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適材適食 -てきざいてきしょく-

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2123食目「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

2023年7月23日日曜日。

▼前回

ペパーミントに染められてすっかり涼しくなった私。ですが、大極殿を出ると、やはり京都の夏は手強いです・・・。一気に暑くなりました・・・。蒸発?!しながら歩いていると目の前に!

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宮脇賣扇庵 みやわきばいせんあん

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

宮脇賣扇庵
文政6年創業の京扇子店宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)。京扇子とは、京都扇子団扇商工協同組合の組合員が、扇面・扇骨・仕上加工まで国内生産した扇子のこと。江戸時代からほぼすべての扇子を自社で製造してきた歴史を今に受け継ぐ京都の老舗だ。宮脇賣扇庵の扇に描かれる絵はほとんどが手描き。藤巻百貨店で販売する男性向けの紳士京扇子には、職人によるバッタ、縁起柄であるトンボや龍が描かれている。形は、一般的な扇子と比べて扇骨の数が多く扇面の紙部分が短いので柔らかな風で扇ぐことができる。きらびき加工を施した和紙が品よく輝く。女性ならコンパクトな婦人京扇子麻ポケット扇を。うっするらと透ける麻布は見た目も涼しく宮脇賣扇庵の定番アイテムのひとつ。末広がりで縁起がよいともいわれる扇子は、父の日や母の日をはじめとするギフトにもおすすめだ。

宮脇賣扇庵の京扇子通販 | 藤巻百貨店

あらためて扇子とは、

扇子(せんす)

扇(あお)いで風を起こす道具の一つ。また、儀礼や芸能で用いられる。古くは扇(おうぎ)と呼ぶのが普通であった。「おうぎ」という言葉は古くは「あふぐ」(扇ぐ)の派生形の「阿布岐」(あふぎ)と呼ばれたが、日本語の変化によって関連が分かりにくくなった。

扇子 - Wikipedia

ということで、まるで美術館のような店内をご覧ください↓

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

宮脇賣扇庵の京扇子
熟練の職人たちにより八十七もの工程により作りあげられる京扇子。江戸時代より続く老舗「宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)」が手がける製品は、いずれも扇ぐためだけの単なる道具にはとどまらない。用と美が一体となった、持ち歩くことができる工芸美術品だ。

宮脇賣扇庵の京扇子 - 逸品セレクション | 藤巻百貨店

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

扇子の発祥は平安時代の京都 長い歴史を誇る扇の文化
今夏のような猛暑や節電対策、クールビズのアイテムとして近年注目を集めるようになった扇子。かさばらずに携帯でき、いつでもどこでも手軽に涼を取れる扇子は、夏の外出に重宝する持ち物のひとつとなってきている。現代では一般的に“扇ぐ”ためのものとして使用されることが多いが、その誕生は平安時代初期の日本。平安時代には、和歌を書いて贈ったり、花を載せて贈ったり貴族同士のコミュニケーションツールとして使用され、その後は日常や冠婚葬祭などの儀礼、茶道や舞踊、落語などの持ち物として欠かせないものとなっている。長い歴史の中で様々な役割、意味を持って活躍している扇子は、日本人に馴染み深い小道具だ。

宮脇賣扇庵の京扇子 - 逸品セレクション | 藤巻百貨店

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

江戸時代より伝統や格式を受け継ぐ老舗「宮脇賣扇庵」
1823年(文政6年)より創業の「宮脇賣扇庵」は、日本舞踊に用いられる舞扇、夏扇に加え、昔ながらの飾扇など、あらゆる扇子をそろえる老舗の扇子店。江戸時代より、ほぼすべての製品を自社で製造販売しており、三代目が工芸品としての飾り扇を考案した後も、その伝統と技法を今日まで継承している。同社が手がける扇子の扇面に描かれた絵は、その多くが手描き。長年に渡って培われた職人の技術が生み出す製品は、いずれも手触りや開き具合、使い勝手などが高く評価されており、昭和34年には、当時の皇太子殿下御成婚の際に祝の扇を献納した実績も。また、時代とともに職人の確保が難しくなってきている中、同社は優れた職人の育成と技術継承にも力を入れ、扇子の伝統と文化の普及にも積極的に取り組んでいる。

宮脇賣扇庵の京扇子 - 逸品セレクション | 藤巻百貨店

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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熟練した匠たちによる八十七もの工程
「京扇子」とは、主な素材となる竹と紙の加工から仕上げまで、京都を中心に国内で生産された商品のみを指す名称。扇子作りの流れは、竹を加工して扇子の骨を作る「扇骨作り」、扇子の紙の部分「地紙」を加工し、折り目を付ける「扇面作り」、扇骨と扇面を組み合わせる「仕上げ作業」に大別できる。しかし、実際の製造工程は「仕上がりまでに八十七回 職人の手を通る」と言われるほど、細かく分けられ、紙屋、絵付け師、扇骨屋、折師、付け師など、20余りの職人の分業で行われる。さらに、主な素材である竹や和紙は、それぞれが呼吸している上に個性もあるため、全体のバランスを取るのが非常に難しく、それぞれの職人には熟練した技術が求められるという。

