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1962食目「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?

特別お題「今だから話せること

「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

2023年3月13日月曜日からマスク緩和となりました。

外出時にはマスクを着用することが最早当たり前となって長い間過ごしてきたので、戸惑っている人も多いかも知れません。NHKのサイトにマスク緩和について色々とまとめてあったのでその記事を引用しながらみていきたいと思います。

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「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

マスク、3月13日から外しますか?
緩和で感染者どうなる?Q&A

「息苦しいし、早く外したい」「しばらく様子を見て決めたい」マスクの着用が3月13日から個人の判断に委ねられます。一方、3月13日を迎えたらどうしようかと考えている人も少なくないと思います。国や専門家は、3月13日以降も着用したほうがいい場面があるとしています。どんな時にマスク着用?マスク緩和で今後の感染者数はどうなる?Q&A形式で詳しくまとめました。

Q.マスク緩和で感染者どうなる?
新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は3月13日から屋内・屋外を問わず「着用するかどうかは個人の判断が基本となる」としています。
マスクの緩和で着用する人の数が減ると、今後の感染者数の推移はどうなるのか。
名古屋工業大学の平田晃正教授のグループがAI=人工知能を使って「半数の人が日常的にマスクの着用を続けた場合」と「80%の人が着用をやめる場合」について試算しました。
試算では、さらに感染力の高い変異ウイルスが現れず、人出がコロナ前の水準まで緩やかに戻るといった想定でAIを使って東京都の1週間平均での1日当たりの感染者数を算出しました。
その結果、半数の人がマスクを着用し続けた場合、東京では感染者数が大型連休のあとで増えるものの5月中旬の時点で約5500人と試算され、当面、大規模な感染拡大は避けられるとしています。
一方で、80%の人が着用をやめると5月中旬の時点で感染者数は1日当たり約8600人になるという試算になりました。
いずれの場合もお盆休みのあとにも同じ程度まで増えるとみられると試算されたほか、ワクチンの追加接種がなければ免疫の効果が下がり、感染者数は年末にかけて1日に1万人を超える試算になったということです。
平田教授は「一定の人がマスクの着用を続ける場合、感染は拡大しにくいという試算結果になった。高齢者などリスクが高い人もいるので、配慮しながら生活することが大切だ」と話しています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

みんなでマスクをすることで感染拡大を防ぐ効果がある、ということ。だからこそ私たちはマスクをして生活してきました。そこでマスクを外すとどうなるか。当然感染拡大しやすくなります。ただ以前のような爆発的な感染拡大の状況は落ち着いて来たこともありマスク解禁となった、ということですね。

Q.どんな時は着用したほうがいい?
ポイントは、平田教授の話にもあったように「重症化リスクの高い人に感染を広げないこと」です。
厚生労働省は「以下のような場合には注意しましょう」として、着用が効果的な場面や着用を推奨する場面などについて考え方を示して、国民に呼びかけています。
下の写真は、厚生労働省がつくったパンフレットです。


ピンクの線で囲まれた部分で、マスクの着用が効果的な場面を紹介しています。
ここで示されているのは、次の1、2、3の場面についてです。
1 医療機関を受診する時
2 医療機関や高齢者施設などを訪問する時
3 通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車する時
1と2は、高齢者など重症化リスクの高い人が多く入院・生活する場所であることが理由です。
3は人が密集していることや、重症化リスクが高い人が乗り合わせている可能性もあるためです。
ただ、おおむね全員の着席が可能であるもの(新幹線・通勤ライナー・高速バス・貸切バス等)は除く、としています。
こちらは換気対策を取られていることが前提で、整然と座っている場面は、混雑には当たらないことが理由だということす。
このほか高齢者や、がんなどの基礎疾患、そして妊娠している女性など重症化リスクの高い人は、流行期に混雑した場所に行く時にマスクの着用が効果的だとしています。
一方、症状がある人や感染者本人、同居する家族に感染者がいる人は、周囲に感染を広げないため外出を控え、通院などでやむをえず外出する場合は人混みを避けマスクを着用するよう求めています。
そして、重症化リスクの高い人が多くいる医療機関や高齢者施設などの職員については勤務中のマスクの着用を推奨するとしています。
パンフレットの一番下の行には「本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします」とあります。
コロナ禍の3年間、マスクの着用が普通になった今、「外したい」という人と、「外すのは不安」という人に大きく分かれていますが、厚生労働省は「着用したほうがいい場面を示しているので、参考にしてもらいながら、場面に応じて個人で判断してほしい」としています。
こうした内容は厚生労働省のホームページにも掲載されています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

