特別お題「今だから話せること」
2023年3月4日土曜日。
講演を無事終えて、広島観光をしました。なんと今回の観光には素敵なガイドさんが専属で廻ってくれることになりました。そのガイドさんとは広島生まれの田村 朋子先生です★なので、今回の広島観光篇はふたりでお届けします！
おりづるタワー
おりづるタワー（HIROSHIMA ORIZURU TOWER）
広島県広島市中区大手町にある複合商業施設。世界文化遺産・原爆ドームの東90メートルの位置に隣接している。
最初に向かったのはおりづるタワーです。原爆ドームのすぐそばにあります↑
↓展望デッキがあって、そこからの眺め。
↑何やら大規模な工事していると思ったら、ここは今年開催が予定されているG7広島サミットの会場を作っているところなんだそうです。
G7広島サミット
G7サミット（主要国首脳会議）とは、仏、米、英、独、日、伊、加（議長国順）の７か国並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して、毎年開催される国際会議です。 G7サミットでは、自由、民主主義、人権などの基本的価値を共有するG7首脳が一つのテーブルを囲みながら、世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題について、率直な意見交換を行います。 G7サミットの日本での開催は、2023年が7回目となります。
田村朋子先生は「間に合うのかしら？」とおっしゃってました。G7広島サミットは2023年5月19日〜21日を予定しているそうです･･･。この日が2023年3月4日。だ、だ、だいじょうぶ、、、で、、しょう、、、たぶん、、、。
↑眼下に原爆ドームが見えます。夕陽がそっと照らしています。
ここに立ち、何を感じますか。
この地で暮らす人々が感じる広島。
はじめてこの地を訪れた人々が感じる広島。
それぞれが感じる、広島の姿があります。
心地よい瀬戸内の風を受けながら、
各々が抱く未来への想い、広島への想い。
ここでしか見られない「景色」がある。
ここでしか感じられない「想い」がある。
広島の過去と現在、未来を
一同に望むことができる唯一無二の空間、
それがおりづるタワーです。
↑原爆ドームの画像や映像は何度も見たことがありましたが、こんな風に上から見たことはなかったのでちょっと驚いています。崩壊した建物だけでなく、敷地内に無数に散らばる瓦礫までもそのまま保存されていてとても印象に残りました。
↑この印象的な建物は広島平和祈念資料館。
広島平和記念資料館（ひろしまへいわきねんしりょうかん）
広島県広島市中区に所在する博物館（平和博物館）である。「原爆資料館」（げんばくしりょうかん / もしくは「平和資料館」）とも称される。
ですが、よく見てみてください。拡大すると↓
↑建物の向こう側。白い何かが上に向かっています。ガイドの田村朋子先生曰く「あの噴水が見られるのは超ラッキー！」とおっしゃってました。
祈りの泉
水を水をと言いながら亡くなった原爆犠牲者の霊にささげる噴水。「祈りの泉」と名づけられ、平和記念公園内にあるこの噴水は、東西27m、南北19mの長円形で、567本の噴水口から毎分11トンの水を10m噴き上げている。
原爆被害者のために水を捧げるための噴水、だったんですね。
↑おりづる広場
↑ここでは祈りを込めて折り鶴を折ります。こんな風に鶴の折り方が判らない人向けに動画まで用意されています。特にここは海外からの人も多く訪れる場所なので、世界中の言語版も用意されていました。日本語版を見ましたがとても丁寧な説明でした。
折り紙もたくさんの種類が用意されていました。
私も祈りを込めて折りたいと思います↓
↑完成。
↑完成記念。
↑田村朋子先生作と私のと2羽の鶴。
で、この鶴をですね、
↑飛ばすことができるようになっています。
おりづるの壁
