緑色が最初に出てきて、それから黄色が発売されたキウイ。2020年に赤いキウイフルーツが発売されたのをご存知でしょうか。それがこちら↓
▲ゼスプリ ルビーレッド キウイフルーツです。
期間限定の希少な味
新品種*!ゼスプリ・ルビーレッド
ゼスプリが20年以上の歳月をかけて開発した、新しいキウイフルーツ、ゼスプリ・ルビーレッド。お店に並ぶのは、4月下旬~5月下旬だけ。期間限定の希少な味、ゼスプリ・ルビーレッドの魅力を詳しくご紹介します。
*2020年より日本市場における販売を開始販売期間:2022年のゼスプリ・ルビーレッドは、4月上旬から5月上旬ごろの期間限定で販売予定です。
※各店舗によって販売開始時期が異なります。
※数量なくなり次第販売終了となり、予定より早めに販売終了となる場合もございます。
※店舗により取扱いが無い場合がございます。
ということで、探しました。期間が決まっているので今入手しないと次は1年後・・・。必死に検索して各方面に問い合わせして、ようやく入手することができましたっ!(本当に大変でした)
さて、問題です。
↑お皿の上に3種類のキウイフルーツを置きました。さて、どれがグリーンで、どれがイエローで、どれがルビーレッドでしょうか。
パッと見た感じ、左から黄色、緑色、赤色に見えますねー(ヒントじゃない)。
正解は、
左からイエロー、ルビーレッド、グリーン、でした。意外と外見は関係ないようです。ちなみにルビーレッドの外見はこんな感じです↓
キウイフルーツ
キウイフルーツ(英: kiwifruit)
マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物の果実である。また、マタタビ属のActinidia deliciosaを指して特にキウイフルーツとも呼ぶ。
商業流通の歴史は浅く、1906年にニュージーランドが新しい果樹のキウイフルーツとして、中国原産のActinidia deliciosaやActinidia chinensisの品種改良に成功、1934年頃から商業栽培を開始し、世界各国で食べられるようになった果物である。
キウイフルーツの原種は中国産だったんですねー。それをニュージーランドが改良したとは知りませんでした。
「キウイフルーツ」という名称は、ニュージーランドからアメリカ合衆国へ輸出されるようになった際、ニュージーランドのシンボルである鳥の「キーウィ (kiwi)」に因んで1959年に命名された(果実と鳥の見た目の類似性から命名された訳ではない)。カタカナでは「キーウィーフルーツ」「キーウィフルーツ」「キウィフルーツ」などの表記も使用される。
日本へは1965年頃にアメリカ合衆国から果菜(ベジタブルフルーツ)の一種として輸入され出回るようになった。また、日本でも栽培や独自品種の開発が行われており、花期は5月頃。耐寒性があり冬期の最低気温-10℃程度の地域でも栽培が可能である。産地は温帯から亜熱帯で、熱帯果実ではない。
Actinidia deliciosa の最も一般的な栽培品種であるヘイワード種の果実は、鶏卵程度の大きさを持つ楕円体で、皮が茶色く毛状の繊維に覆われている。この植物および果実自体もキウイ(またはキーウィー、キーウィ、キウィ)と略して呼ばれる場合がある。
キウイフルーツの名前の由来となったキウイとはこんな鳥です↓
キーウィ(奇異鳥)
後述するキーウィ目に分類されていた構成種Apteryx australisに対して用いられていた和名、もしくは鳥綱キーウィ目(Apterygiformes)に分類される構成種の総称である。この記事では後者について解説を行う。
確かにキウイフルーツにそっくり、逆ですね、キウイフルーツがそっくりです。
マタタビに近縁であることから、幼木や若葉はネコ害を受けることもある。
その他のマタタビ属の近縁種も「キウイ」という名称を利用して流通している。例: オニマタタビ(A. chinensis、ゴールドキウイ、ゴールデンキウイ)、サルナシ(A. arguta、ベビーキウイ、ミニキウイ)、シマサルナシ(A. rufa、ミニキウイ)など。
え???マタタビ??? あの猫を狂わせてしまうというあのマタタビ???
