牛乳、好きですか？飲んでいますか？
牛乳と言えば新型コロナウイルス感染症の影響もあって、廃棄が話題になってたりしていますね。
牛乳は栄養価の視点からはとても優秀な食品です。
牛乳（ぎゅうにゅう、英: (Cow's) Milk）
ウシ（牛）の乳汁である。
日本の法律による定義は、成分を調整していない生乳が牛乳と定義され、商品に「牛乳」の名をつけることができる。牛乳成分を増減したり乳糖を分解したりすれば加工乳であり、乳飲料は牛乳由来成分以外を加えた栄養添加飲料やコーヒーミルクなどである。また脂肪分を調整したものが低脂肪牛乳などとされる。
乳牛を飼育して牛乳や乳製品を生産する畜産を酪農と呼ぶ[4]。乳製品は、脱脂粉乳、バター、生クリーム、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなど多岐にわたる。
国連食糧農業機関（FAO）により2001年、6月1日が「世界牛乳の日」と定められた。これを受けて日本では2008年から、6月1日が「牛乳の日」、6月が「牛乳月間」とされている。
スーパーやコンビニに行けば色々な種類の牛乳パックが処狭しと並んでいますね。
牛乳と言えば、牛乳パック。他にも瓶に入ったものもあります。
でも、何故かペットボトルに入っている牛乳は見かけません。
ジュースでもコーヒーでもお茶でもペットボトルに入った商品はあるのに、なぜペットボトル入りの牛乳はないのでしょう。
気になって調べてみたら詳しく書かれた記事を見つけました↓
なぜか知ってる？牛乳がペットボトル販売されない驚きの理由
ペットボトルに入った牛乳があれば便利そうなのに、なぜないのだろう…。そんな疑問を持ったことがある人は多いだろう。今回は、牛乳がペットボトル販売されない驚きの理由を解説しよう。
理由1.法律で禁止されていた
牛乳がペットボトル販売されていない理由は、牛乳をペットボトルに入れて販売すること自体が法律で禁止されていたからである。牛乳は摂氏10度以下でなければすぐに雑菌が繁殖してしまう。もし牛乳がペットボトルに入っていたら、長時間常温で持ち運ぶ人がいるかもしれない。また、ペットボトルは口を直接つけて飲むシーンが多く、そういった理由から牛乳のペットボトル販売は法律で禁止されていた。
理由2.法改正されるものの新たなる問題が！
実は、2007年に「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」が法改正された。適切な条件下で管理されればペットボトル入りでも安全だと結論付けられたからだ。しかし、今度はコスト面での問題が発生した。牛乳専用のペットボトルを作るためには膨大なコストがかかる。このような理由で、いまだに店頭でペットボトル入りの牛乳はほとんど見かけない。
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 | e-Gov法令検索
3. 海外ではペットボトル販売が一般的続いては、海外の牛乳事情について解説しよう。海外の牛乳の多くはペットボトル入り、しかも大容量であることをご存じだろうか。欧米は牛乳消費量が多く、大容量でも家族ですぐに飲み切れるため衛生的な心配がいらないのだ。牛乳専用のペットボトルにはアルミ箔の層構造が採用されていて、空気遮断ができるため賞味期限が長いものも存在する。
結論
今回は、日本で牛乳がペットボトル販売されない理由について解説した。法改正後もコストの問題で、ペットボトル入りの牛乳はほとんど普及していない。海外のように牛乳専用のペットボトルができれば、日本でも賞味期限が2ヶ月ほどある牛乳が店頭に並ぶかもしれない。
なんとなく「衛生的な理由」というのは予想はしていました。でもコストが理由とは思いませんでした。
ということで、コストについても調べてみることにしました。
紙パックとペットボトルのコスト
ちょっと調べただけではなかなか明記されているのが見つかりませんでしたが、一応。
ペットボトル代 約17円
とあります。多分これは350mLサイズのコストだと思います。同じ1000mLのペットボトルの原価は見つけられませんでしたが、小売りしている分については、
