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11月23日は小ネギの日。
って、そもそもネギではなく、小ネギってなんでしょう。
国産小ねぎ消費拡大の日
毎月23日。小ねぎ主産県協議会が制定。国産小ねぎの消費を振興する。11月23日は「小ねぎ記念日」であり、そのPR期間を毎月23日に拡大したもの。
小ネギ主産県協議会が発端のようです。小ネギ主産県協議会とは↓
小ねぎの主産6県(JA全農みやぎ・JA静岡経済連・JA高知県・JA全農ふくれん・JAグループ佐賀・JA全農おおいた)は、『小ねぎ主産県協議会』を組織し、国産小ねぎの生産・消費拡大に取り組んでいます。
『小ねぎ記念日』(11/23)に向けて、11月15日(月)、東京青果卸売場にて展示会が開催されました。イベント会場では主産県の東京事務所の方々が協力し合って、商品展示やお客様の説明を行うなど小ねぎPRに努めていました。各県の小ねぎは周年出回っていますが、揃って見比べる機会はほとんどなく、お客様はそれぞれ商品の特徴を改めて確認していました。
宮城から大分まで結構広範囲ですね。
11月23日は小ねぎ記念日♪「やっこねぎ」の収穫本格化
JA高知県香美地区管内では「やっこねぎ」の栽培が盛んで、JA高知県香美地区園芸部やっこねぎ部会では部員95戸が約35ヘクタールで栽培しています。香美市土佐山田町が発祥のやっこねぎは、県内で生産する小ねぎの中でも最も生産量が多く、香りも歯触りもとてもやわらかいのが特徴です。今年の品質は、昨年並みに良好で1,600トンの出荷を目指しています。*「やっこねぎ」メモ・名前の由来*
①小ねぎの種に「奴」という品種があったこと
②やっこ凧が空に舞い上がるように価格も上がれと願ったこと
③冷や奴のやっこ
小ネギとは?
小ねぎ(こねぎ)
青ネギ(葉ネギ)を若取りしたものである。細ねぎ、万能ねぎなどとも呼ばれ、品種や産地によって呼び名はざまざまである。
通年流通しており、主に料理の彩りや薬味、汁ものなどに使われる。緑色の葉の部分はβ-カロテンが豊富で、緑黄色野菜に区分されている。 葉鞘径が5ミリメートル (mm) 程度、長さ50センチメートル (cm) 程度のものが一般的で、100グラム (g) 単位で袋詰めされた形態で市販されていることが多い。アサツキ(浅葱)と姿が似ており、地方、特に関東以北ではとの混同がしばしばみられる。
青ネギ・葉ネギとは、一般的ないわゆる「長ネギ」のこと。その長ネギが芽を出してまだ生長仕切る前に収穫したものを小ネギと呼ぶ、ということです。
小ネギの産地
産地
各地の農業協同組合でブランド化が図られており、下関市の安岡ねぎ、福岡県朝倉市の博多万能ねぎ、佐賀県唐津市のうまかねぎ、大分県の大分味一(あじいち)ねぎ、高知県のやっこねぎ、宮城県の仙台小ねぎ、名古屋市のなごやっこ葱など各地で栽培されたものが流通している。
ということでさらに詳しく各地のネギについての説明がありました↓
各地の小ねぎ
九条細ねぎの改良品種で、青ネギを早どりしたものである。特に「博多万能ねぎ」がよく知られている。博多万能ねぎ
福岡県 JA筑前あさくら 博多万能ねぎ部会
福岡県朝倉市で栽培されている小ねぎ。日本初の空輸野菜「フライト野菜」として、全国に出荷されており、もともと白ネギ文化だった関東へ青ネギ文化を広めたのはJA筑前あさくらの博多万能ねぎ部会である。その功績もあり、1986年(昭和61年)に第15回日本農業賞、第25回全国農林水産祭で天皇杯を受賞している。「万能ねぎ」は商標登録されており、万能ねぎと呼べるのはJA筑前あさくらから出荷された「博多万能ねぎ」のみである。「生でよし、煮てよし、薬味によし」と三拍子揃っていることから、「博多万能ねぎ」と命名された。安岡ねぎ
山口県 JA山口県 下関小ねぎ部会
「ふくねぎ」とも呼ばれる。東京ではふぐとの関係で、魚市場で取引される。主に、福江、横野地区で栽培されている。ハウスの中で水を調節しながら育てる。また、成長に応じて中ねぎ、大ねぎとしても横野地区にあるJA下関の青果市場に出荷している。その他、各種ねぎを栽培しているが、総称して安岡方言で「ネブカ」と呼んでいた。下関のふぐ鍋の定番ネギであり、ふぐ鍋以外にも、うどん、瓦そばなどにパラパラとふりかけても美味しい。うまかねぎ
佐賀県 JAからつ うまかねぎ部会
日本三大松原のひとつ、虹の松原に抱かれた佐賀県唐津市で育ったブランド小ねぎ「うまかねぎ」。小ねぎは青ねぎを若取りしたもので、薬味の王様として九州の食文化に根付いています。「うまかねぎ」は緑色が濃くて香り高く、歯肉がしっかりとあるので刻んでも輪がつぶれず、シャキッとした姿が特長です。適度な辛味と甘味があるので、お料理の立役者としてはもちろん主役として使うのもおすすめです。大分味一ねぎ
大分県 JA中津下毛 大分味一ねぎ部会やっこねぎ
高知県 JA高知県 香美地区園芸部やっこねぎ部会仙台小ねぎ
宮城県 JAみどりの 仙台小ねぎ部会なごやっこ葱
名古屋市 JAなごや 丸前出荷組合
水耕栽培で作られており、名古屋市立の小学校給食にも使われている。鴨頭ねぎ(こうとうねぎ)
九条葱の最も細いもので、「高等ねぎ」ともよばれている小ネギの高級品種。山口県や福岡県で栽培されている。極立性で伸びの良いF1品種で、緑色が濃く、小葱用品種のうちの一本系で分蘖はしない。ふぐ料理に欠かせないことから、通称「ふぐねぎ」ともよばれている。
小ネギのルーツ?
九条葱(くじょうねぎ、九条ねぎ、九条ネギとも)
日本の青ネギ(葉ネギ)の一種。京都府により「京の伝統野菜」に指定されている。京都市南区九条地区が主産地であったことからその名がついたが、現在では京都府各地で生産している。
小ネギ→青ネギ・細ネギの未成熟なもの→九条ネギの仲間の九条細ネギ
という感じでしょうか。
▼九条細ネギ
九条ネギなら以前記事に登場しています↓
★がぉー!ポイント★
色々な料理や場面で活躍してくれる小ネギ。彩りだけでなく、薬味としてもとても優秀な小ネギ。これからの季節、鍋物などで大活躍しちゃいますね。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。