今週のお題「懐かしいもの」
あなたは揚げ物、好きですか?
年齢を重ねると揚げ物は苦手ー、なんてよく聞きますね。もちろん、逆にお子さまをはじめ若い人には人気という感じ、ありますよねー。
揚げ物にも色々ありますが、「カツ」と「フライ」の違いについて、あなたは説明できるでしょうか。興味深い記事を見つけましたので紹介します↓
「トンカツ」に「チキンカツ」に「エビフライ」 約2割がその違いを知っていると回答
サクッと揚げたてがおいしい「フライ」や「カツ」。当たり前のように使い分けている言葉だが、その違いは何なのだろうか。
「フライ」と「カツ」の違いを知っている
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で22.6%の人が「“フライ”と“カツ”の違いを知っている」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は23.8%、女性は21.5%という結果になっている。肉には“カツ”がつく気がするが…
編集部が話を聞いた40代の女性は、「正解はわかりませんが、トンカツとかチキンカツなど、肉には“カツ”がつく気がします。フライはエビフライとか…」と、自信がない様子。たしかに普段使っている呼称では肉類を揚げたものを「カツ」、魚介類を揚げたものを「フライ」とするのがしっくりくるように感じる。「フライは揚げたもの」で「カツは焼いたもの」
もともとは、フライは揚げたもので、カツは焼いたものだったという。フライは油をたっぷり使って高温で揚げた料理を指す。一方、カツには語源となった「コートレット」というフランス料理ではたっぷりのバターを使って牛肉を揚げ焼きにする。この料理名が転訛して「カツレツ」と呼ばれるようになったようだ。しかし、コートレットもフライと同じように小麦粉や卵、パン粉をまぶしてからバターを溶かしたフライパンで揚げ焼きにすることから、出来上がった姿はフライとなんら変わらないように見える。「ポークカツレツ」がトンカツと呼ばれるように
また、牛肉とバターの組み合わせが当時の日本人にあまり好まれなかったことから、銀座にある老舗洋食店・煉瓦亭のシェフが肉を豚に変え、バターを普通の油に変えた「ポークカツレツ」を考案したところこれが大ヒット。これが次第にトンカツと呼ばれるようになり今に至っている。そもそもは調理法が違う2つの料理であったが、いつしか調理法の違いもなくなり、肉を揚げたものを「カツ」、魚介類や野菜などを揚げたものを「フライ」と呼ぶようになったということのようだ。揚げ物の「フライ」と「カツ」一般的な使い方の違いを知っている人は2割 本来は“調理方法”に違いがあったが… – Sirabee
確かにっ!
同じ揚げ物でも色々な言い方、名前がありますねー。まずは、揚げ物とはどんなものを指すのかというと、
揚げ物(あげもの)
あるいは揚げ料理(あげりょうり)とは、高温の多量の油の中で食材を加熱調理した料理、またその調理技法をいう。英語ではdeep fryといい、この影響から日本でも一般にフライとも呼称される。中国語では炸(ジャー、zhá)という。フランス料理における揚げ物はfrites(フリート)である。
熱した油の中に食材を入れるもの、それが揚げ物という定義のようです。
では、タイトルにもなっている「カツとフライ」とはどんなものを指すのでしょうか。
まずはカツから。
カツ
食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)や魚介類などの素材にパン粉をつけて、油で揚げた日本の料理の一種。カツレツの略とされる事もある。
「豚カツ」が代表的な料理であり、単に「カツ」と言った場合に「豚カツ」を指す事がある。これは、材料の肉の違いにより「牛カツ」「鶏カツ」などと呼ばれる揚げ物料理の総称である。魚介類を材料とした場合はフライと呼ばれる事がある。また、具材を練ってからカツにする場合は、具材が挽肉であればメンチカツ、ジャガイモであればコロッケ、魚であれば魚カツなどと呼ばれる。
世界最大の英語辞典であるオックスフォード英語辞典には2024年の改訂より「katsu」が追加されたが、「肉(通常は鶏肉)を揚げてカット」したものと解説されており、英語圏で単に「カツ」と言った場合、「チキンカツ」を指すのが一般的である。
カツ=カツレツの略語=食肉や魚介類にパン粉をつけて油であげたもの
ということ。
次にフライはというと、
フライ
おもに魚貝類や野菜などの食材にパン粉をつけて、多量の食用油で揚げたもの。またはその調理法。「油で揚げる」ことを意味する英語 deep-fry を語源とした和製英語であり、日本で独自に発展した西洋風料理(洋食#日本固有の洋食)の一つに数えられる。
フライは食肉ではなく、魚介類か野菜を油で揚げたもの
ということ。
つまり、
カツとフライの違い
食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼び、豚肉・鶏肉・牛肉などの場合は「カツ」と呼び分けるのが普通である。ただし、スコッチエッグフライなど、肉料理の中にも「フライ」と呼ばれるものがある。また、具材を練ってからフライにする場合は、ジャガイモであればコロッケ、魚であれば魚カツなどと呼ばれる。
なるほどなーって感じですね。
一応、念のために代表的な揚げ物を確認してみましょう。
トンカツ
豚カツ(とんかつ)
厚みのある豚のロースやヒレのスライス肉を、小麦粉・溶き卵・パン粉をまとわせて食用油で揚げた日本料理である。表記は、「とんかつ」・「とんカツ」・「トンカツ」・「豚カツ」など様々である。単に「カツ」と書かれることもある。カツはカツレツの略である。
チキンカツ
チキンカツ(英語: chicken katsu)、チキンカツレツ(英語: chicken cutlet)または鶏カツ
鶏肉に小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして、多量の食用油脂を用いて揚げた料理。「豚カツ」・「牛カツ」の素材を鶏肉(チキン)とした日本の料理。
エビフライ
エビフライ(海老フライ)
海老を多量の食用油で揚げた日本発祥の料理である。日本で開発されたフライ料理の一つであり、代表的な洋食料理である。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
ちなみに
トンテキ
四日市とんてき(よっかいちとんてき)
三重県四日市市の名物料理として知られる豚肉のステーキ(=とんてき)である。
ウスターソースなどを使って作った黒みを帯びたソースを分厚く切った豚肉のソテーにからめたスタミナ料理の一つである。グローブ焼(グローブやき)またはグローブという呼称を用いることもある。この「グローブ焼」という名称は、豚肉を食べやすくするため、手のひらの形に切れ込みを入れていることに由来する。
というのもあったり。
さらに調べると、
ーーーカツレツを略したのが「カツ」って紹介しましたが、
カツレツ
カツレツ
フランス料理のコートレット (côtelette)を日本風にアレンジした洋食(日本の料理)の一つである。côteletteの発音が日本人にはカツレツと聴こえるため、コートレット自体をカツレツと呼ぶこともある。
というような解説もあり、結構ぶれていますねー。
いい機会なので、揚げ物、もう少し調べてみます。
(つづく)
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。