なんと植えてから収穫までたった40日という信じられないくらい速いスピードで成長するトマトが開発された!という話題です。
本研究の目的は「農作地に不向きな大都市や宇宙空間(船内)でも育つ幅広い種類の作物をエンジニアリングすること」と研究主任のザック・リップマン氏は説明します。
その第一号となるのが、この新種のトマトです。
チームはまず、トマトが持つ2つの遺伝子「SELF PRUNING」と「SP5G 」を遺伝子編集しました。これらは、トマトの生殖とサイズをコントロールする遺伝子であり、茎や葉がすばやく育って、実を咲かせるのを遅延する働きがあります。
これらを編集することにより、わずか40日以内で実を持たせることに成功しました。
40日で収穫できる、ということは、
都市部での農作スペースは、かなり制限されるため、一度に大量の実が成り、収穫時期の回転も早いこの手法は、大きなアドバンテージとなります。さらに、環境に優しいことも特筆すべき点です。遺伝子組み換えを用いれば、農薬や肥料の過剰使用が必要ないため、農地を傷めることもありません。
なるほど!です。
とは言っても気になるのは、遺伝子組み換えではないでしょうか。人為的に組み替えた遺伝子を持つ植物や動物を食料として摂取して、果たして大丈夫なのか。
遺伝子組み換え
遺伝子組み換え作物(いでんしくみかえさくもつ)は、遺伝子組換え技術を用いて遺伝的性質の改変が行われた作物である。
日本語では、いくつかの表記が混在している。「遺伝子組換作物反対派」は遺伝子組み換え作物、厚生労働省などが遺伝子組換え作物、食品衛生法では組換えDNA技術応用作物、農林水産省では遺伝子組換え農産物などの表記を使うことが多い。
英語の genetically modified organism からGM作物、GMOとも呼ばれることがある。なお、GMOは通常はトランスジェニック動物なども含む遺伝子組換え生物を指し、作物に限らない。
そして国が公開している情報です↓
農林水産省:遺伝子組み換え飼料のリスク管理処置について(PDF)
そしてネットにも賛否両論、様様な意見が見られます。
賛成・反対、色色な意見を集め、両方を充分に検討した上で、自分の意見をまとめることが大事だと私は考えます。私たち人類は人為的に遺伝子を組み換えた食料にまだ出会ったばかりなので。
★ちゅー!ポイント★
流されるのではなく、しっかり自分で判断することが大事だと考えます。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。