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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1059食目「出会った者は誰もが絶叫するカサカサ忍び寄る黒光りしたヤツの名前」ゴキブリって間違えから付いた名前なんだって。

「出会った者は誰もが絶叫するカサカサ忍び寄る黒光りしたヤツの名前」ゴキブリって間違えから付いた名前なんだって。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

タイトル通り、ヤツの話です。

最初に言っておきますが、私は大の苦手です。本当に嫌いです。見かけたら正直ダッシュで逃げます。

でも、ふと思いました。なんでゴキブリっていうんだろうって。セミ、カタツムリ、カブトムシ、トンボ、チョウチョ、アリなどとは全く違う名前だと思ったのです。そこで調べてみました。

ゴキブリ

昆虫綱ゴキブリ目 (Blattodea) のうちシロアリ以外のものの総称。シロアリは系統的にはゴキブリ目に含まれるが、「ゴキブリ」に含められることは無く、伝統的には別目としてきた。
なおカマキリ目と合わせて網翅目 (Dictyoptera) を置き、Blattodeaをその下のゴキブリ亜目とすることがあるが、その場合、ゴキブリはゴキブリ亜目(のうちシロアリ以外)となる。

ゴキブリ - Wikipedia

え?ゴキブリってシロアリと近しいんですね、知りませんでした。

ちなみに上記にあるblattaria(=ブラッタリア)はゴキブリ類の事を意味するスウェーデン語のようです。英語ではcockroach(=コックローチ)と言うそうです。ゴキブリって外来語だと勝手に思っていましたが、違うようです。

そこで由来を調べてみると、

ゴキブリ

御器噛り(ごきかぶり)」が転じた語。
御器とは食物を盛るための椀のことで、噛りは「かぶりつく」など「かじる」意味である。ゴキブリは残飯だけでなく、椀までかじってしまうことから、このような命名がされた。

ゴキブリ - 語源由来辞典

食器の中に入り込み、中の食べものにいる。。。食器の中のものにかぶりついていることから名前が付いた、なるほど!納得です。

「ごきかぶり」から「ごきぶり」への変化は自然変化ではなく、誤記によるものである。
岩川友太郎氏の『生物学語彙』(1884年刊)で、誤って「ゴキブリ」の振り仮名が付けられ、松村松年の『日本昆虫学』(1898年刊)でも先例を受けて「ゴキブリ」としたため、誤った名称が標準和名として定着した、とゴキブリ変化の誤記っぷりが、小西正泰の『虫の博物館誌』(1993年刊)で紹介されている。古くは、ゴミを意味する「芥(あくた)」から「芥虫(アクタムシ)」といった。「角虫(つのむし)」とも呼ばれていたが、この名は角が触覚を意味したのか、カブト虫やクワガタ虫と混同されていたのか定かではない。

ゴキブリ - 語源由来辞典

「ごきかぶり」とするところを「か」抜きの「ごきぶり」と間違った読み仮名を振ってしまったためにそれが定着したんですね!そーなのかっ!

 

夏は虫が元気に活動する季節。すっかりセミ時雨は聞こえなくなってしまいましたが、これからは秋の虫の声が聞こえてきます。とは言え、夏は虫に注意です。こちらのサイトを参考までに貼っておきます↓

ゴキブリそのものよりも、ゴキブリを初めとした虫が食べものや食器に病気のもととなる病原菌を持ち運んでいる可能性があるとのこと、注意したいものです。

 

 

★ちゅー!ポイント★

名前の由来を知ったからと言って、絶対に仲良くはなれはしません・・・。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。