今週のお題「傘」
梅雨入りと同時に全国で当たり前のように最高気温が30度を超える日が多くなってきました。梅雨が明ければ夏がやってきます。そして2020年、今年の夏はいつもの夏とは違った新型コロナウイルス感染症予防という大きな問題があります。
今、様々な場所でマスクの着用が求められています。夏前だと言うのにマスクをしているだけで既に暑い、いや熱いですよね。熱さは体力だけでなく、体内の水分を奪っていきます。そして熱中症を引き起こす原因になりかねません。
そこで今回はマスクをしながらの熱中症対策について、とても参考になる頁を見つけましたので見ていきたいと思います。
主に生活習慣病、特に糖尿病のある人向けですが健康な人にもとても参考になると思います。
詳細は上記の頁をよく読んで頂くとして、記事に書かれている内容の要点だけを以下にまとめたいと思います。
気温・湿度が高い中でのマスク着用には注意が必要
真夏の日中35度、ってなれば流石に全身汗をかくので自覚症状もあって誰もが水分補給をすると思います。今のような梅雨の時は高温多湿だけど、真夏ほど日射しもない時は自分で気づかない間に身体から水分が失われていることがあります。一気に大量の汗が出なくても、気づかないうちに体温調節のために汗をかいています。それは外出していなくても、家の中でもです。梅雨の時期こそ水分補給は意識してしましょう。
熱中症のリスクが高い時にはマスクをはずす
3密でない場所であれば、マスクを外し、しっかり水分を小まめに摂るようにしましょう。宅急便のヤマト運輸も配達員の健康を守るために、感染の危険がないと判断できる状況ではマスクを外すことを認めていると発表しています。
社員のマスク着用について(6月5日19:00) | ヤマト運輸
冷房時でも換気を エアコンの温度設定の調整が必要
エアコンで冷房をつけると、冷気が逃げないように窓を閉めます。でも、気づくと1日中窓を閉め切り、なんてことにならないように、空気を入れ換え換気をよくするようにしましょう。閉め切った部屋では扇風機やサーキュレーターなどを使って空気の流れを作ると、冷房効率も上がり、新型コロナウイルスなどの細菌やウイルスも留まることがありません。そしてできたら冷房をしながら窓を開けましょう。
暑いときや体調不良のときは無理をしない
体調のチェックをしっかりしましょう。特に体温を測る習慣ができるとよいです。
水分を補給 塩分(ナトリウム)を入れると効率的
汗が塩っぱいのは塩分が含まれているから。汗として体内から塩分も一緒に逃げ出していきます。
スポーツドリンクに注意
ということで、スポーツドリンクを水分補給時に飲む人も多いと思いますが、スポーツドリンクの中には糖分がたくさん入っているものが意外と多くあります。そんなアナタにこちら↓
体を熱さに慣れさせる
ーーー外は暑いから。そして#StayHomeだから。
ということで冷房のきいた部屋で1日中過ごす、なんて人も増えるかも知れません。それでは、外出時に身体が慣れずにそれこそ熱中症になりやすくなります。適度に暑さを体験していくことで、身体はちゃんと順応して暑さ用の準備をしてくれます。暑さを体感することも暑さ対策になります。
運動する時間帯に注意
ーーーじゃあカラダのために外で運動する!
外で身体を動かすことは大事ですが、運動する時間帯に注意が必要です。最も気温の上がる午後帯は避けた方がいいでしょう。朝夕の涼しい時に出かけるようにしましょう。
準備は十分に 服装に注意
風通しのよい涼しい格好を意識しましょう。ただし肌の露出が多くなると紫外線が心配。しっかり日焼け止めを塗って対策をしましょう。私は最近、つばの広めの帽子に日傘も使っています。自分で日陰を作ることで涼しく感じされます。オススメ。
アルコールを避ける
飲酒です。アルコールは液体ですが水分補給にはなりません。むしろ体内に入ったアルコールを分解するためにたくさんの水が必要になります。
薬を飲んでいる人は要注意
ここは本文を引用します。
降圧剤である「利尿薬」は、尿を出して血液量を減らして血圧を下げる薬。利尿薬には水分を排泄する作用があり、脱水を起こすことがあるため、熱中症には注意が必要になる。
また、糖尿病の治療薬である「SGLT2阻害薬」は、血液中の余分な糖分を尿と一緒に排泄するため、脱水になりやすいという副作用がある。これを飲んでいる人は、水分補給を忘れずに行いたい。
こうした薬を飲んでいる人は、夏場になる前に医師に相談しよう。
今、様々なマスクが生まれています。蒸れの少ないものもあります。そんなマスクを探すのもいいかも知れません。
★ちゅー!ポイント★
誰も経験したことのない夏がもうそこまで来ています。新型コロナウイルス感染症も熱中症も紫外線にも気をつけなくてはいけません。何よりも健康。健康な心と身体でこの夏を過ごしましょう★
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。