新しい年は2024年。漢字で書けば二千二十四年・・・。「四」って突然で何だか違和感を感じませんか?
「一」「二」「三」と来て、次が
「四」です。画数が合っているわけでもないですし、流れから言ったら、横棒4本で、
↑というのが自然な気がしませんか?なんか理由があるのでしょうか。ということで、調べてみました。
「一」「二」「三」の次は「四」。「四」が棒4本ではない理由があった!/しってる? しらない? 漢字びっくり事典
「一」「二」「三」ときて「亖」じゃなくて「四」なのは「亖」が「四」に負けたから
「一」は昔、中国で数を数えるのに使った「算木さんぎ」という木を、1本置いたようすを表す。
だから、「二」も「三」もそれぞれ算木を2本、3本、置いたようす。
じゃあ「4」を表すなら「亖」でいいと思えるし、昔はそうだった。
ところが、線が多く数えにくい。
そこで登場するのが「口の中の歯が見えるようす」を表す「四」という漢字。「シ」と読んだけど、「亖」も「シ」と読む。読み方が同じなら、4の漢字には「四」を使えば見やすく、数えまちがえしにくくなるよね。
結果、「亖」は敗れ、「四」が使われるようになったとか。
まずは「算木」ってどんなものでしょうか?
算木(さんぎ)または算籌(さんちゅう)
中国数学や和算で用いられた計算用具である。縦または横に置くことで数を表した。算木に基づく算木数字も使われた。算木を用いた計算法を籌算という。
今で言う「そろばん」みたいなもののことでしょうか?
算木について書かれたブログを見つけました↓
算木(さんぎ)
中国数学で用いられた計算道具で、中国では紀元前から使われていました。日本には飛鳥時代に数学とともに伝来します。算木は加減乗除はもちろん、高次方程式をとくこともできます。ところが中国ではそろばんが使われるようになると算木は使われなくなり、使い方もわからなくなってしまいました。日本ではそろばんが普及してもそろばんと併用する形で数学(和算)を発展させました。
赤い算木は正の数を、黒い算木は負の数を表し、算盤という格子を書いた布などの上で計算します。2000年も前に正の数負の数が発見されていたことに驚かされます。NHKの大河ドラマ「平清盛」や映画「天地明察」で計算道具として何度も登場しましたから、どのように使うか覚えている方もいるかと思います。
なるほど!数の分だけ、この棒を置く。判りやすい。わかりやすいですが、確かに大きな数になってくるとどう表現するのでしょう?
サンプルがありました↓
確かにこれだと足し算や引き算だけであれば実物の棒の足し引きでできるのでよいかも知れませんが、やはりさらに大きな数やたくさんの計算には向かないですね。
で、棒というモノではなく、文字に起こす際には、算木に習って
としたとあります。こんな文字あったんですね↓
確かに二が2つなので4とイメージもしやすい。でも、「わかりにくい」ということで、「四」に負けたそうです。
そして「四」は「口の中の歯が見えるようす」なんだそうです↓
言われてみれば・・・。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
「亖」は昔の「4」の意味とありました。なので、来年を「二千二十亖年」と書いても、一応間違いではないようです。
でもせっかくなので「四」=口の中が見える。口の中が見えるようなシチュエーション。そ、笑う。たくさん笑える、そんな1年になりますように★
元日に石川県能登方面で最大震度7を記録する地震が発生しました。私には祈るしかできません。どうかみなさん無事でありますように。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。