マスク緩和ということは、今まではマスクを常用していましたが、感染のリスクの少ない場面であればマスクを外してもよい、ということです。

Q.企業や事業者ではどんな対応?
企業などの事業者については「感染対策上の理由や業務内容などによっては利用者や従業員に対してマスクの着用を求めることは許容される」としていて、各業界団体に対して3月13日までに業種別のガイドラインの見直しと現場や利用者へ周知するよう呼びかけています。
内閣府によりますと、3月9日時点で195ある業種別ガイドラインのうち、バスなどの公共交通機関や、小売業界、ホテルなど62のガイドラインで見直しや周知が進められているということです。
各業界の状況について、3月7日のこちらの記事でも詳しくまとめています。

マスク着用 個人の判断に 各企業の対応は? ▷

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

一方で、企業や事業者が「マスク着用した方がよい」と判断した場合は、マスク着用を求めることができる、としています。

Q.公共交通機関・航空機は?
航空機の中でのマスクの着用については、業界団体の「定期航空協会」が3月13日から『乗客や従業員、個人の判断に委ねる』としています。
政府は3月13日以降、おおむね全員の着席が可能な航空機や新幹線、高速バスなどではマスクを外すことを容認するとの考え方を示していて「定期航空協会」は、これを踏まえて判断したとしています。
そのうえで「これまで各社に対し、乗客などにマスクの着用を要請するよう求めていたガイドラインを改定するなど準備を進めるとともに、お客様に安心してご利用頂けるよう引き続き努めていきたい」としています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

多くの人が一箇所に集まった状態である交通機関でも、基本的に個人の判断に委ねるとしています。

Q.学校は?
文部科学省は、学校での教育活動では4月以降、着用を求めないことを基本とする方針を全国の教育委員会などに通知しています。
通知では4月以降の学校での教育活動について「マスクの着用を求めないことを基本とする」と明記していて、「教育活動」には体育を含めた授業全般や合唱、運動部の活動などが含まれるということです。
また卒業式についてはマスクを着用しないことを基本としますが、国歌や校歌の斉唱、複数の児童、生徒によるいわゆる「呼びかけ」などではマスクなどの対策をした上で実施するように求めています。
また来賓や保護者の参加人数について「感染対策上での制限は必要ない」としていて、そうした人たちにはマスクの着用を求め、座席間の距離を確保するということです。
あわせて、基礎疾患などさまざまな事情でマスクの着用を希望する児童生徒がいることなどから学校などがマスクの着脱を無理強いしないようにすることや、差別が起きないよう適切に指導を行うことを求めています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

同様に人が集まる学校でも基本的にマスクの着用を求めない、としてます。

Q.それぞれの職場ではどう判断すれば?
3月13日を前に、順天堂大学はオフィスでの感染対策を確認するためのチェックリストを公開し、それぞれの職場での対策に役立ててほしいとしています。


チェックリストは、感染制御が専門の順天堂大学の堀賢教授が作り、オフィスの管理と換気について求められる対策を確認できるようになっています。
このうちオフィスの管理の対策については、マスクの着用や体調不良の際に勤務しない場合の取り扱い、それに流行状況に応じたリモートワークのルールがあるかどうかなど、5つの項目を点数で評価します。
例えば、マスク着用については
▽ルールを設定していないと0点
▽会話や電話対応など声を発する場面で着用を推奨していれば1点
▽声をほとんど発しない場面で着用を免除していれば2点
▽逆に場面にかかわらず、一律にマスクを外すことや着用を求めていればマイナス2点
などとしていて、通常の業務を行う場合には5つの項目で合わせて5点以上だと良好と判定されるとしています。
これまでに行われてきた対策の何をやめて何を続けるか、現場での判断は難しいため、リストを作ったということです。
堀教授は「マスク着用の緩和や5類への移行が進むが、コロナが消えたわけではない。オフィス内の感染対策のよしあしを判断し、流行の波が大きくならないよう活用してもらいたい」と話しています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

