特別お題「わたしがブログを書く理由」
2023年9月5日月曜日、GLACTIV Web Live Seminarにて講演させて頂きました。
私は講演Iとして『適材適食〜サルコペニアを防ぐ栄養指導のコツ〜』と題してお話させて頂きました。
質疑応答の内容を補足もあわせて記します↓
問)市販のプロテインを利用している患者さんもいます。実際に利用されていますか?デメリットなどありますか?
答)食事での摂取が困難で、プロテインであれば利用できそうな場合は勧めています。糖尿病の治療をしている患者さんの場合、プロテインに含まれている糖質の種類や量は必ず確認するようにしています。
問)食事量摂取量の低下がある場合、どんな食品が勧められますか?アミノ酸組成なども考えた提案をしたほうが良いでしょうか?
答)アミノ酸組成などを配慮することももちろん大切なことですが、まずは患者さん自身の嗜好をしっかりと聞き取りながら提案します。例えば食事カウンセリング中の会話の中で「テレビ番組で鶏むね肉が良いと聞いたけど、あまり食べられない。元々魚好きなので、魚であれば量もしっかり食べることができる」という発言をもとに「無理に鶏むね肉にこだわらず、魚でもいいんですよ?!」とアドバイスしたところ、タンパク質摂取量をしっかり増やすことができたという事例があります。あまり好きではないものを身体に良いというだけで食べ続けることは難しいです。好きなものを知ることだけで食事カウンセリングの幅はとても拡がると考えています。もちろんそれほど患者さんの強い嗜好、好みががないのであれば、より良質のアミノ酸の食品をオススメするようにしています。
講演IIは二田哲博クリニック[ 福岡・姪浜 ]院長 下野大が『健康寿命延伸を目指した糖尿病治療〜フレイル・サルコペニアを見据えて〜』と題して講演させて頂きました。
★ぴょん!ポイント★
最後になりましたが、
本日参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。