おりづるタワー専用の折紙で折ったおりづるを「おりづるの壁」に投入することができます。おりづるタワーのシンボルともいえる「おりづるの壁」。世界中から集まる平和への想い、祈り。それらが積み重なり、「おりづるの壁」は完成します。是非あなたも「おりづるの壁」に参加してみましょう。おりづるタワーならではの特別な体験をお楽しみください。 また、ワークスペースでは、多言語対応のおりづるの折り方を紹介するwebアプリもご用意。折紙を折ったことがない方も、安心してお楽しみいただけます。
↑それでは平和な空に向けて飛び立たせたいと思います！
↑飛び立った鶴たちは、後に集められて市の職員の名刺なんかに生まれ変わるそうです。
↑世界的に「原爆ドーム」として有名になっていますが、元々は産業奨励館として使われていたそうです。太平洋戦争中なので当時としてはかなりモダンな建物だったそうです。産業奨励館は現在、産業文化センターが担っているそうです。そしてその産業文化センター＝広島市南区民文化センター。そう、田村朋子先生が院長を務めていらっしゃるみなみ内科ライフケアクリニックの入っている建物なんだそうです！（かなりビックリ＠＠）
↑何ともことばにならない感じです。原爆ドームが保存されていて本当によかったと思います。その佇まいが当時の様子を今も伝えてくれています。
↑被爆する前の姿＝産業奨励館。とても立派な建物。
↑爆心地についてのパネル。ここ、おりづるタワーから見えます、というかとても近いです↓
↑この画像のここら辺↓
なんだそうです。探してみたらモニュメントがあるようです↓
地図で位置関係を確認すると↓
もう本当に目の前です。手が届きそうなくらい近いです。
私たちは原子爆弾がもの凄い破壊力があるのを知っています。でもなぜ爆心地の直下なのに、原爆ドームは残っているのでしょう。調べたら広島市が答えていました↓
原爆が爆発した地点はどこになるのですか
原子爆弾の空中の爆発点の位置を「爆心」、その直下の地点を「爆心地」と言います。
1945（昭和20）年には科学的に爆心地点を推定した2つの研究報告が出されています。いずれも、石灯籠や建物に焼き付けられた熱線の影を測定し、その方向を地図上に落として交差する地点を爆心地としたもので、島病院の上空約580メートルで炸裂したとされました。
その後も研究が続けられていますが、現在最も信頼性が高いとされているのは、現在の大手町一丁目5-24,島外科南側大手町第3駐車場の敷地内の上空高度約600メートルの地点（東経132度27分27秒、北緯34度23分29秒）です。原爆が爆発した地点はどこになるのですか(FAQID-5801)d - 広島市公式ホームページ｜国際平和文化都市
原爆ドームは爆心地にとても近いのに、どうして崩れずに残ったのですか
原子爆弾は原爆ドーム（旧広島県産業奨励館）から南東約160メートル、高度約600メートルの位置で炸裂しました。建物内にいた人は全て即死し、建物は爆風と熱線により、大破し全焼しました。近距離で爆発した原子爆弾の威力は凄まじいものでしたが、建物の屋根やドーム部分は鉄骨部分を除き、多くは木材で作られていたため、真上からの爆風に対して耐力の弱い屋根を中心につぶされ、厚く作られていた側面の壁は完全には押しつぶされず、倒壊を免れました。原爆ドームは爆心地にとても近いのに、どうして崩れずに残ったのですか(FAQID-5817) - 広島市公式ホームページ｜国際平和文化都市
↑名物「くるくるくーる」。すべり台です。エレベータももちろんあるのですが、このすべり台を使って降りてくることもできます。子どもだけでなく大人も可。ただしヘルメットと膝・肘ガードをして専用のソリ的なシートで滑るそうです。
私は講演会の服装のままだったので遠慮しました。大人も結構滑ってました。
↑おりづるタワー1Fの外壁にはたくさんの願いを託された鶴たちが集まっていました。
原爆ドーム
広島市への原子爆弾投下（ひろしましへのげんしばくだんとうか）
