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適材適食 -てきざいてきしょく-

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571食目「加賀藩藩士の名前を引き継ぐ主計町は活きたノスタルジー」主計町(かずえまち)茶屋@初金沢の旅③

「加賀藩藩士の名前を引き継ぐ主計町は活きたノスタルジー」主計町(かずえまち)茶屋@初金沢の旅③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

***前回***

kozonoayumi.hatenablog.com

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主計町茶屋街にやってきました。

主計=しゅけい=経理とか会計とかイメージしますが、ここでは主計町と書いて「かずえまち」と読むそうです。

観光ガイドには「主計町茶屋街」と書かれていますが、主計町と茶屋町は近くにありますが別の地区のようです。

 

 

まずは茶屋街から。

茶屋街という名前から昔はいわゆる遊郭だったようです。とても詳しく判りやすい説明のサイトを見つけましたのでよかったら↓

 

kanazawamachigation.com

 

なのでここは「ひがし茶屋街」ってことのようです。

 

「加賀藩藩士の名前を引き継ぐ主計町は活きたノスタルジー」主計町(かずえまち)茶屋@初金沢の旅③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

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志摩しま

文政三年(1820)茶屋町創設当初に建てられた茶屋建築である。「茶屋建築」は二階を客間(座敷)とするため、二階部分を高くつくり、通りに面して高欄と張りだしの縁側を設けているのが特徴である。

一、二階の座敷廻りには要所に「面皮柱めんかわばしら」と呼ばれる丸太の肌色を残した柱を用い、漆にて全体に濃い色づけをほどこし、弁柄色べんがらいろの土壁や具象的ぐしょうてきな図案の金物等で、独自のしょうやで華やかな室内を醸し出している。

全国的にも類例の少ない茶屋建築であり、江戸時代後期における庶民文化の一端を知るうえでも貴重な建物である。

平成15年12月25日に国の重要文化財に指定された。

 

平成15年12月

所在地  金沢市東山1丁目13番21号

建築年代 文政三年(1820)

構造   木造二階建(一部三階)

     切妻造り 瓦葺き

 

長い年月に晒された木造の建物が両側に並んでいます。そして雨がいい演出となってノスタルジーな感じを一層引き立ててくれています。

 

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ふとお店の中を覗いてみると、醤油が並んでいました。地元のもののようです。

www.yamato-soysauce-miso.co.jp

 

 

そして箔一はくいちに来ました。

箔とは「金箔」から。金箔のお店なのです。

 

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たくさんの観光客が集まっていました。

 

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なんと金箔のアイスクリームですーーー★しかも「令和」付き!なんだかおめでたい感じです!(残念ながら金箔は味はしませんがゴージャスな感じ満点です)

 

そんな箔一の軒先で不思議なものを発見!

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どうやらトウモロコシのようです。トウモロコシを軒先に吊しています。しかもどの家の軒先にもありました。

これは門守かどもりと言って金沢の古い風習で「魔除けのお守り」なんだそうです。なぜトウモロコシかと言うと、トウモロコシは豆=実が多い=まめまめしく健康に働ける+トウモロコシのひげ=毛=もうが多い=儲けが多い、ということで「縁起物」とされているそうです。

おもしろいですね★さらに詳しくはこちらを↓

ishikawa19.com

 

 

いよいよ主計町かずえまちに向かいます。

 

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とても狭い路地が続きます。この日は雨が降っていたので傘を差していたのですが傘が両側の家にぶつかってしまう程の狭さです。だからなのか一步入るとなんだか別世界、タイムスリップしたような気がします。主計町は先程のひがし茶屋街とは違って観光客の姿はありません。住んでいるひとにも出会いませんでした。私ひとりが別世界に迷いこんでしまった、そんな感じです。

 

あかり坂に来ました。作家の五木寛之氏が命名したそうです。

 

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そして暗がり坂です。

 

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すべてが画になるそんな街並みです。写真でも雰囲気がなんとなく伝わると思いますが、実際に目の当たりにして感じた感覚は、うまく言葉で表現できません。とても小さな町、一角だけ、この空間だけが時間が止まっている、でもどこか懐かしいノスタルジックな気持になります。でも、活きてます。活きた町です。私はそんな風に感じました。

 

詳しい説明はこちら↓

www.travel.co.jp

 

金沢に来る機会があるのなら一度は「体験」した方がいい、活きたノスタルジーな町「主計町茶屋街」です。

 

主計町茶屋街についてはたくさんの情報がウェブに載っていますのでとても参考になると思います。

 

 

 

★ぶー!ポイント★

 

加賀百万石」と言われます。ところで「百万石」ってどれくらいなんでしょう。調べてみました。

 

こく体積の単位です。

1石がどれくらいなのかと言うと

1石=10斗=100升=1000合

なんだそうです。

1升瓶の日本酒が100本分=180リットル

ということです。スゴい量です。

石高とは主に「米」の事を指しますので、これを米換算したいと思います。

大体、大人1人が1回の食事で食べるのは1合=150gとした時に、1日3食食べるとすると3合(=450g)になります。

1日に3合×1年356日=1095合=約1石

1石とは1人が1年に食べる米の量、ということになります。

ということは、加賀は百万石=1000000石=100万人が年間食べる米をまかなえた!ということになります。

100万人都市と言えば現在で言うと仙台が108.2万人

なんという偶然なのでしょう!

 

主計町の名前の由来となった富田主計の石高は10600石だったと言われています。これは大名並みなんだそうです。1万人を年間食べさせることができる力を持った人だった、ということ。給料と考えると社員1万人を養える大企業の社長と言えるかもしれません。

 

 

初金沢の旅④につづく。

kozonoayumi.hatenablog.com

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。