▼「京都に行きました」過去分
2022年7月22日金曜日。
山鉾鑑賞後、少し早いですが夕食です。お楽しみの京都ごはん。今夜ご馳走になるのはこちら↓
りょうりや御旅屋
御旅屋と書いて「おたや」と読みます。漢字だけ観ると旅屋？旅館とか宿泊施設？とか思っちゃいますよね。違うんです。鷹狩りのための休憩場所という意味なのです。
御旅屋（おたや）
江戸時代の加賀藩で藩主の鷹狩、民情視察の際に宿泊や休憩のために使用された施設のこと。参勤交代の際にも宿泊施設として使用されていた。加賀藩の領内に7-10か所は存在したといわれている。
概説
一般的に小さな藩で鷹狩が行われる場合は「御本陣」と称して、臨時に民家を借り上げて使用されることが多かったが、加賀藩では専用の施設である御旅屋を設けた。御旅屋の建物で現存するのは、富山県高岡市戸出町にある御旅屋門のみである。
席に案内され開いたお品書きにちゃんと店主のごあいさつとしても書かれてありました↓
私は鷹狩りのお殿様ではないけど、御旅屋さんで京都をいただきに来ました。
▲鮎です。ですが、ひとつは焼いたもの、ひとつは煮たものと違う料理方法なのです！ひとつの素材を違ったかたちで味わうってものすごく得した気分！どちらも甲乙つけがたい美味しさでした！
▲店内 お札があります、
これは『阿多古祀符 火廼要慎』と書いてあり『あたごきふひのようじん』と読むそうです。阿多古とは愛宕＝愛宕神社のこと、祀符とはお札のこと。つまり愛宕神社のお札ってことです。
愛宕神社は京都では火除けの神様として有名。火除け＝火事にならないように、というお札なんだそうです。京都のご飯屋さんに行けばほぼ確実に貼ってあります。なのでこれを観ると京都感がぐっとアップします。
ちなみに愛宕神社は京都市右京区にある愛宕山を指すようですが、その愛宕山の愛宕神社の素？となったのが亀山市にある愛宕神社なんだそうです。
愛宕神社（あたごじんじゃ）
京都府京都市右京区にある神社。旧称は阿多古神社。旧社格は府社で、現在は別表神社。全国に約900社ある愛宕神社の総本社である。現在は「愛宕さん」とも呼ばれる。
愛宕神社（あたごじんじゃ）
京都府亀岡市千歳町国分にある神社。旧称は「阿多古神社」。式内社で、旧社格は村社。社伝では愛宕山の愛宕神社（京都府京都市）は当社からの勧請とし、そのため「元愛宕」や「愛宕の本宮」とも称される。愛宕山の愛宕神社同様に「愛宕の三つ参り」として、3歳までに参詣すると一生火災に遭わないとして信仰される。
うーん、ややこしいですね。そして愛宕神社は全国にありますよね。私の住む福岡にもあります。
ちなみに消防大学校長が愛宕神社について記事を書いています↓
https://www.fdma.go.jp/publication/ugoki/assets/2702_03.pdf
★がぉー！ポイント★
美味しい京都のご飯を堪能して幸せ気分で宿泊先まで帰る途中、山鉾を観ました。
夜は照明が灯ってまた別の魅力がありました。たくさんの人が見に来ていました。というか、中にはお散歩中のわんちゃんがいたり、仕事帰りや買い物の人もいて、もの凄く日常感がありました。生活圏の中に長い歴史を持つ山鉾がこの時期だけ現れる。なんだか不思議でした。
次回は京都2日目。朝から活動します！お楽しみに★
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 （こぞのあゆみ）管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
