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【沖縄土産その6】
蟹、捨てる
そんなモッタイナイ名前の果物があるのをご存知でしょうか。いや、冗談ではなく、実際に存在するのです。それがこちら↓
カニステル(Canistel、学名:Pouteria campechiana)
アカテツ科の常緑樹、またはその果実のこと。
あれ?なんだかこの沖縄土産シリーズに似たような果物を紹介したような、そう、ミズレモンに似てますね。並べてみると↓
↑左がミズレモン、右がカニステル。発色やカタチは若干違いますがとても似ていますね。
カニステルですが、別名エッグフルーツ、クダモノタマゴとも言うそうです。
果実はエッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれる。果実は甘く、粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身や蒸し芋のようなほくほくした食感がある。
見た目だけでなく、味わいから「タマゴのよう」ということから付けられたようです。中身はというと、こんな感じ↓
うーーーん、、、色といい、種の感じといいまるで柿のような見た目です。
いや、これって拳銃の弾のようでは?
弾倉(だんそう、英: Magazine)
火器の弾薬をあらかじめ装填しておき、発射の際に次弾を供給するための、銃の部品のひとつである。英語の発音をそのまま借りてマガジンとも言う。外付けのもの(脱着式)と、銃に内蔵されているもの(固定式)がある。前者は半自動式拳銃(セミ・オートマチック・ピストル)や自動小銃・軽機関銃に、後者はボルトアクション方式など手動小銃でよく見られる。改造品や模造品、また、正規品であったとしても"仕様"として極稀にオートマチック式で固定式の物もあれば、回転式で脱着できるものもあるため、一概には言えない。
ぴったり入りそうです!(違)。
ドライカニステルもあったので買って来ました↓
さて気になるお味ですが。
フルーツというと果汁たっぷりというイメージがありますが、カニステルは水分がなく何だかボソボソしていて、まるでゆでたまごを食べている感じでした。エッグフルーツという名前に納得です。ただもの凄く甘く感じました。ドライな感じだから余計に甘く感じたのかも知れませんが、どちらかというとまとわりつくような甘さでしょうか。今まで食べたことのない不思議なフルーツでした。
食べた後に知ったのですが、
食べ頃を判別するのが難しく、完熟にならないと非常に不味である。当たりの果実が数個に1個、または数十個に1個しかないといわれるほど味にバラつきがある果実である。
なんだそうです。私は当たりを引いたようです。
わ。本当に「蟹、捨てる」って言われていたんですね。
★がぉー!ポイント★
カニステルは栽培されている台湾や沖縄でもほとんど市場に並ばないマイナーな果実である。近年まで栽培しても売り物にならなかったことから、「蟹捨てる」、「金捨てる」など沖縄の農家の間で揶揄を込めた駄洒落で呼ばれることがあった。
わ。本当に「蟹、捨てる」って言われていたんですね。本当に捨てられなくてよかった。モッタイナイ名前の不思議な味わいの果物、カニステルでした。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。