宮脇賣扇庵の京扇子 - 逸品セレクション | 藤巻百貨店

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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職人達の思い入れ、雅な風情が感じられる柔らかい風
京扇子の魅力について、「宮脇賣扇庵」本店店長の高嶋章治氏は「やはり職人さんが、一本一本思いを込めて作っているということに尽きる。使い心地が工場製品のものとは比べ物になりません」と語る。そして、職人が手間暇をかけて作っているものだからこそ「扇を大事にしつつ、小物として活かしてもらいたい(同氏)」とも。同店では、もちろん扇子の修理にも対応しているが、扇骨が破損したり、折れてしまうと返って高くつき、修理は難しいとのこと。使う際は乱暴に開け閉めせず、両手で全開にして扇ぐことが好ましいそうだ。持つだけで優雅な気分に浸ることができる同店の扇子は、使うたびに“古いものを大切にする”という京都の文化をも感じられる夏の逸品。長い歴史に育まれた、気品あふれる柔らかく優しい風で、暑い季節を心地良く過ごしていただきたい。

宮脇賣扇庵の京扇子 - 逸品セレクション | 藤巻百貨店

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「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

色々あって迷いましたがひとつを選びました。

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★ぴょん!ポイント★

私が選んだのはこちら↓

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

淡い桜色。優しい色合い。骨組みの繊細さが気に入って連れて帰ってきました。ちなみに扇部分は西陣織です。

西陣織(にしじんおり)

京都の先染め織物をまとめた呼び名である。綴、 錦(金襴(英語版))、緞子、朱珍、絣、紬などの多彩な糸を用いた先染めによる高級絹織物。西陣とは、応仁の乱の時に西軍(山名宗全側)が本陣を置いたことにちなむ京都の地名。行政区域は特別にはないが、この織物に携る業者がいる地区は、京都市街の北西部、おおよそ、上京区と北区の、南は今出川通、北は北大路通、東は堀川通、西は千本通に囲まれたあたりに多い。応仁の乱を期に大きく発展したが、応仁の乱より昔の、5世紀末からこの伝統が伝えられている。また、「西陣」及び「西陣織」は「西陣織工業組合」の登録商標。
西陣織は、昭和51年(1976年)2月26日に国の伝統工芸品に指定された。

西陣織 - Wikipedia

右の熨斗?に注目。

「センスあるセンス」宮脇賣扇庵@夏の京都2023その11【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

↑これ「壽惠廣」って書いてあります。

壽惠廣
縁起物として扇子を贈られる場合には、表書きを「寿恵廣(すえひろ)」とされるのが多いです。扇を広げた形が末広がりを意味し、幸せが末永く続きくようにという縁起の良い言葉です。

ギフトのご案内 - 京扇子の老舗|ギフト 扇子の山二|京都・五条烏丸

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扇子 形態
数本から数十本の細長い竹や木でできた骨を束ねて端の一点(要=かなめ)で固定し、使わないときは折りたたみ、使用時に展開する。骨にはたいてい紙が貼られており、展開すると紙を貼られた部分が雁木形の扇面となる。折り畳むことで小さく納めることができる。開閉の方法は、骨を右手親指でずらすように押すことで開く。一般的には右利き用であるが、左利き用も販売されている。また、扇子そのものを振ることで開く方法もある。折りたたんだ際の形状が持ち運びに優れていることから、夏場の外出時での涼みに使えるとして愛用する人も多い。
扇子を開く角度はだいたい90度から180度の間であり、円を三等分した中心角120度前後のものが主流である。扇子を開いた形は「扇形」(おうぎがた/せんけい)と称し、幾何学の用語にもなっている。このような扇子の形状は「末広がり」に通ずるので縁起の良いものとされ、めでたい席での引出物としても用いられる。

扇子 - Wikipedia

扇子の形が8の字、すえひろがり、ってこと、なるほど!です。私が買ったこの扇子が、末広がりの縁起ってことで、幸せがやってきたらいいなーって考えたりしています。

いかがですか?センスのある扇子ですか???

扇子でパタパタされたウサギさんの反応がかわいいです↓

ウサギ年にぴったり!

 

次回、夏の京都2023その12【本家月餅家直正】に立ち寄っていよいよ帰福です。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。