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1424食目「新型コロナウイルス感染症の予防と治療」2021年8月現在最新情報@河北新報

「新型コロナウイルス感染症の予防と治療」2021年8月現在最新情報@河北新報【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

コロナワクチン接種もだいぶ進んできています。2021年9月17日時点のデータでは、52.8%が接種完了としています。

# Googleで「ワクチン接種」と入力し検索すると結果画面に表示されます。

2021年8月現在で新型コロナウイルス感染症に対して新しい予防と治療がどのようになっているのか、記事を見つけたので紹介したいと思います。

「新型コロナウイルス感染症の予防と治療」2021年8月現在最新情報@河北新報【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

予防

現在新型コロナワクチン接種が進められています。が、新しいワクチンも開発されています。

【更新】国産コロナワクチン、開発状況は? 塩野義にアンジェス…実用化に期待高まる

日本の製薬会社による新型コロナウイルスワクチン開発が急ピッチで進んでいる。現在国内で認可されているのは海外メーカーによるものだけ。国内を中心に臨床試験(治験)が進む「国産ワクチン」への関心は高く、早期の実用化を期待する声がある。主な企業の開発状況と見通しをまとめた。

国事業に5社採択

独自のワクチンを開発中で、国のワクチン生産体制等緊急整備事業に採択されているのは塩野義製薬、アンジェス(以上大阪)、第一三共、VLPセラピューティクス・ジャパン(以上東京)、KMバイオロジクス(熊本)の5社(8月18日現在)。塩野義製薬が進めているのは、ウイルスの遺伝子情報からワクチンのもととなる物質(抗原タンパク質)を作る組み換えタンパクワクチン。海外ではインフルエンザワクチンなどで既に実用化されている。現在は3段階あるうち第1/2相(段階)の治験中。同社広報部は「21年度内の提供を目指し、大規模治験の詳細などを規制当局や関係省庁と調整中」という。予定では年間最大6000万人分の生産が可能になる見込みだ。大阪大発の創薬ベンチャー、アンジェスは「DNAワクチン」と呼ばれる新しいタイプを開発中だ。複製したウイルスのDNAの一部を体内に取り込んで免疫を作る仕組み。治験は国内で最も早い昨年6月に始まった。現在は第2/3相の治験中で他社より先行しているが、高用量製剤での第1/2相治験も同時並行で行っている。同社広報は大規模治験の条件によるとした上で、「22年に最終(第3相)治験、同年度内に承認申請、実用化を目指したい」と話した。

従来型の不活化ワクチンも

第一三共は米ファイザー社、米モデルナ社製と同じm(メッセンジャー)RNAワクチンを東大研究チームと共同開発する。3月から第1/2相の治験が行われており、22年中の供給開始を目指している。生産量について、同社広報グループは「現時点でお答えしていない」とした。米バイオ企業の日本子会社、VLPセラピューティクス・ジャパンも独自のmRNAワクチンを北大や大分大、大阪市立大などと共同開発している。治験は10月に始まる予定で、22年中に承認申請、実用化する意向。治験薬の製造は富士フイルムが担う。生産量の体制について同社広報は「現時点で公表できない」と話した。明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクスが東大医科研などと取り組んでいるのは、従来型の不活化ワクチン。日本脳炎やインフルエンザなどで普及しており、同社広報は「実績ある手法で安全性が期待できる」という。早ければ22年内に承認申請し、23年の実用化を目指す。22年春までに6カ月間で最大1750万人分の生産体制を整備するとしている。

【更新】国産コロナワクチン、開発状況は? 塩野義にアンジェス…実用化に期待高まる | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

ファイザー社製やモデルナ社製の名前はよく訊くと思いますが、他にも多くの製薬会社がワクチンを開発中です。特徴的なのは、すっかり覚えてしまったmRNAだけでなく、DNA、組換えタンパク、不活性化、ウイルスベクターなど様々な種類が開発されているという点です。新型コロナウイルスに対して多くの対処方法、選択肢が開発されていることは、現在のような状況を改善する可能性があるということではないかと感じています。

 

「新型コロナウイルス感染症の予防と治療」2021年8月現在最新情報@河北新報【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

治療

現時点では悪化した場合、心肺機能を補う装置で、患者自身がみずからの免疫で闘うのを助けると言った方法が主流となっているようです。現在、飲み薬が各社で開発されているようです。