第二次世界大戦（太平洋戦争）末期の1945年（昭和20年）8月6日（月曜日）午前8時15分、連合国のアメリカ合衆国が、枢軸国の日本の広島市に対して原子爆弾「リトルボーイ」を実戦使用した出来事である。これは、人類史上初の都市に対する核攻撃である。この核攻撃により当時の広島市の人口35万人(推定)の内、9～16万6千人が被爆から2～4ヶ月以内に死亡したとされる。
原爆投下後の入市被爆者も含め56万人が被爆したとされる。また、わずか3日後の1945年8月9日には、長崎市へも原子爆弾が投下された。広島県、広島市などを指す「広島」が「ヒロシマ」と片仮名表記される場合は、広島市への原子爆弾投下に関する言及である場合が多い。アメリカ軍が広島市に対して投下した原子爆弾「リトルボーイ」（以下「原爆」と記す）自体についても記述する。
↑夕陽を背に佇む原爆ドーム。
おりづるタワーの向かい。本当に近いです。ただ12階から見下ろしていた印象と全然違います。
↑もの凄く大きく感じました。圧倒されるインパクト･･･。
↑焼かれ、傷ついた外壁。満身創痍になりながらも今なおここに存在しています。
↑私たちだけでなく、たくさんの人が原爆ドームを見上げていました。
↑こうして原爆ドームを見上げていられるのは今の日本が平和だから。
↑78年前の戦争は教科書や本、画像や動画の「記録」「歴史」としか触れられないことに感謝しなくてはいけません。
↑原爆の子の像と折り鶴。
原爆の子の像（げんばくのこのぞう）
広島県広島市の広島平和記念公園内にある、佐々木禎子（像のモデル、原爆による白血病で死去）の同級生らによる募金運動により作られた像。制作者は菊池一雄。1958年5月5日完成。
↑ここにはいったいいくつの平和への願いがあるのだろう。
広島平和記念公園（ひろしまへいわきねんこうえん、英語: Hiroshima Peace Memorial Park）
広島県広島市中区中島町にある無料の市民公園。平和記念公園（英: Peace Memorial Park）もしくは単に平和公園（英: Peace Park）とも呼ばれる。
平和の灯（へいわのともしび、英: Peace Flame）は、広島県広島市の広島平和記念公園内にある火および火台。
概要
1964年（昭和39年）8月1日建立。建立者は平和の灯建設委員会。設計は丹下健三。反核と恒久平和実現まで燃やし続けられている。火種は、全国12宗派からの「宗教の火」、全国の工場地帯からの「産業の火」から。その火種の一つに宮島弥山の「消えずの霊火」が用いられている。以降、ずっと消えずに燃えている。この炎は、1994 年のアジア競技大会や 1985 年の夏季ユニバーシアードなど、国内で開催されたいくつかのスポーツ イベントの炎として数回使用されましたで聖火として採火されている。
↑慰霊碑
広島平和記念公園の中でも毎年テレビ中継される場所。テレビで逆さUの字の石のモニュメントの中に炎を灯しているのかと思っていましたが、ここへ来て初めて奥にあることを知りました。
ここはとても広く綺麗に整えられた空間です。多くの人が訪れています。素敵な場所なのに、素敵とは言えない。何故か心が重たく感じる場所です。
↑公園内にあった石のポスト。ちゃんと使われているそうです。
↑移動中のタクシーの中からカープ仕様のタクシーを発見！さすが広島、カープは広島市民に愛されています。
★ぴょん！ポイント★
私どころか、私の両親が生まれる前にここ広島に落とされた一発の爆弾。それから78年。こうして原爆ドームを見学できる程に私たちの国は平和であり続けています。でも海の向こうはどうでしょう、今も戦争は続いています。夕焼けに染まった原爆ドームの空の先は世界中に繋がっています。同じ空の下です。田村朋子先生と私、そしてみなさんが願いを込めて折ったツルの想いが世界中に届きますように。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 （こぞのあゆみ）
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
