今年の夏、2018年7月はじめに
第20回LCDE研修会 福岡糖尿病療養指導士の
ボランティアについてお話しました。
あれから2ヶ月。
今日は糖尿病療養指導士の認定試験。
お手伝いをさせて頂きに会場の九州大学のキャンパスに来ました。
糖尿病療養指導士とは、その名の通り
糖尿病の治療を行っている患者さんの
療養を指導することに適した医療スタッフのこと、です。
糖尿病の治療は、
その原因の多くが生活習慣の中にあり、
それらを改善するのも患者さん自身が中心になって行います。
糖尿病療養指導士は
糖尿病についての幅広い専門知識をもち、
患者さんの療養を支援するのです。
糖尿病療養指導士は、
実際に糖尿病の治療に携わった経験を持つ
看護師、
管理栄養士、
薬剤師、
臨床検査技師、
理学療法士
の資格を持った人が
筆記と面接の試験を受け、認定されます。
糖尿病療養指導士は糖尿病治療のエキスパートなのです。
試験内容は
糖尿病の治療に普段から真剣に取り組んでいれば、
その中で得た知識と経験が
そのまま試験として出題されるように
私は感じています。
つまり実践的な内容のように感じています。
糖尿病という病名は有名です。
でも、
正しい知識をもって治療をすることが難しいのも事実です。
なぜなら、
実際に治療を行うのが患者さん、セルフケアだからです。
手術したり、入院をして治す病気ではなく、
日常の生活の中に治療があるからです。
生活を変えていくこと。
それは
とても大変で
とても繊細で
とても難しい
ことです。
だからこそ、
正しい知識を身につけなければならない、
と私は考えています。
ひとつではなく
たくさんの方法を試しながら
目的に近づくことが必要とされます。
今日受験した人が合格し、
糖尿病の療養について詳しい医療スタッフが
増えることを願っています。
ちなみ、こちらが試験問題です!
中身はもちろん試験会場で見ることができますよ。
★わん!ポイント★
糖尿病の治療に関わっている医療スタッフで
まだ療養指導士の資格を持っていない人は
ぜひ取得を考えてみてください。
お願いします。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。