コロナ飲み薬、進む開発 早ければ年内の処方も 東北医科薬科大・久下教授に聞いた

新型コロナウイルスの感染初期に、口から投与できる治療薬の開発が国内外で進む。早ければ年末から来年初めにも、国内の医療機関で処方される可能性がある。コロナの治療薬を研究する久下周佐(くげ・しゅうすけ)東北医科薬科大教授に経口薬の特徴や課題を聞いた。

症状ないまま完治も可能

開発が先行する主な製薬会社は、塩野義製薬(大阪市)とファイザー、メルク(ともに米国)、ロシュ(スイス)の4社。いずれも医師の診断で処方される経口治療薬で、軽症患者が対象だ。陽性と分かった時点で服用することで、症状のないまま完治できる可能性もある。臨床試験(治験)は3段階(相)を踏む。塩野義製薬は第1~2段階の「第1/2相」、ファイザーは第2~3段階の「第2/3相」。メルクとロシュは「第3相」と一歩先行する。塩野義製薬の抗ウイルス薬「S―217622(名称未定)」は、ウイルスが細胞内で増殖するために必要な酵素の働きを妨げる。今冬までに第2相の治験を終え、厚労省の条件付き早期承認制度を利用して年内の申請を目指すという。ファイザーの「PF―07321332(名称未定)」も塩野義製薬と同様の仕組み。3月から治験を始め、第2/3相は早ければ10月にも終了する。細胞内でウイルスの遺伝子が複製する働きを阻み、ウイルスの増殖を抑える「モルヌピラビル」を開発するのはメルク。最終段階の治験中で、年内にも米国などでの承認申請を見込む。ロシュは、傘下の米アテアがC型肝炎ウイルス治療薬として研究していた「AT―527(名称未定)」の転用を目指す。提携する中外製薬(東京)によると、22年に国内で申請、承認後は中外製薬が販売を担う予定だ。他の経口薬としては、エイズウイルス(HIV)の治療薬「ネルフィナビル」の効果を長崎大などが調べている。一部で話題となった駆虫薬「イベルメクチン」の製造元は、有効性の科学的根拠が存在しないと発表した。

ワクチン接種は欠かせず

最大の課題である安全性について久下教授は、開発中の薬剤と類似した仕組みの抗ウイルス薬が、HIVやC型肝炎治療薬として実績があることから「問題はないだろう。治験でも重篤な副反応の報告はない」と説明する。ただし「多くの人が使い始めると、薬剤耐性ウイルスが出現する恐れもある」と注意を促す。新薬の開発期間は通常、基礎研究から10年以上かかるケースが多い。新型コロナでは2年程度と大幅に短縮されそうだ。コロナウイルスの一つで2003年に見つかった重症急性呼吸器症候群(SARS)の研究が転用されたこと、患者数が多く治験の効率が良いこと―が奏功したと久下教授は分析する。ワクチン導入までの経緯を踏まえて久下教授は、米国などで特例承認された1カ月後をめどに日本でも特例承認されると予想する。「最初は輸入頼りで供給量は多くないだろうが、ワクチンと比べれば早期に安定供給が可能だ。順調に進めば、年末から来年初めごろに国内でも処方が始まるのではないか」と期待する。薬剤によって異なるが、服用期間は5日程度になる見込み。薬剤耐性ウイルスを出現させないためにも、所定の用法用量を守るよう久下教授は注意を促す。さらに、今後もワクチン接種が欠かせないとの見方を示した。「まだまだ変異株には懸念がある。変異株に対応した追加のワクチン接種と、感染初期に処方する経口薬、どちらも重要だ」

コロナ飲み薬、進む開発 早ければ年内の処方も 東北医科薬科大・久下教授に聞いた | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

 

もし「飲み薬」が治療に使われるようになれば、大きな変化となります。

予防接種をし、それでも感染し発症した場合は、飲み薬で対応する。このスタイルはみなさん既に経験しています、そう、季節性インフルエンザと同じです。インフルエンザが流行する前に予防接種し、もしインフルエンザに感染してしまったらタミフルなどのクスリを処方されて自宅に帰ってちゃんと服用する。1週間もすれば完治。なんてことが現実になるかも知れません。

 

★モゥー!ポイント★

日々、治療方法は進歩しています。どんなに進歩しても、やはり予防が大切、ではないでしょうか。感染しないために手洗い、うがい、マスク。そういった日々の積み重ねが病気を遠ざけます。そして、しっかり栄養、しっかり運動。健康な身体を保つことが大事です。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

毎日更新!たべものブログ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)糖尿病・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。