいる食材はにんじんの他に

かぼちゃ、ブロッコリー、トマトなどの緑黄色野菜です。

 

βカロテンは体内、特に小腸で約1/3が吸収され、

体内で必要とされる分だけがビタミンAに変換されます。

ビタミンAをたくさん摂り過ぎると過剰症となりますが、

βカロテンの形で摂取すると必要な分だけビタミンAと変換されるのです。

おもしろいですね。

 

 

ビタミンAとしてβカロテンは

・頭髪の維持

・視力維持

・粘膜の維持

・皮膚の維持

などの働きの他、抗酸化作用による

・風邪などの予防

・動脈硬化の予防

・がん予防 がん抑制

などの働きを持つと言われています。

 

ということで、

βカロテンが豊富なにんじんは

油で調理して頂くのが効果的!です。

 

『え?油って身体によくないし、太るでしょ・・・』

 

半分あっていて、半分違っています。

油は種類や使い方によっては身体に悪影響を及ぼします。

しかし、油、正確には「脂質」も身体に必要な成分です。

・コレステロール値が上がる

・血液の流れが悪くなる

・太る

などあまりいいイメージのない脂質ですが

身体にとっては欠かすことのできない栄養素です。

 

脂質は

・少量で多くのエネルギーを生みだします。

・身体を制御する各種ホルモンの原料となります。

・脳細胞の材料となります。

・脂溶性ビタミンの摂取効率を上げます。

などの働きを持っています。

 

大事なのは摂取する「量」です。

そして量については、

脂質だけでなく、

他の栄養素であるタンパク質、糖質。

さらにビタミンやミネラルについても

「適量」という意味では同じです。

 

そこで私のブログタイトル「適材適食」に繋がります。

ですが、今回はここまで。

これから少しずつ、判りやすくお話していこうと考えています。

 

さておまちかね(!?)私のおかずはこちら↓

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これ、おいしいのでオススメです。

にんじんを炒めて、

ツナを入れて、

卵とじにしています。

味付けはだし醤油です。

 

 

 

 

 

★わん!ポイント★

βカロテンのような栄養素で

健康な身体を維持促進してくれるのが

「野菜」や「果物」です。

 

ちなみに。

私は正直にんじん、それほど得意ではありません。

これだけ特集しておきながら、ですがw

でも、旬の時期の野菜は別です。

冬の今、旬を迎えていたにんじんでチャレンジしてみました。

生、蒸す、焼く、煮る、炒めるなど

調理の仕方を工夫することで、

色色と楽しめるということが伝われば、とても嬉しいです。

 

 

 

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。