2019年7月に行った初めての金沢。
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▼初金沢の旅
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その時見つけて家に連れて帰ってきた加賀野菜を紹介します。
加賀野菜かがやさい
石川県金沢市で生産される、金沢市農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定した野菜。「加賀」とは加賀国を指している。
加賀野菜の認定の条件は、
- 1945年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されていること
- 需要に応じて供給できる体制が整っていること
である。良品は認定シールを貼って出荷している。
15種類の加賀野菜のうち夏場に旬を迎える3種類の野菜を見つけることができました。
加賀太きゅうりかがふときゅうり
太さ5~7cmほどにもなり表面はなめらか。だし汁で煮てあんかけにしたり、味噌汁の実にして食べる。
とにかく極太です。なんとなーく見慣れたキュウリの表面にあるイボイボが残っている気がしますが、とにかく太いのです。
見慣れたキュウリと比較すると、こんな感じ。
819gもありました!持った感じズッシリ感がありました。
切ってみるとこんな感じ。瓜系だなとは判ります。
ひすい煮にしました。レシピはこちらのサイトを参考にしました↓
食感はキュウリというより、瓜、そ、トウガンのような感じでした。クセもなく、歯ごたえもキュウリに比べてあります。出汁をよく吸うので、おでんのダイコンのようにすると美味しいかも。さっぱりした感じで、冷やすとより爽やかな感じまであります。
打木赤皮甘栗かぼちゃうつぎあかがわあまぐりかぼちゃ
「打木」は地名である。その名のとおり、皮が赤くクリのような形をしたカボチャ。福島県で栽培されていた「会津栗」をもとに、金沢市打木町(金沢市西部の砂丘地である)の篤農家松本佐一郎が改良した品種。甘栗のような自然な甘み、風味がする。
一見ハロウィンのオモチャのカボチャのような小さくてビビットな色合いのカボチャ。
中も鮮やかオレンジ色です!とっても綺麗。この色はまさにβーカロテンの色、たっぷり入ってそうです!
ポタージュにしました。レシピはこちらのサイトを参考にしました↓
とーーーーーっても甘い!この甘さスイーツ級です!本当に甘くて濃厚で美味しいです★ びっくりするくらいとにかく甘いカボチャです!
金時草きんじそう
葉の裏が紫色で、茹でるとモロヘイヤのような粘りが出る植物。酢の物や天ぷらにして食べる。和名は「水前寺菜」といい、古くは熊本市で栽培されていたものだが、2012年現在はほとんど金沢でのみ栽培されている。とくに天ぷらにすると癖のない味わいで、万人受けすると言われている。紫はアントシアニンの色。
鮮やかな緑色の中に映える差し色の紫色が印象的な金時草。
ぱっと観ると、食べられるとは思えない感じです。
茹でてポン酢をかけてみました。レシピはこちらのサイトを参考にしました↓
見た目では全く判らなかったのですが食べてみると独特なぬめりがあります。ぬるぬるします。オクラのような感じ?味自体は「葉っぱ」です。ホウレンソウのような強い味わいではないですが、あんな感じの葉っぱ感があります。
加賀野菜について詳しい情報はこちら↓
★ぶー!ポイント★
その土地に伝わるその土地独自のものを頂く。とても贅沢で貴重な体験です。普段見慣れた野菜とは全く違う個性派揃い。味は量産普及されたものとは、それこそひと味もふた味も違う地元の伝統野菜。熊本の肥後野菜も金沢の加賀野菜も段段生産量が減っているそうです。私が味わうことができたのは、それぞれの土地で伝統を守り続けてくれた農家の人のおかげです。簡単に無くならないで欲しいとは言えませんが、やっぱりこれからも残し続けて欲しいと思ってしまいます。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。