今週のお題「おやつ」

毎月季節の果物を紹介するシリーズ★ その名も「旬の役果」。
私は健康なカラダづくりに役立つ果物を【役果やくか】と呼んでいます。季節ごとに旬を迎える果物たちが持つ特徴的な栄養や成分を充分に引きだして美味しく楽しく頂きましょう。4月の役果はマンダリンオレンジです。

マンダリンオレンジ
マンダリンオレンジの旬は4月下旬から5月下旬です。

マンダリンオレンジ(学名: Citrus reticulata)
ミカン属の柑橘類。耐寒性指標は9-11(Cold-hardy citrus)。常緑低木で白い花をつけ、秋から冬に食用となる果実をつける。果皮が薄く手でむくことができるのが特徴である。
今回はミカンでもなくオレンジでもなくマンダリンオレンジを紹介します。

マンダリンオレンジのマンダリンって何?
名前の「マンダリン」って何か意味があるのでしょうか。

マンダリンオレンジの「マンダリン」は、英語でミカン科ミカン属の柑橘類の総称を指しており、日本でいうみかんのことです。
マンダリンオレンジ自体はインドのアッサム地方が発祥で、交配を繰り返し世界中に広まりました。ちなみに、日本で一般的な温州みかんは、インドから中国、そして鹿児島へと伝わってきました。
日本で食べられているマンダリンオレンジは、ミカン科ミカン属ミカン類の果物で、植物学上はぽんかんの仲間になります。
皮が薄くて果肉の甘味が強いことが特徴です。香りのよさから、果皮はアロマオイルにも使われています。
つまり「ミカンのオレンジ」ってこと???
しかも日本のマンダリンオレンジはポンカンの仲間なんだそうです。
さらに調べていくと別の話が出てきました↓

マンダリンとはお役所の官僚のこと!?

官僚のマンダリン (Mandarin) とは、中国(主に明朝から清朝)やベトナムの官僚を、西洋人が呼んだ語である。
語源
英語の「Mandarin」とは、元々はポルトガル語の「命令者」や「大臣」を意味する語「mandarin」(現代はmandarimと表記)であり、さらに遡るとサンスクリットの「Mantri」(指導者)に由来しており、元来はマラッカ王国の建国の功臣の子孫である貴族階層をこう呼んでいたものがポルトガル語に取り入れられたものである。福澤諭吉訳の英語、広東語、日本語単語帳である『増訂華英通語』も「Mandarin」の語に「府官(ヤクニン)」との訳語を付けている。北京官話も西洋語圏では「マンダリン」と呼ばれているが、これは言語が多様な中国において、地方出身者を含めた官吏が役所で使う共通語だったからである。異説として、満洲人の官僚を意味する「滿大人」(Mǎn dàrén, マンダーレン) の音読みという説があるが、Mandarinは1636年の清国成立以前から使われている語である[要出典]。
確かにマンダリン(Mandarin)は「お役人」って意味のようです。一方マンダリンオレンジは英語表記だと「Mandarin Orange」で同じ綴りです。
色々と調べた結果、
- 現在のマンダリンオレンジは中国原産。
- それが欧州に伝わる。
- その時この果物の鮮やかなオレンジ色が中国のお役人が着ていた衣装のオレンジ色に似ていたことから官僚のマンダリンをそのまま名前とした。
ということで、役人を意味する言葉→役人の服の色→果物の名前という感じでマンダリンとは中国のお役人のことでよいようです。面白いですね。

マンダリンオレンジってどんな果物?

マンダリンオレンジとは、オレンジという名前がついていますが実はオレンジではなく、みかんの仲間に分類されています。
70cm〜1m程度の常緑低木で5〜6月頃に白色の花を咲かせ、秋から冬にかけて甘く橙色の実をつけます。温州みかんとよく似た扁平な形の果物で、皮は手で簡単にむくことができ、中の薄皮ごと食べられるのも特徴です。種がありますが、柑橘類ならではの濃厚な甘みと酸味が味わえますよ。皮は漢方でもよく知られる陳皮(ちんぴ)として、精油は香料やアロマオイルとしても利用されています。
ミカン科ミカン属に分類されるマンダリンの原産地はインドのアッサム地方と言われており、アッサム地方から中国経由で日本に伝わったものが「温州みかん」なのだとか。また、中東を経て地中海沿岸に伝わったものには「地中海マンダリン」「クレメンティン」があり、交雑などで変化しながら世界中に広まったようです。
マンダリンとは大きく「ミカン」類を指すようで仲間がたくさんいるようです。

