アカモクフノリマツモ。これ、カラダにいい呪文なんです!?
アカモク、フノリ、マツモ。実はどれも海藻の名前です。海藻というとコンブやワカメがメジャーですが他にもたくさんあります。先日岩手に行った際に出会うことができました。
それではひとつずつ紹介していきます。
アカモク
アカモク(学名:Sargassum horneri (Turner) C.Agardh)は、褐藻綱ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻である[1]。北海道(東部を除く)から日本全土の漸深帯(浅海)に分布し、朝鮮半島、中国及びベトナム北部にまで分布する。
1年生で、秋から冬に生長し、4-7mの長さに達する。雌雄異株である(まれに雌雄同株の個体がある)。
秋田県では「ギバサ」、山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼び食用にする。
収穫した赤褐色の生の段階で強い粘りを持つことが特徴であり、腐敗を防ぐため収穫してすぐに茹で上げ、鮮明な緑色のものが販売商品として流通している。
フノリ
フノリ(布海苔、布苔、布糊、海蘿)は、真正紅藻綱スギノリ目フノリ科フノリ属に属する海藻の総称。「布海苔」と漢字で書くこともあるが、ひらがなやカタカナで表記されることのほうが多い。貝原益軒の『大和本草』の中では「鹿角菜」や「青角菜」と記されている。中国語では「赤菜」と書かれる。フノリ属にはマフノリ、フクロフノリ、ハナフノリなどがある。マフノリはホンフノリと呼ばれることもある。マフノリ、フクロフノリなどは食用とされ、狭義にはこれらのみをフノリと呼ぶこともある。
岩礁海岸の潮間帯上部で、岩に付着器を張り付けて生息する。日本全国の海岸で広く見られる。
マツモ
マツモ(Ceratophyllum demersum)は、スイレン目マツモ科に属する水草の1種。金魚藻として知られる植物の一つ。季語、三冬。
食用な褐藻海藻であるイソガワラ目イソガワラ科(Ralfsiaceae)マツモ属(Genus Analipus)のマツモ(Analipus japonicus (Harvey) Wynne)とは全くの別種である。
マツモは淡水と海水にまったく別の種類の植物なのに同じ名前のものがあるそうです。
海水マツモ↓
ということで、3種類紹介しました。これから美味しい食べ方を調べたいと思っています。
★ちゅー!ポイント★
食物繊維と言えば野菜、というイメージがあると思いますが、海藻にも食物繊維がたくさん含まれていて、低カロリー、ミネラルも豊富です。
ただし、多くの海藻にはヨウ素が含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの素材となります。なので、甲状腺治療中の人は必ず医師か管理栄養士に相談してください。
また、ホンダワラ科に属するアカモクやヒジキなどにはヒ素が含まれています。ヒ素は人にとって有害です。そのため生食は絶対に避けてください。ただヒ素は茹でるなど調理をしっかり行うことで除去することができます。 珍しい海藻などを食べる時は充分調べてから調理を行うように心がけましょう。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。