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適材適食 -てきざいてきしょく-

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752食目「大和まなサンって誰?」大和の国・奈良で見つけた伝統野菜

「大和まなサンって誰?」大和の国・奈良で見つけた伝統野菜【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

今回は2019年12月に関西へ行った時の話です。

 

 

大和まなサンって知ってますか?

まるでアイドルグループにいそうで、ヴァーチャルユーチューバー的な響きですが、大和伝統野菜の仲間なのです。

「大和まなサンって誰?」大和の国・奈良で見つけた伝統野菜【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

大和やまとの国・今の奈良周辺で伝統的に作られている野菜を大和野菜と呼ぶそうです。

 

大和野菜(やまとやさい)

現在の奈良県]旧大和国)で生産されている野菜のうち、奈良県農林部が「大和野菜」と認定したものである。

奈良県は地形と気候から見て奈良盆地、大和高原、吉野山地と変化に富む3つの地域におおまかに区分できる。太古の湖であった奈良盆地は全国有数の肥沃な土地であり、また、いずれの地域も内陸性気候で昼夜の寒暖差が大きい。このため味の良い多様な農作物が育つ風土に恵まれている。有史以来、大和国は国の中心であり、784年に都が長岡京に遷された後も大社寺が栄えたため、農産物をはじめとする物品が全国から集まり、土着化して食文化の中に根付いてきた。さらに、古代の灌漑技術や条里制、近世の「田畑輪換[注釈 1]」の成立とため池の構築、近代には明治三老農のひとり中村直三に代表される篤農家の輩出や「奈良段階」と称賛された生産性の高さ、そして現代、2011年奈良県産ヒノヒカリの食味ランキング特A全国トップ3獲得に象徴されるように、大和国は常に農業先進地であった。奈良県内では、このような大和国の風土と歴史、文化に根ざした多種多様で個性的な在来野菜が作り継がれてきたが、栽培や収穫に手間がかかり大規模生産と流通に向かないため、高度成長期以降、一般的な品種が栽培されるようになっていった。

大和野菜 - Wikipedia

たくさんの種類があるのですが、大和まなはそのひとつです。

大和まな
奈良県で古くから作られていた切葉真菜で、ひたし、和え物、煮炊き、漬物など用途が広い。2~3度霜に会わせてから食べると非常に甘みが高まり、独特の風味がある。2005年(平成17年)10月5日認定

大和野菜 - Wikipedia

奈良県の公式サイトにも紹介されています。

 かつては、油とり用に栽培されていたものが、漬け菜として利用されるようになった。葉は大根葉に似た切れ込みがあり、濃緑色、肉質柔らかく、甘みに富んでいる。平成21年には、黄化しにくい新品種が開発された。

 

「大和まなサンって誰?」大和の国・奈良で見つけた伝統野菜【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

漢字で書くと大和真菜。旬は12月から2月頃まで、真冬の葉物野菜ですね。見るからに葉っぱの形がアブラナ科

 

「大和まなサンって誰?」大和の国・奈良で見つけた伝統野菜【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

油揚げと一緒に煮浸しにしました。見た目もそうですが、味も食感も小松菜のような感じでした。大和まな自体は癖もなく色々な料理に合うと思いました。

 

 

★ちゅー!ポイント★

ずっと昔から引き継がれてきた伝統野菜には、その土地の特徴や風土が育てたオリジナル。今回も奈良で伝統野菜を見つけることができました。

 

 

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。