マンダリンオレンジの仲間

ここではマンダリンオレンジの3種類の仲間を紹介します。
温州みかん
日本の代表的なみかん「温州みかん」は、中国から伝わってきた種から偶然生まれた日本発祥のみかんです。また、同じく代表的なみかんとして知られる「紀州みかん」は温州みかんよりさらに小さいのが特徴。1月から2月に楽しめる、甘みが強い「ポンカン」もみかんの仲間に分類されています。
マンダリンオレンジってどんなオレンジ?みかんとの違いも解説 | クラシル
ウンシュウミカン(温州蜜柑、学名: Citrus unshiu)
ミカン科の常緑低木またはその果実のこと。鹿児島県長島が原産とされる柑橘類の一種。さまざまな栽培品種があり、産地によりブランド名がある。果実が食用にされ、種がなくオレンジよりも淡泊な味わいがある。
カラマンダリン
マンダリンオレンジと名前が似ている「カラマンダリン」は温州みかんを品種改良した春に食べられるみかんで、日本では主に愛媛県で栽培されています。カラマンダリンは見た目が温州みかんによく似ており、大きさも同じくらいで表面がやや粗く少しデコボコしているのが特徴です。マンダリンオレンジってどんなオレンジ?みかんとの違いも解説 | クラシル
カラマンダリン(英語: Kara Mandarin)
ミカン科ミカン属の植物。カラオレンジ、カラとも称する。ウンシュウミカンにキングマンダリン(英語版)を交配した雑種であり、1915年に開発された。世界的にはあまり栽培されていない種であるが、日本では少量の商業的な生産が行われる。
クレメンティンマンダリン
冬に旬を迎える「クレメンティンマンダリン」は小ぶりで香りが強く酸味が少ないことが特徴ですが、国内での生産者が少ないためあまり流通していません。オンラインショップなどでは手に入れることができます。マンダリンオレンジってどんなオレンジ?みかんとの違いも解説 | クラシル
クレメンティンはマンダリンの一種です。
現在の主な生産地は、中国、スペイン、ブラジル、日本、トルコ、イタリア、エジプト、イラン、モロッコ、韓国です。その他に、アメリカ、パキスタン、メキシコ、アルゼンチン、タイ、ペルー、アルジェリア、台湾、ネパール、モルディブでも生産されています。クレメンティンは、なかでも主にアルジェリアと中国から広がってきたようです。
他の柑橘類と同じように、クレメンティンの旬は11月~2月の冬の季節ですが、スーパーでは一年中売られています。日本でよく見かけるのはチリ産のクレメンティンです。国産のクレメンティンは12月~1月頃がシーズンになります。キューティー、ダーリン、ハローなどのブランド名で売られていることもあります。
特徴
見た目は、小さな温州みかんのような姿をしています。重さが50~60gくらいと小さめです。果肉は身がしまっていて果汁が多く、甘みが強くてほどよい酸味もあるのが特徴です。クレメンティンは基本的にサイズ感が小さめですが、持ったときの重みはしっかり感じることができます。選ぶコツは、他の柑橘類と同様、果皮にツヤと張りがあるものを選ぶことです。皮にシワがあるものや重さが軽いものは、乾燥して果汁が抜けている可能性がありますよ。ただおいしく食べるだけではなく、その他の活用法もあります。クレメンティンの名前の由来
クレメンティンは1900年頃はじめてマンダリンとオレンジを掛け合わせ、種のない皮の剥きやすい品種をつくった、フランスの宣教師クレマン・ロディエにちなんで名づけられたと言われています。

マンダリンを探せ!
では「マンダリン」を探してみましょう!ヒント「カラマンダリン」で探しましょう↓
#みかんの家系図 が完成しました。印刷して眺めるなど、日々の柑橘ライフの充実にご使用ください。 #柑橘 #みかん pic.twitter.com/eJTS5SAHwW
— みかんノート (@mikanflavor1) 2022年5月19日
こちらはでうでしょうか?↓
本当にポンカンに近いですね。

オレンジ対決!マンダリンvs.バレンシア
ミカンに近いマンダリンオレンジとオレンジ代表としてバレンシアオレンジを比較してみたいと思います!(勝負ではありません)

