今週のお題「お花見」
全国的に桜も咲き、日射しも暖か、というより暑いくらいになって、暦も4月。春ですねー。初春の今から夏に向けて旬を迎えどんどん美味しくなっていくのがトマトです。
トマト(蕃茄; 英語: tomato; 学名: Solanum lycopersicum)
南アメリカのアンデス山脈高原地帯原産のナス科ナス属の植物、また、その果実のこと。アカナスなどの別名でもよばれる。多年生植物で、果実は食用として利用される。緑黄色野菜の一種である。リンネの『植物の種』で記載された植物の一つである。
私の部屋のベランダ農園でも最早常連。今までたくさん育ててきました。
▼一部を紹介
トマトは成長が観て判りやすいのも魅力です。ぐんぐん枝が伸びていくし、実だって色がどんどん変わっていくので、育て甲斐があります。
お水をあげたり、手入れをしたり、お世話をしている時なんか「よしよし」なんて想っていたりします(声には出しませんが)。
聞いたことありませんか? 植物を育てる時には声をかけてあげるといいって。すると植物はちゃんと話を聞いていて応えてくれるって。
たとえ話なんですけどわかるなーとか思っていたら、本当にそうでした・・・。
なんとイスラエルの大学で「トマトの声」が録音された!?そうです!
ストレスを受けた植物は「超音波の悲鳴」を上げていると研究で判明
人間はイライラしたり怒ったりした時に叫び声を上げることがありますが、イスラエル・テルアビブ大学の研究チームが行った実験から、「植物もストレスにさらされた際に超音波の悲鳴を上げている」ことが判明しました。
植物は周囲で何が起きようともじっとして動かない存在のように思われがちですが、人間をはじめとする動物と同様に、植物はさまざまな方法で外的刺激に反応していることがわかっています。オジギソウを使った2014年の実験では、オジギソウが一種の学習機能を持っていることが示されたほか、植物が害虫に食べられている際のそしゃく音を「聞く」ことができるという研究結果も発表されています。また、2019年に発表された研究によると、サツマイモの品種の中には「匂い」を使って敵襲を周囲の個体に伝えるものがあることが判明。植物は決して外的刺激に反応しないわけではなく、人々の想像以上に多様な反応を見せているというわけです。
テルアビブ大学の研究チームは2013年に行った研究で、植物に録音装置を装着することによって「植物の茎の中で発生した非常に小さな音」を検出することに成功しました。この音は干ばつによってストレスを受けた植物の中で形成された気泡が弾けて、水を運ぶ組織内に振動を引き起こしたことによって発生したものでした。過去の研究ではあくまで植物自体に装着した録音装置によって音を検出しましたが、研究チームは「植物が発する音が空気中を伝って周囲にも聞こえているのかどうか」を調べるため、新たな実験を行いました。
研究チームは世界的に広く栽培されている作物であるトマトとタバコを、温室と防音室それぞれの環境に3組ずつ配置し、約10cm離れた位置にマイクを設置しました。作物はそれぞれ、「干ばつ状態にして水不足のストレスを与えたもの」「茎に切れ目を入れて物理的損傷のストレスが与えられたもの」「特にストレスを与えなかったもの」の3つの条件に置かれ、発した音が空気を伝ってマイクに記録されるかどうかを確かめたとのこと。実験の結果、ストレスを与えられた作物はそれぞれ10~100kHzの人間の耳には聞こえない超音波を発し、温室と防音室内の両方で、10cm離れたマイクによって音が記録されたことが判明しました。この音は人間の耳には聞こえないものの、研究チームによるといくつかの動物種は、数m離れた位置から植物が発する音を検出できる可能性があるそうです。
また、今回の実験では植物の種類とストレスの種類に応じて、音を発する頻度に違いが出ることもわかりました。たとえば干ばつ状態に置かれたトマトは平均して1時間あたり35回、切り傷を付けられたトマトは1時間あたり25回ほど音を鳴らしました。一方、干ばつ状態に置かれたタバコが音を鳴らす頻度は1時間あたり11回、切り傷を付けられた場合は1時間あたり15回と、同じストレス要因でも植物の種類が違えば異なる結果が現れたとのこと。なお、対照群とされた無傷の作物は、それぞれ1時間あたり1回以下の頻度でしか音を鳴らしませんでした。
さらに研究チームは、それぞれの作物が鳴らす音がストレス要因によって違う周波数であることに着目し、「植物が鳴らす音だけで植物の種類や受けているストレスを判別できるのか?」という疑問も調査しました。機械学習アルゴリズムを訓練して、植物の音による分類を試みたところ、「干ばつ状態・切り傷を受けている・無傷」という3種類の状況を、音だけで判断することができたとのこと。研究チームはこの技術を用いることで、農家が自身の畑に設置した装置から、干ばつに強い個体を選別するなどの作業が可能になると考えています。
今回の研究では、病気にさらされている状態や土壌の塩分濃度が高すぎる状態、気温が適切でない状態といった条件を調べなかったため、植物があらゆるストレスに反応して音を出すのかどうかは不明です。しかし、トマトやタバコ以外にもさまざまな種類の植物で、同様の音を記録することに成功したと研究チームは述べました。
また、植物が発する音は他の動物によって検出される可能性があるため、ガなどの昆虫は植物が発する音を聞いて、卵を産み付ける植物を選別している可能性もあると研究チームは示唆しました。しかし、この点については実際に昆虫の反応が確かめられたわけではないため、外部の専門家からは「飛躍しすぎている」との指摘もされています。
↓さらに続きを読みたい時はこちらから。
本当にトマトはおしゃべりしているようです・・・。
ただし、私たちのようなおしゃべりではなく、危険を知らせる合図のようなもののようです。
トマトの場合平均して
- 干ばつ状態にして水不足のストレスを与えたもの・・・・・・・・35回/h
- 茎に切れ目を入れて物理的損傷のストレスが与えられたもの・・・25回/h
超音波を発するようです。
私たちの耳では捉えることのできない植物の発する超音波、聞いてみたいですよね?なので動画を探したら見つかりました↓ ただ全編英語なのと説明等々入っているのでちょっぴり長いです。
↓超音波の悲鳴の部分からスタート
いかがですか?この
「パチパチ」「カタカタ」的などちらかというと無機質な音が超音波の悲鳴なんだそうですよ???
ヒトには聞こえない音を出しているのも驚きですが、こんなどちらかというと機械的な音だっていうのにも驚いてしまいます。しかもハッキリと。頻繁に。
音の出るメカニズムについては、植物の中の気泡だろうと推測されているようですが、ストレスに対してこの音がなるなんて、まさに植物の「悲鳴」のように聞こえます・・・。
ーーーはっ!これって・・・
私が収穫する度に「ぱちぱち」という悲鳴があがっていたのかも知れません・・・。
ストレスって何?
ストレスと聞くと、嫌なことやつらいことを連想される方が多いかもしれません。しかし、実はうれしいことも楽しいこともストレスの原因になります。
毎日を快適に過ごすために、まずはストレスを正しく理解しましょう。
「ストレス」は辛いです、そしてそれは私たちヒトだけではなく、植物にとっても同じだということ、なのかも知れません。
★ぴょん!ポイント★
植物だって生き物だ!って改めて実感します。
たとえそれが聞こえなかったとしても、確かに何かを発しているんですね。逆にそれは植物ではなく、ヒトも同じ。「何も言われないから」=何も想っていないわけではなく、思っていても「言わないだけ」なのかも知れません。相手を思いやることが大切なことは、思いやりが難しいことからも判ります。
何事にもたくさんの感謝の気持を持って過ごしていきたい、です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。