個人の判断に委ねる、とされても困る場合もありますので、このようなチェックリストも用意されています。

Q.医療機関や高齢者施設での対策やマスク、専門家は
こうした点について、3月8日の専門家会合では会合のメンバーらがまとめた新型コロナの5類への移行にあわせた医療機関や高齢者施設での感染対策についての新たな考え方を示した文書が提出されました。
文書では、新型コロナが5類に移行しても、流行が繰り返し起きることが想定されるとして、病気の人や高齢者など重症化リスクの高い人が集まる医療機関や高齢者施設では、施設内で感染が広がらないよう感染対策を続けることが求められるとした上で、必要とされる対策を一問一答の形式で示しています。
このうちマスクの必要性については、施設の職員も、利用者も日常的にマスクを着用することが望ましいとする一方、個室や、個人のベッドの上などではマスクを外して過ごすこともできるとしています。
また、訪問者との面会については、面会を制限することで患者や入居者の体や心などが衰えてしまう可能性があると指摘し、家族などの訪問にあたっては発熱や咳などの症状がないことを確認したりマスクを着用して決められた場所で面会したりといった感染対策をとった上で、過度な制限をかけないよう求めています。
また、医療や介護現場のスタッフが旅行や外食を制限する必要があるかどうかについては、日常の感染リスクは家庭内を含め多様であることから「制限すべきではない」としています。
そして、
▽感染が疑われる症状があれば仕事を休むこと、
▽業務中でも疑わしいと感じたときは現場を離れ、症状と体温を確認すること、
▽症状が続く間はたとえ検査が陰性でも仕事を休むべきだとしています。
このほか文書では、
▽施設内での換気の方法、
▽感染者の診療やケアを行う際の対策、
▽感染者が確認された場合に周囲の患者や入居者の検査や、隔離などのゾーニングをどの程度行うべきか、などといった対策について、それぞれの考え方や具体策を含めて整理しています。
文書をまとめた1人で専門家会合の脇田隆字座長は「文書は現場で疑問が生じやすい場面を想定して作成した。すぐに実行できる感染対策もあるので、今後も対策を継続するための指針として活用してほしい」と話しています。

マスク、3月13日から外しますか?緩和で感染者どうなる?Q&A|NHK

▼全文を読みたい人はこちらから。

と、ここまで読んできて3月13日のマスク緩和について理解出来たでしょうか。

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マスク解禁となる5月との違いは?

「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今回のマスク緩和となった2023年3月13日とマスク解禁となる2023年5月8日との違いってなんでしょう。

新型コロナ、5月8日に「5類」決定 屋内マスクは「個人の判断」
 政府は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、新型コロナの感染症法上の分類を5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げることを決めた。新型コロナを特別な感染症として扱う対応は段階的に縮小。暮らしや経済活動に大きな影響を与えた「コロナ禍」の政策は、国内での発生から3年あまりで大きく転換する。

 岸田文雄首相は対策本部で、「ウィズコロナの取り組みをさらに進め、家庭、学校、職場、地域、あらゆる場面で日常を取り戻すことができるよう着実に歩みを進める」と述べた。

 対策本部に先立って開かれた感染症の専門家らによる厚生労働省の感染症部会は、感染症法に基づく私権制限に見合った「国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれ」はないとして、5類への移行を了承。引き下げ前に改めて、感染症部会で意見を聞き、最終確認する。新たに重症化しやすい変異株が現れた場合は引き下げを見合わせる。

 27日の感染症部会でも、年に複数回の流行の波があり、感染者と死者が数多く出ていると指摘された。委員からは「いまだに極めてインパクトの高い感染症で、パンデミックは終了していない」という意見もあった。今後も高齢者など、重症化リスクの高い人を守る視点から、感染対策をめぐる誤解や分断が起きないように、政府が丁寧に説明するよう求めた。

新型コロナ、5月8日に「5類」決定 屋内マスクは「個人の判断」 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

5月には新型コロナウイルス感染症が5類へ移行となり、それに伴ってマスクは解禁となる、ということです。5類についてはこちら↓

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★ぴょん!ポイント★

 

マスクの着用について|厚生労働省

「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

個人の判断。

とても曖昧で難しく厄介です。「マスクしない」「マスクしたい」どちらも個人の判断。それが同居するとなったら、どうしたらいいのか判らなくなってしまいます。

ではこう考えてみてはいかがでしょう、

マスクは何のためにするのか。

ーーー感染拡大防止のため、です。感染したくないのであれば、マスクを着用することで効果が期待できます。逆にマスクをしない場合は、より感染のリスクが高まります。ただマスクはみんなが着用することで感染を抑える働きが高まります。

マスクが必要と思ったら躊躇せずにマスクを着用し、必要と思わないのであれば外すというのが個人の判断で、そして重要なのは「他の人に自分の意見を強要しない」ということです。したい人はする、しなくていい人はしない。個々人の判断は個々に違うのでお互いに尊重しあうことが大切です。

3月13日から5月8日まではマスク緩和なので、完全に個人の判断ではなく、求められたらマスクを着用する必要があります。そして5月8日からはマスク着用は個人の判断となります。なので、外出の際は「マスクを持参」して「マスクをしたい時にいつでもできるように」準備をしておくのがいいと私は考えています。

「マスク緩和」2023年3月13日からマスク緩和、あなたは?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

3月13日当日朝の通勤の時の地下鉄の様子。みんなマスクしています。診察中もみんなマスクをしていました。

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。