母校の用事も済んだので、夕食食べにきました。本当は本店に行こうと思ったのですが時間が遅かったので、四条に来ました。
今夜はこちら、御用蕎麦司 本家尾張屋です。
御用蕎麦司 本家尾張屋は今から500年以上前から京の街にあり、京一番の老舗蕎麦屋だそうです。
お品書き。
ということで、尾張屋さんで人気のこちら↓
名物 宝来そば です。
五重の中にはおそばが入っています。それとは別に薬味として
- エビのあられ揚げ
- 海苔
- 錦糸玉子
- シイタケ
- ネギ
- ゴマ
- ダイコンおろし
- ワサビ
が一皿ついてきます。さてどう食べるのかというと、ちゃんと食べ方が書かれた紙がついてきます↓
①お好みのお薬味を、お蕎麦の上にのせて下さい。
②壺のお出汁も、直接お蕎麦にかけてお召し上がり下さい。
③最後に、お湯吞に急須の蕎麦湯を注いで、桜湯としてお楽しみ下さい。
とあります。
宝が来ると書く宝来そばの名前の由来ですが、
かつて蕎麦は宝を集める縁起の良い食べ物として、別名「宝来」と呼ばれていました。室町時代のこと、金箔職人が仕事の後で、部屋に散った細かな金箔を集めるために蕎麦粉を撒いて、篩にかけて飛び散った金箔だけを集めていました。蕎麦粉が金=宝を集めることから、「縁起が良い」ということで「宝来」と呼ばれるようになり、大晦日などに蕎麦を食べる風習が広まったといわれています。
おめでたい食べ物として蕎麦を召し上がっていただこうという十四代目の思いは、暖簾や器、マッチなどに「寶」の図案が使われていることからも伺えます。また十四代目が考案しました料理に当店を代表する「宝来蕎麦」があります。ぜひ一度、本店で宝来蕎麦をお召し上がりになってみてください。
*この他晦日蕎麦の由来として、蕎麦が細く長いので、長寿や一家の繁栄を願うためにいただいた、という説や、江戸時代の商家では毎月晦日(末日)の集金で忙しかったため、立ってでも食べられる蕎麦を晦日に食べた習慣が大晦日のみ残った、という説、そして鎌倉時代に博多で飢饉が起きた際の年の瀬に、承天寺で「世直し蕎麦」と称して、庶民に「そば餅」を焼いて配った説などいくつかの説がある。
とあります。色色な味を自分好みに楽しめる縁起のよい蕎麦なのです。蕎麦はしっかりとした歯ごたえがあります。とても美味しかったのですが、ちょっと量が多めです。
本家尾張屋さんは饅頭が始まりだったそうです。閉店近くに伺ったのでゲットできませんでした。
とても美味しかったです!ぜひ1度お召し上がりください。
★ぶー!ポイント★
今から500年前というと、戦国時代です。想像もできません。そんな頃からここ京の都にあったなんて。そして現代、今私がそのお店に行って美味しい蕎麦をご馳走になってるなんて、不思議です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。