4月になり桜も散ってしまいました。つい数週間前までは肌寒い日もあったのですが、すっかり景色も気温も春になりました。
今回はそんな「ちょっと寒かった」頃の名残が名前になった野菜を紹介します。それがこちら↓
菜っ葉の心と書いてチョイサムと読むそうです。ちょっと寒い=ちょいサム=チョイサムじゃないです。この葉物野菜、他にも呼び方があって菜心=さいしんを和名になっているようです。
サイシン(菜心、学名:Brassica rapa var. utilis)
アブラナ科アブラナ属の二年生植物。中国では菜心(ツアイシン)、菜苔(ツアイタイ)、油菜心(イウツアイシン)などとよばれている中国野菜の一種。
産地
ヨーロッパ原産。中国では唐代に普及し、中国野菜となっている。名称
日本では菜心をそのまま日本式に発音し「サイシン」と読み、これは中国語での読み方(càixīn)とも対応する。英語ではChoy Sumと呼ばれるが、これは広東語での呼び方に由来する。栽培
暑さに強い。温帯夏雨気候に属する広東省での生産が多い。日本では、夏から秋にかけて収穫できる。ただし、増城市で生産されるようになった「遅菜心」は栽培時期が遅く、冬場に出回る。料理
花茎、若葉を蔬菜にする。薹立ちして蕾の付いた茎を食したり、株ごと収穫したりして食べる。
くせがないので、炒め物、和え物、汁の実、酢味噌和え、酢の物、漬物、お浸しなど様々な料理に利用できる。
あれ?暑い季節に強い野菜、なんですね!
緑が鮮やかですね、ホウレンソウに似てる?
という訳で調理してみました↓
チョイサムの煮浸し
このレシピはチョイサムを購入したイオンのサイトで紹介されていました。チョイサムを生産している農家の人の話も載っていますよ。
食べてみたら、まったくクセがなくて歯ごたえがよく美味しいです★ 栽培が安定してたくさん供給されるようになったら、使いやすくて結構色々な料理と合うかもしれません!
★モゥー!ポイント★
このチョイサム、本当に国内で栽培しているところが少ないようです!イオン系が今新しい野菜としてパワープッシュ中とのことなので、イオン系の生鮮売り場で見かけたらぜひお試しください!
春先=ちょっと寒い=チョイサム、もう覚えましたね?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。