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適材適食 -てきざいてきしょく-

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877食目「新型コロナウイルスの拡散防止に不織布マスクは有効」米中研究チームが発表@毎日新聞デジタル

「新型コロナウイルスの拡散防止に不織布マスクは有効」米中研究チームが発表@毎日新聞デジタル【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

何かと話題のマスク。今回、アメリカと中国の研究チームがマスクの有効性について発表しました。

 

 研究チームは2013~16年に香港の病院を受診し、コロナウイルスや季節性インフルエンザウイルスなどについて陽性と診断された人を対象に分析。ポリプロピレン製の不織布の使い捨てマスクを着用したグループと非着用グループに分け、呼気を30分間採取して調べた。

 コロナウイルス感染者(延べ21人)の場合、呼気に含まれていた直径5マイクロメートルより大きい飛沫を調べたところ、マスク非着用の10人中3人からはウイルスが検出された。

 一方、着用した11人は全員、マスクの外に出た飛沫から検出されなかった。飛沫よりも小さく空気中を漂う「エアロゾル」(直径5マイクロメートル以下)についても、非着用の10人中4人からは検出されたが、着用者からは検出されなかった。マスクにより飛沫やエアロゾルを減らすことができ、ウイルスを含んだ飛沫やエアロゾルを抑えられたとみられる。

mainichi.jp

 

まとめると、

呼気から新型コロナウイルスが検出されるか30分間計測したところ、

  • 不織布マスクをした人・・・0人/11人
  • マスクをしなかった人・・・4人/10人

という結果が出たそうです。

 

以前マスクについてお話しました。

ーーーじゃあ、マスクしても意味ないの?

いいえ、そんな事はありません。飛沫を防ぐことができるからです。咳やくしゃみなどをした際に空間に飛び散ることを飛沫と言います。マスクをすることで、この飛沫が飛散するのを大きく防ぐことができるのです。

同時にマスクをすることで、飛沫を直接取り込むことを防いでくれます。もちろん、細菌やウイルスは小さすぎて不織布製のマスクを通ってしまいますが、無防備な状態よりもマスクをしていた方がずっと取り込まないで済みます。

空気中や体内のウイルスをノーガードで吸い込んだり、吐き出したりするのをマスクは防いでくれるという話が間違いではないことを証明してくれた感じです。

 

 

★ちゅー!ポイント★

 

「マスク未着用の人の場合、11人中4人から新型コロナウイルスが検出された」という数値。どう見ますか?マスクをしない感染者と一緒に30分いても、ウイルスは60%の人は飛散させない、とみますか?それとも、たった40%の人から飛散したウイルスなのに、こんなにも感染してしまう感染力のとても強いウイルスだ!とみますか?

 

マスク着用は私のためでもあり、みんなのためでもある、と私は考えます。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。