2019年12月14日土曜日、福岡・天神で行われた第66回 福岡糖尿病セミナーに参加しました。
***過去分***
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テーマ「食育」*チラシはこちら
【一般演題】
座長
勝田 仁 先生 (九州大学病院)
虎石 顕一 先生(さくら病院)
1「子供のHbA1cの実態調査」
飯西 美咲 先生(宇美町役場 健康づくり課)
2「保険薬局薬剤師による食育へつながる活動」
北尾 美帆 先生(総合メディカル株式会社 北野調剤薬局薬剤師)
3「小児専門病院における食育・栄養指導の実際」
下村 瑞代 先生(福岡市立こども病院 栄養管理室 副室長)
4「正常血糖はいかにして糖尿病へ進んでいくのか~75gOGTTをふまえた考察~
林 恭加 先生 (医療法人社団シマダ 嶋田病院 糖尿病内科)
【特別講演】
座長
赤司 朋之 先生(医療法人社団シマダ 嶋田病院 糖尿病内科)
「日本人の食習慣の欧米化と疾病構造の変化~在来日系人医学調査の成績より~」
米田 真康 先生(広島大学 大学院 医学系科学研究科 糖尿病・生活習慣病予防医学 寄付講座 教授)
生活習慣の欧米化と肥満・糖尿病
日系米人は日本人に比べ、高動物性脂質、高単純糖質を摂取しており、肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病の有病率が高い。
生活習慣の欧米化とインスリン抵抗性
日系米人は日本人より頸動脈のIMTが肥厚しているが、1998年の時にくらべ、2012年ではその差は縮まってきている。
生活習慣の欧米化とインスリン抵抗性
日系米人は耐糖能異常や肥満はなくてもインスリン抵抗性を生じているが、腸内細菌組成など腸内環境の変化が関連しているかもしれない。
幼少期~青年期の生活習慣と肥満・糖尿病
日系米人の中でも一世より二世以降は肥満者割合が高いが、子供時代を日本で過ごした経験のある二世以降は将来の肥満の発症が抑制される。しかし糖尿病の発症は抑制されない。
★ぶー!ポイント★
*大人も子どもも基本的な指導は同じである。
*人種に違いがなくても生まれ育った生活環境によって大きな違いが出てくる。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。