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適材適食 -てきざいてきしょく-

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860食目「新型コロナウイルスの3つの怖さ」日本赤十字社

「新型コロナウイルスの3つの怖さ」日本赤十字社【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

新型コロナウイルス感染症について最前線で治療にあたっている日本赤十字社から新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜というメッセージが発表されています。

www.jrc.or.jp

↑上記のバナーをクリックするとコンテンツが表示されます。が、とても重要なメッセージなので、私のブログでも紹介します。

 

***以下、日本赤十字社 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜 より転載、掲載***

 

新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!
〜負のスパイラルを断ち切るために〜

 

新型コロナウイルスによる感染が流行しています。
実はこのウイルスが怖いのは、「3つの”感染症”」という顔があることです。知らず知らずのうちに私たちも影響を受けていることをみなさんはご存知ですか?

 

3つの”感染症”はつながっている
第1の”感染症” 「病気」
第2の”感染症” 「不安」
第3の”感染症” 「差別」
ひとりひとりが気を付けないとワタシはこうやって力をつけていくよ

 

ウイルスがもたらす第1の”感染症”は病気そのものです
このウイルスは、感染者との接触でうつることがわかっています。感染すると、風邪症状や重症化して肺炎を引き起こすことがあります。

 

ウイルスがもたらす第2の”感染症”は不安と恐れです
このウイルスは見えません。ワクチンや薬もまだ開発されていません。わからないことが多いため、私たちは強い不安や恐れを感じ、ふりまわされてしまうことがあります。それらは私たちの心の中でふくらみ、気づく力・聴く力・自分を支える力を弱め、瞬く間に人から人へ伝染していきます。

 

ウイルスがもたらす第2の”感染症”は嫌悪・偏見・差別です
不安や恐れは人間の生き延びようとする本能を刺激します。そして、ウイルス感染にかかわる人や対象を日常生活から遠ざけたり、差別するなど、人と人との信頼関係や社会のつながりが壊されてしまいます。

 

なぜ、嫌悪・偏見・差別が生まれるのか
見えない敵(ウイルス)への不安

特定の対象を見える敵と見なして嫌悪の対象とする

嫌悪の対象を偏見・差別し遠ざけることでつかの間の安心感が得られる

 

特定の人・地域・職業などに対して「危険」「ばい菌」といったレッテルを貼る心理によって差別や偏見はおこります。

 

3つの”感染症”はどうつながっているの?
第1の”感染症” 「病気」
①未知なウイルスでわからないことが多いため不安が生まれる
第2の”感染症” 「不安」
②人間の生き延びようとする本能によりウイルス感染にかかわる人を遠ざける
第3の”感染症” 「差別」
③差別を受けるのが怖くて熱や咳があっても受診をためらい、結果として病気の拡散を招く
この”感染症”の怖さは、病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別が更なる病気の拡散につながることです。

 

皆さんも、ウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向いたり、なにかとウイルスに結び付けて考えたりしていませんか?
「あの人咳してる・・・コロナなんじゃない」
「あの地域はコロナが流行っているからあそこのものを買うのはやめよう・・・」
「熱があるけど怖いから黙っていよう・・・」
このように思い、行動することから"感染症"は広がっていきます。これらの”感染症”をふせぐために、私たちはどのような工夫ができるでしょうか?

 

第1の”感染症” 「病気」をふせぐために
一人一人が衛生行動を徹底しましょう。
「手洗い」
「咳エチケット」
「人混みを避ける」
など、ウイルスに立ち向かうための行動を、自分のためだけではなく周りの人のためにもすることが大切です。

 

第2の”感染症” 「不安」にふりまわされないために
不安や恐れは私たちの
気づく力
聴く力
自分を支える力
を弱めます。不安や恐れは身を守る為に必要な感情ですが、私たちから力を奪い、冷静な対応ができなくなることもあります。

 

第2の”感染症”にふりまわされないために
気づく力を高める
まずは自分を見つめてみましょう
立ち止まって一息入れる。(深呼吸、お茶を飲む)
今の状況を整理してみる。
自分自身をいろいろな角度から観察してみる(考え方、気持ち、ふるまいなど)

 

第2の”感染症”にふりまわされないために
聴く力を高める
いつもの自分と違う所はありませんか?
ウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向いてませんか?
なにかと感染症に結び付けて考えていませんか?
趣味の時間や親しい人との交流が減っていませんか?
生活習慣が乱れていませんか?
普段と変わらず続けられることはありますか?

 

第2の”感染症”にふりまわされないために
自分を支える力を高める
自分の安全や健康のために必要なことを見極めて自ら選択してみましょう
ウイルスに関する情報にさらされるのを制限し、距離を置く時間を作る。
いつもの生活習慣やペースを保つ。
心地よい環境を整える。
今自分が出来ていることを認める。
今の状況だからこそできることに取り組んでみる。
安心できる相手とつながる。

 

第3の”感染症”をふせぐために
不安を煽ることは病気に対する偏見や差別を高めます。
「確かな情報」を拡めましょう。
差別的な言動に同調しないようにしましょう。

 

第3の”感染症”をふせぐために
みなさんそれぞれの場所で感染を拡大しないように頑張っています。
小さな子どものいる家庭
高齢者
治療を受けている人とその家族
自宅待機している人
医療従事者
日常生活を送って社会を支えている人
この自体に対応しているすべての方々をねぎらい、敬意を払いましょう。

 

まとめ
3つの”感染症”をみんなで乗り越えていくために
このように、新型コロナウイルスは、3つの”感染症”という顔を持って、私たちの生活に影響を及ぼします。このウイルスとの戦いは、長期戦になるかもしれません。それぞれの立場でできることを行い、みんなが一つになって負のスパイラルを断ち切りましょう。

 

 

***元:新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~|トピックス|国内災害救護|活動内容・実績を知る|日本赤十字社より転載***

 

新型コロナウイルス感染症は私たちの健康を脅かし、大切な人を奪うだけでなく、生活や社会、人間関係さえも壊しかねない危険を秘めていることをこのメッセージは伝えてくれています。

 

さらにこんな動画も↓


【日本赤十字社】新型コロナウイルスが引き起こす"3つの感染症"


【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

 

 

★ちゅー!ポイント★

www.kochinews.co.jp

www.news24.jp

緊急事態宣言により、みんなが外出を控えています。そのため、献血が不足しているそうです。医療機関には新型コロナウイルス感染症の患者だけでなく、様々な病気やケガで入院している人がいます。そして輸血に必要な血液も新型コロナウイルス感染症があってもなくても変わりません。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。