ペットボトル1000mL 59円〜
とありました。他にも不確かですが「50円〜」というのも見つけてはいるので、たぶん50円〜60円程度なんだと推測できます。
一方、紙パックは、
紙パック1000mL用 約13円
とあります。
そう、紙パック1000mLの方が安いのです。
ただ、コストというのは原材料費だけではなくて、保管、生産・加工、輸送に人件費などもかかってくるので何とも言えません。
牛乳パックって紙のみで作られていない？！
調べていくウチにさらに意外なことが判りました。
↑見慣れた牛乳パック、ですが、その材料は単なる紙ではないようです。
拡大してみると、
なんと、牛乳パックは単なる紙だけでなくポリエチレンと合わせて層を作った構造になっているんだそうです！
ポリエチレン（米: polyethylene、英: polyethene）
略称PEは、エチレンが重合した構造を持つ高分子である。最も単純な構造をもつ高分子であり、容器や包装用フィルムをはじめ、様々な用途に利用されている。基本的にはメチレン（-CH2-）のくり返しのみで構成されているが、重合法によって平均分子量や分枝数、結晶性に違いが生じ、密度や熱特性、機械特性などもそれに応じて異なる。一般に酸やアルカリに安定。低分子量のものは炭化水素系溶剤に膨潤するが、高分子量のものは耐薬性に非常に優れる。濡れ性は低い。絶縁性が高く、静電気を帯びやすい。
確かに言われてみれば単なる紙、ではない感じはしていました。ですが、ポリエチレンが含まれているとは思いませんでした。ポリエチレン製のものと言えば、
▲ポリ袋
▲ポリ手袋
▲ゴミ袋
▲ポリタンク
など私たちの身の回りにたくさんあります。ちなみに、ペットボトルは、
ペットボトル（英: PET bottle）
合成樹脂（プラスチック）の一種であるポリエチレンテレフタラート (PET) を材料として作られている容器。
ペットボトルの約9割は飲料用容器に利用される。他に、調味料・化粧品にも用いられている。それまでガラス瓶や缶などに入れられていた物の一部がペットボトルに置き換えられた。ペットとも呼ばれる。上記は日本での呼称・発音で、英語圏では通常、素材の違いを細分せず（PEボトルやPVCボトルと区別せず）plastic bottle と呼ぶ（ペットボトルを構成する素材であるPETについては、英語圏では普通はピートもしくはそのままピー・イー・ティーと読む）。素材
ポリエチレンテレフタレート（PET：Polyethyleneterephthalate）を主原料にしている。ポリエチレンテレフタレートは石油由来のテレフタル酸とエチレングリコールを高温・高真空下で化学反応させた樹脂である。
2016年、アサヒ飲料は、三ツ矢サイダーの一部製品（1.5Lボトル4万箱分）に植物由来の原料を使用したオールバイオペットボトルの採用を開始した。
なお、ペットボトルのキャップはポリオレフィン系のポリプロピレンやポリエチレンで出来ている。また、ラベルはポリスチレンやポリオレフィン系のポリプロピレンやポリエチレンでできている。リサイクルしやすさや使用する資源量削減といった環境配慮から、ラベルのないペットボトル入り飲料も発売されている。
ペットボトルと他のプラスチック製のボトルは外観だけでは見分けることが困難な場合がある[8]。そのため、日本では指定表示品目（清涼飲料水、しょうゆ、酒類）の指定ペットボトルには三角形の識別表示マークが付けられている。
名前の由来である「ポリエチレンテレフタラート (PET) 」が原料となっているのですが、PE＝ポリエチレンが原料のものもあるようですね。
容器はともあれ
中身である牛乳は栄養価が高いことを忘れてはいけません。またミルクと言っても色々あります↓
★がぉー！ポイント★
結局ハッキリは判らなかったのですが、少なくとも、牛乳は雑菌が繁殖しやすいのは事実ですし、栄養価が高いのも事実です。安全に美味しく楽しく牛乳を頂きましょう。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 （こぞのあゆみ）管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
