お題「#おうち時間」
新型コロナウイルス感染症の流行により、外出を自粛。毎日の生活がいつも通りではなくなった人も多いと思います。仕事や勉強、買い物、遊び、食事、運動、そしてお通じ。ちゃんとうんち、でていますか? 生活リズムの乱れは排便や便の状態にも影響してきます。
うんち記録アプリ「ウンログ」を運営しているウンログ社がウンログを利用しているユーザ向けにアンケートを行った結果を見てみましょう。
56%が排便回数「減った」と回答
「便秘になった」人は43%に
調査は「ウンログ」ユーザー3000人を対象に実施。
新型コロナウイルスへの不安や、緊急事態宣言・外出自粛によってストレスを感じているかどうか聞いたところ、
82.7%が「ストレスを感じている」と回答。
そのうち、排便やうんちの状態が「変わった」と回答した人は51.3%だった。
排便やうんちの状態が「変わった」と回答した人は実際にどのような変化があったのだろうか。
「回数が減った」が56.0%、
「便秘になった」が43.3%
と、うんちが出なくなる人が増加する傾向にあるという結果になっている。
外出自粛によって毎日の生活に変化があったか聞いたところ、
「変化があった」と回答したのは71.6%。
そのうち「運動量が減った」の87.5%が最多、
次いで「同じ姿勢でいる時間が増えた」が86.9%だった。
アンケートの結果、約半数の人がうんちの回数が減った、便秘になったと答えています。原因についても訊ねていて、どうやら、
- ストレス
- 生活習慣の変化
- 運動量の減少
- 同じ姿勢でいる時間の増加
などを挙げています。
食べることと同じくらいに出すことは大事です。必要な栄養素やエネルギーを食事で摂り、体内で取り込み、不要となったものがうんちです。うんちが出なければ、身体の中に不要なものが留まり、溜まり続けることになります。
すべて今まで通りに行かないとしても、例えば食事で改善することもできます。すでにみなさんは知っているはず、そう食物繊維をたくさん摂ることです。食物繊維はヒトの消化器官では消化吸収しにくいので、腸内まで届き、腸管に溜まった便に絡みつき、排出してくれる役割を持っています。
そんな食物繊維を多く含んだ食材は野菜です。野菜を積極的に食べることで多くの食物繊維を取りこむことができます。
それだけではありません。食物繊維を食事のいちばん最初に摂ることで血糖値の急上昇を抑えてくれる働きがあります。ベジファースト、ですね。
お腹の調子が何だか悪かったり、いつものようにうんちが出なかったり、便秘気味だったり、そんなアナタは野菜を積極的にたくさん食べてみましょう★
★ちゅー!ポイント★
うんち、大事です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。