佐賀に帰る前に福岡 大善寺にある
富松うなぎ屋で夕食を食べました。
画面の左側が白くなっているのは煙です。
もうもう。
火事かと思うくらいです。
もうもう。
とっても立派です。
で、
私が頼んだのがこちら↓
とってもボリューミー★
ご存じの方も多いかと思いますが、
福岡はうなぎが有名なところでもあります。
特にこの「蒸籠蒸し」は福岡の「柳川」が発祥だそうです。
蒸籠蒸し(せいろむし)
関西風に焼き上げた蒲焼きを、
タレをまぶしたご飯の上に乗せて蒸し上げる
いつから有名になったのかというと、
明和2年(1765)に柳河藩士戸次求馬によって著された「南筑明覧」には、柳川の名物として鯉や鮒などが記されているものの、ウナギは見当たりません。しかし、江戸後期の史料からは、ウナギ猟をする者(猟師)、ウナギを計量する者(斤量取り)、仲買、問屋という分業体制が出来ていたことがわかります。こういった猟師やウナギの流通に関わる人たちは、藩に運上という営業税を納めることになっていました。このような事実から、柳河藩がウナギを特産品として捉え、統制下に置いていたことがわかります。
もちろん、許可を得ず、勝手にウナギ猟をすることは許されていませんでした。また、猟師たちは仲買からウナギを安く買いたたかれていたようで、仲買を廃止して、直接問屋に納入できるよう藩に歎願した文書も残っています。
やはり江戸後期と考えられる史料から、大坂の鮒屋という川魚問屋が、柳河藩領内のウナギ購入を独占する契約を藩との間で結んでいたことがわかります。この契約は、3か年目には早くも破綻し、結果として鮒屋は柳河藩領内のウナギ購入から閉め出されてしまいます。
しかしながら、大坂の問屋とこのような契約を結んでいたこと自体、柳川のウナギが全国的に注目されていたことを示していると言ってよいでしょう。
とのことです。
日本では縄文時代から食べていた記録もあるそうです。
養殖が難しいことも有名ですね。
成魚になると川で生活しますが、
海で産卵し、稚魚=シラスウナギとなります。
そのシラスウナギを捕まえて養殖するらしいのです。
そのシラスウナギの量が減っています。
絶滅の危機まで言われていて、
EUでは2007年に輸出規制の方針が発表される程です。
そんな貴重なうなぎですが、栄養満点です。
- 高タンパク
- 高ビタミンA・B1・B2・D・E
- DHA・EPA
- ミネラル(鉄・亜鉛・カルシウム・銅)
などが含まれていて、
しかも消化に良いのです。
だから栄養補給に鰻は最適です。
ちなみに、
うなぎの血液は人間にとって有毒です。
火が通っていれば問題ありません。
そんなワケで
うなぎでパワーアップ!
したのでした。
うなぎの嗅覚って犬と同等らしいです。
★わん!ポイント★
実家に戻る途中、寄り道をしました。
こちら、筑後川昇開橋です。
実は国指定の重要文化財です。
この辺りは川の流れが4つに分岐していて
船の往来も多いことから、
鉄道を引く際に船の航行の妨げにならないようにと
橋の中央が上がる仕掛けとなったようなのですが、
工事は大変だったそうです。
あっというまに日が落ちたので、
ちょっぴり夜景風味なものも↓
もちろん、お約束も。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。