バレンシアオレンジ>マンダリンオレンジ
バレンシアオレンジの方が100gあたりで多いもの
- タンパク質が28.4% 多い(バ)1.04 g vs 0.81 g(マ)
- 食物繊維が38.89% 多い(バ)2.5 g vs 1.8 g(マ)
- カルシウムが8.11% 多い(バ)40 mg vs 37 mg(マ)
- ヒスチジンが1.82x 多い(バ)0.02 g vs 0.01 g(マ)
- リジンが1.66x 多い(バ)0.05 g vs 0.03 g(マ)
- 灰分が10.53% 多い(バ)0.42 g vs 0.38 g(マ)
- カリウムが7.83% 多い(バ)179 mg vs 166 mg(マ)
- パントテン酸が15.74% 多い(バ)0.25 mg vs 0.22 mg(マ)
マンダリンオレンジ>バレンシアオレンジ
マンダリンオレンジの方が100gあたりで多いもの
- 鉄分が1.67x 多い(マ)0.15 mg vs 0.09 mg(バ)
- マグネシウムが20% 多い(マ)12 mg vs 10 mg(バ)
- 食物エネルギー(kcal)が8.16%多い(マ)53 kcal vs 49 kcal(バ)
- 食物エネルギー(kJ)が8.78% 多い(マ)223 kJ vs 205 kJ(バ)
- リンが17.65% 多い(マ)20 mg vs 17 mg(バ)
- ビタミンB6が23.81% 多い(マ)0.08 mg vs 0.06 mg(バ)
- マンガンが1.7x 多い(マ)0.04 mg vs 0.02 mg(バ)
- ビタミンA(IU)が2.96x 多い(マ)681 IU vs 230 IU(バ)
どちらもオレンジなので似てはいますが、微妙に違いますね。

マンダリンオレンジの栄養

マンダリンオレンジの100gあたりの栄養価
エネルギー・・・・・・・・・・53kcal
たんぱく質・・・・・・・・・・0.81g
脂質・・・・・・・・・・・・・0.31g
炭水化物・・・・・・・・・・・13.3g
脂肪酸
飽和脂肪酸・・・・・・・・・0.039g
一価不飽和脂肪酸・・・・・・0.06g
多価不飽和脂肪酸・・・・・・0.065g
ビタミン
ビタミンA・・・・・・・・・34μg
ビタミンD・・・・・・・・・0μg
ビタミンE・・・・・・・・・0.2mg
ビタミンK・・・・・・・・・0μg
ビタミンB1・・・・・・・・0.058mg
ビタミンB2・・・・・・・・0.036mg
ナイアシン・・・・・・・・0.376mg
ビタミンB6・・・・・・・・0.078mg
ビタミンB12・・・・・・・・0μg
葉酸・・・・・・・・・・・16μg
パントテン酸・・・・・・・0.216mg
ビタミンC・・・・・・・・・26.7mg
ミネラル
ナトリウム・・・・・・・・・2mg
カリウム・・・・・・・・・・166mg
カルシウム・・・・・・・・・37mg
マグネシウム・・・・・・・・12mg
リン・・・・・・・・・・・・20mg
鉄・・・・・・・・・・・・・0.15mg
亜鉛・・・・・・・・・・・・0.07mg
銅・・・・・・・・・・・・・0.042mg
マンガン・・・・・・・・・・0.039mg
セレン・・・・・・・・・・・0.1μg
食物繊維・・・・・・・・・・・1.3g

マンダリンオレンジの注目したい栄養素

- β-クリプトキサンチン:強い抗酸化作用があり、発がん物質から細胞を保護する効果が期待されています。
- ビタミンC:コラーゲンの生成を助け、美肌効果や風邪予防、疲労回復に役立ちます。
- β-カロテン:体内でビタミンAに変換され、抗菌作用や生活習慣病の予防に寄与します。
- 食物繊維(ペクチン):整腸作用があり、お腹の調子を整えます。
- カリウム:体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出し、高血圧予防に役立ちます。
- ヘスペリジン:ポリフェノールの一種で、毛細血管を強化する効果があります。

★ユニコーンポイント★

ジューシーで甘いマンダリンオレンジ。皮も剥きやすく食べやすいのも嬉しいポイント。旬のマンダリンオレンジを見かけたらぜひお試しください。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・糖尿病病態栄養専門管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。




