ヒルトン福岡シーホークで行われた
「三区合同内科医会学術講演会」で講演させて頂きました。
座長は、
弊院二田哲博クリニック 姪浜 院長 下野大が
務めさせて頂きました。
私の講演のテーマは「腎臓を守る食事」についてです。
私の勤務する二田哲博クリニックは、
糖尿病などの生活習慣病と甲状腺疾患を専門に治療しています。
なのに、なぜ「腎臓」なのか。
糖尿病が原因で腎臓の病気になってしまう人が多いのです。
つまり糖尿病は腎臓の病気の始まりになりかねないのです。
腎臓が悪い、と聞くと多くの人は
人工透析をイメージするのではないでしょうか。
腎臓の機能が低下してしまい、
機器の助けを借りて血液を綺麗にするために
週に何回か病院に通い、
何時間もチューブを繋がれている、
そんなイメージが浮かぶ人も少なくないと思います。
実はそれだけではありません。
食事についても大きな制限が必要になります。
身体、特に腎臓への負担を減らしつつ、
体調を保つために食べるもの、量、回数などに
細かく注意をしなければなりません。
腎臓の病気の原因となる糖尿病を専門に治療する
クリニックの管理栄養士として、
糖尿病を絶対に進行させない!
決意をもって
腎臓の病気にならないための糖尿病治療を行っていく。
それが糖尿病専門クリニックの管理栄養士である
私の使命だと考えています。
腎症になってからではなく、
糖尿病の時点で食い止めるこそが
本当の意味で腎臓を守るための食事ではないか
と思います。
やはり大事なのは、
【適材適食】食を識り、食を考え、食を大切にすること。
そんな内容の話をさせて頂きました。
90人を超える医師やコメディカルの人たちに
参加して頂きました。
お忙しい中、また猛暑の中、
大勢の方々にお集まり頂き、大変恐縮です。
腎臓についてあらためて考える。
今回の講演会は大切なきっかけを私に与えてくれました。
感謝です。
★わん!ポイント★
最後になりましたが、
今日参加頂いた医療従事者のみなさま、
今村光秀先生、
升谷耕介先生、
下野院長、
そして
講演会のスタッフのみなさまに
心から深く感謝申し上げます。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。