新型コロナウイルス感染症の治療薬候補として注目を集めているアビガン。2020年4月27日に行われた衆議院本会議で安倍晋三首相は
我が国が開発したアビガンについては、すでに2000例以上の投与が行われ、症状改善に効果があったとの報告も受けています。希望する患者の皆さんへの使用をできる限り拡大にすると共に、可能な限り早期の薬事承認を目指すべく努力をしております
と発言しています。元々、抗インフルエンザ薬のアビガンですが、投与後の結果ではいい報告が届いているのはみなさんも知っていると思います。
一方で、抗インフルエンザ薬として処方許可が出ているアビガンには強い副作用があり、妊婦への使用は禁止されています。
また、新型コロナウイルス感染症が重症化した患者には思いの外効き目が弱く、軽症・中等症に効果が出ている、というデータも発表されています。
そんな中、こんな話が発表されました。
「福岡県方式」で新型コロナ治療の効率化を目指します。
新型コロナの治療薬として期待される「アビガン」について、福岡県医師会が30日、主治医などの判断で患者に投与できるよう、今月中旬、県に要請したことを明らかにしました。
アビガンは、患者ごとに各病院の倫理審査委員会の承認が必要で、現在は限られた病院でしか使われていません。
「福岡県方式」として、早ければ来月末までに県が国の中央倫理委員会に申し入れます。そこで了承が得られれば、すぐに主治医の判断での投与が実現するということです。
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つまり、街のかかりつけ医=いつものクリニックの主治医の判断でアビガンを処方できるようになる、という話です。
ハッキリしたルールなどの説明がないので断言はできませんが、まるでインフルエンザの治療のように、受けられるかもしれません。
インフルエンザの場合は、高熱や咳などの症状があるので内科を受診します。問診を受けた上で、インフルエンザ検査を行います、綿棒のようなもので鼻の中をグリッとするアレです。少し待って検査結果が出て、インフルエンザだった場合はタミフルなどの薬が処方されます。みなさんも一度は経験があると思います。
それと同じような治療形態を福岡では実現しようとしています。
ーーー感染しちゃうかもしれない!!!
それはインフルエンザも同じです。感染症はうつさないように、うつらないようにしなくてはなりません。そこにはインフルエンザよりもより厳しいルール設定が設けられるかも知れません。
早ければ2020年5月末から、とのこと。動向に注目です。
★ちゅー!ポイント★
他にも問題はあります。治療を行うために、感染を拡大してしまうのでは全く意味がありません。危険はできる限り、可能な限り、考えられる限り、排除しなければなりません。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。