「かきのきだけ」って知ってますか?
「かきの木茸」と書きます。
実はそう、「エノキダケ」です。
エノキダケは、白くてひょろひょろしたものに対して、
かきの木茸は、茶色くてなんだかしっかりした感じです。
かきの木茸は、エノキダケを日光に当てて育てたもので、
原種、自然のカタチに近い品種なんだそうです。
普通、日光を避けて栽培するのに、
日光を当てて育てたものという事。
こうやって見比べると、
かきの木茸って日焼けしてて何だか強そうですねっ。
そしてもう1品がこちら。
ホワイトアスパラガスです。
食べたことある人も多いと思います。
こちらは逆に日光に当てずに育てた結果です。
遮光した栽培を軟白栽培と呼びます。
緑じゃないのは葉緑素が作られないためです。
とっても軟らかくすぐに傷んでしまいます。
やっぱりこっちの方が強そうです。
敢えて
日光を当てた「かきの木茸」と
日光を避けた「ホワイトアスパラガス」。
真逆な環境、
普通じゃない環境で育った結果、です。
残念ながら普通じゃない環境によって
栄養価が特に増えるわけではなく(むしろ減ってる)
ただ珍しいものなので、ご紹介しました。
★わん!ポイント★
元気に育つためには最適な環境が必要!
植物だけでなくあらゆる生きものに必要。
適材適食。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。