マタタビ(木天蓼、英: Actinidia polygama)
マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。別名夏梅ともいう。
ネコのマタタビ反応
日本では「猫に木天蓼」という諺があるように、ネコがマタタビを大好物とすることは古くから知られており、1704年に出版された貝原益軒の農業指南書「菜譜」にも記されていた。浮世絵「猫鼠合戦」にはマタタビでネコを酔わせ腰砕けにするネズミの様子が描かれるなど、江戸時代には「マタタビ反応」は、「マタタビ踊り」とも言われ既に大衆文化に取り込まれていた。1950年代には目武雄らの研究によって、マタタビ活性物質は「マタタビラクトン」と呼ばれる複数の化学成分であると報告されていた。マタタビ反応はネコ科の動物全般に見られるが、なぜネコ科動物だけにこの反応が見られるのか、また、マタタビ反応の生物学的な意義についてはこれまで不明であった。2021年1月21日、科学雑誌『Science Advances』に、岩手大学は、名古屋大学、英国リバプール大学、京都大学との共同研究で、ネコのマタタビ反応が蚊の忌避活性を有する成分ネペタラクトールを体に擦りつけるための行動であることを解明したと発表した。本研究では、まずマタタビの抽出物からネコにマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見。さらにこの物質を使ってネコの反応を詳しく解析し、マタタビ反応は、ネコがマタタビの匂いを体に擦りつけるための行動であることを突き止めた。また、ネペタラクトールに、蚊の忌避効果があることも突き止め、ネコはマタタビ反応でネペタラクトールを体に付着させ蚊を忌避していることを立証した。ネペタラクトールは、蚊の忌避剤として活用できる可能性があるとしている。
蚊を避けるために猫はマタタビに体を擦りつけていたんですね!ということはキウイフルーツの樹のネコ害というのは猫が体を擦りつけているってことでしょうか。
マタタビの花はこんな感じ↓
マタタビの実とはこんな感じ↓
実はキウイフルーツにやっぱり似てる???
↑こんな感じで売っているそうです。コレを観るとマタタビの実って細長い感じでモンキーバナナのように見えますね。
一方、キウイフルーツは
▲キウイフルーツの花、だそうです。マタタビに似てますね。
▲未成熟なキウイフルーツの実、だそうです。
▲成長中のキウイフルーツの実
より専門的に違いを比較しているサイト↓
ルビーレッドキウイフルーツを食べてみた
グリーンとイエローもあるので食べ比べてみました。
私の5段階評価
|甘味|酸味|
緑| 2| 5|
黄| 5| 1|
赤| 3| 3|
緑:中のあの独特なツブツブ感が「キウイ食べてる」という感じがします。口の中でプチプチしててなんだか懐かしい感覚になります。
黄:とにかく甘いです。こんなに甘かったのかと思うくらい甘いです。でもしつこい甘さではなく、果物独特のあの甘さです。
赤:酸味と甘味の絶妙のバランスを感じました。とにかく見た目がいいです。また食べたいと思ってしまう味です。
3食のキウイフルーツを頂きました、が、それぞれに特徴的で独特の味わいがあって、単なる色違いではないところが凄い!と思いました。
キウイフルーツの栄養
↑ゼスプリ社のサイトのルビーレッドは果実全体が赤く表現されていますが、どうも個体差があるそうです。まだ開発されたばかりなので安定していないのかも知れません。
気になるニュース
今回3色のキウイフルーツを集めたのですが、グリーンだけ、ゼスプリ社のではないのです。どこを探しても見つかりませんでした。そしたらこんなニュースが↓
キウイフルーツ貯蔵庫の“電源切れ” 損失約7400万円
愛媛県西条市にあるJA周桑でキウイフルーツの貯蔵庫の電源が切れ、7400万円余りの損失が出ていたことが分かりました。
JA周桑によりますと、去年12月中旬、市内75の農家から預かっていたキウイフルーツを貯蔵していた倉庫の電源が切れていたことが分かりました。電源が切れた期間は、半月ほどと見られていて、通常2度で管理していた貯蔵庫の中は22度に達していました。
そのため、キウイフルーツが一斉に熟してしまい、県や市の職員らに販売したり加工用として出荷したりしましたが、およそ6分1の売り上げしか確保できなかったということです。JAは農家に対し、通常通り販売した場合に算定されるおよそ9000万円を支払い差額の7400万円余りについては特別損失として計上する見込みだということです。電源が切れた原因はわかっておらず、JA周桑は「マニュアルを作り再発防止を徹底したい」と話しています。
これが関係している???
★がぉー!ポイント★
本当に美味しかったです★★★ ルビーレッドが加わり3つ揃ったことでグリーンもイエローもより存在価値が高まったというか、個性がより輝いたという感じがすごくしました★ ぜひルビーレッドを見つけたらお試しください。できれば3色揃えて食べ比べすることを強くオススメします!
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。