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2023年12月1日金曜日。阿蘇へ小旅行に出かけました。
▼阿蘇小旅行
楽しく秋の終わり、冬の始まりの阿蘇を堪能して、一路、福岡へ向けて私は阿蘇の外輪山を大分道へ向けて車を走らせていました。
↑大観峰を出て阿蘇の外輪山を下っている時はまだ明るかったのですが、30分もしないうちに急に真っ暗になりました↓
山道を走ってはいたのですが、それ程混んでもなかったし、道もしっかり整備されているので、走りにくいとは思いませんでしたが、夜間なので気を付けて走っていました。
時刻は18時を過ぎたあたり。
森というか林というか両側を木々が生い茂る中走っていました。
すると突然前を横切る大きな影が!!!
シルエットからすぐに鹿だと判りました。
鹿は右側の木々の間から突然道路に現れ、私の車の前をすっと横切りました!!!
もともとカーブが続いていたのでそれほどスピードは出していなかったし、横切った鹿まで車3台分ぐらいは距離があったので、停止はせずにスピードを緩めました。
こんなイメージです↓(合成なので背景は違います)
「鹿だ!」と叫んでしまいましたが、余裕はありました。横切る鹿は左側の林の木々の中へ消えていきました。あっというまの出来事でした。
「あぶなかった・・・」
と思った瞬間、ハンドルを握る私の右側にボンっ!という衝撃音と共に鈍い震動を感じました。
!!!!!!!!!!!!
とりあえず車を停めました。瞬間、何が起きたか判りませんでしたが、すぐに「何かがぶつかった」と判り、それが「鹿」だということも理解しました。
そう、鹿は目の前を横切った1頭だけではなかったのです。
ーーーパニックです。
危険を察知して回避したと思ったら、鹿と衝突してしまいました。。。
しばらくは何を話し、何をしたかは覚えていません。どれくらい時間が過ぎたかもわかりません。
正気?に戻り、車を走らせようと思った時、運転席側のドアミラーが折れ曲がっていることに気づきました。
そこで、やはり鹿とぶつかったことを認識しました。ぶつかった時、まったく姿を見ていなかったのですが、鹿だと思います。
被害は
↑何もないことを返却前のガソリンスタンドで確認しました。キズ一つありませんでした。鹿の体毛的なものや血液などもありませんでした。(ほっ)
鹿
最近、サルとかイノシシとかクマとか野生動物が人里に降りてくるというニュースをよく目にします。熊本・阿蘇で私が遭遇した鹿は、どうやらニホンカモシカのようです。
ニホンカモシカ(以下、「カモシカ」)
偶蹄目ウシ科ヤギ亜科の動物です。中国地方を除いた本州、四国、九州に生息する日本固有の種です。天然記念物の中で特に価値が高いため、特別天然記念物に指定されています。動物の「国宝」ともいえる生き物です。
参考資料 カモシカとシカの違い (PDFファイル:481KB)
性格は比較的大人しく、自ら人や他の動物を襲うことはありません。カモシカの体重は成獣でおよそ30~40kgであり、ニホンジカよりやや小型です。熊本県内のカモシカは黒色や灰色が多く、茶色のニホンジカとは異なります。オス・メスともに12~15cmの枝分かれしない角を有しています。
ニホンカモシカ (Capricornis crispus)
偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される。単にカモシカとも呼ばれることもある。また、地方により「バカジシ」「オドリジシ」「ニクバカ」「アホ」などという呼び名がある。この呼び名はカモシカが好奇心が強く、人などをじっと動かず見つめている為に捕まえやすいということが由来。
好奇心が強い・・・。
シカが関係する交通事故 去年4475件で過去最多に
2023年01月23日 09時22分去年、道内で起きた野生のシカが関係する交通事故はそれまでで最も多かった前の年を上回り、過去最多となりました。
警察のまとめによりますと、道内では去年1年間に車がシカと衝突したり、シカを避けようとしてガードレールにぶつかったりした交通事故が4475件に上りました。
これはそれまでで最も多かった令和3年の4009件を上回り、過去最多を更新しました。
去年はほとんどが物損事故でしたが人身事故になったケースもあり、3人が死亡、4人がけがをしたということです。
また、事故の発生場所で比較すると、全体の4割が交通量の多い札幌方面で起きていて、次いで釧路方面が3割近くを占めているということです。
シカの生態に詳しい酪農学園大学の伊吾田宏正准教授は「近年、シカの個体数が増え、冬は積雪が増えると標高の低い市街地周辺にも出没するおそれがある。シカは群れで行動するので、1頭見かけたら複数頭いると考えて車のスピードを落とすようにしてほしい」と話しています。
↑北海道のお話ですが、1頭見かけたら複数頭いると考えて車のスピードを落とすように。確かにその通りでした。
熊本のニホンカモシカの数
確かに自然豊かな阿蘇。野生の動物たちには絶好の場所です。阿蘇にはどれくらいの野生のシカが棲息しているのでしょうか。
熊本県におけるシカの推定生息頭数の調査結果について
阿蘇地域 22,240頭
熊本県内でも1、2を争うシカの生息地のようです。
ニホンカモシカは特別天然記念物
九州におけるカモシカの生息推定頭数は年々減少しており、その中でも、熊本県内のカモシカの推定頭数は約40頭とされています。(参考資料『平成30年・令和元年度九州山地カモシカ特別調査報告書』)
カモシカは我が国特有の動物として極めて重要であるとして、文化財保護法で国の特別天然記念物に指定されています。故意にケガを負わせたり、死亡させた場合、文化財保護法違反となります。特別天然記念物の保護にご理解とご協力をお願いします。
- 種類 :特別天然記念物
- 名称 :ニホンカモシカ
- 所在地 :地域を定めず(熊本県ほか29都府県)
- 指定年月日:昭和30年2月15日(特別天然記念物)
とくべつ‐てんねんきねんぶつ【特別天然記念物】
天然記念物のうち、世界的にまた国家的に価値が特に高いとして、文化財保護法により指定されたもの。保護・保存がより徹底される。イリオモテヤマネコ・オオサンショウウオ・屋久島のスギ原始林など。
https://jataff.or.jp/monument/2.html
もしシカとぶつかってしまったら?
ニホンカモシカではありませんが、エゾジカとの交通事故が日常的に起きてしまっている北海道の話題を見つけました↓
一方で、どうしても避けられない事故もあると思います。その際に忘れてはならないのは、警察への連絡です。たとえ自身や同乗者にけがが無かったとしても、エゾシカとの事故は交通事故として扱われます。その場合、速やかに警察に報告することが法律で定められていますし、道路上の危険を防ぐ措置も講じなければなりません。ただ、エゾシカが動けなくなっている場合、伊吾田准教授は「角や足で攻撃される恐れがあるので、不用意に近づかないでほしい。ダニが媒介する感染症のリスクもあるので、素手で触ることも避けるべきだ」と話しています。
いったんエゾシカとの事故が起きると、その影響は私の予想以上に多岐にわたることが分かりました。事故が多く起きているのは秋ですが、雪どけが進む春も増加する傾向が見られます。春を迎えて車で出かける機会も増えると思いますが、運転の際はシカの飛び出しに気をつけ、少しでも事故が減ることを願っています。
★ぴょん!ポイント★
本当にびっくりしました・・・トラウマです・・・。
よく野生動物が出没するよ!の標識を見かけますが、まさか私の前に!とは思いませんでした。幸い車に軽いキズなどの損傷はなく、シカも無事だと思います。
当たり前のことですが、この世の中は私たちだけが住んでいるのではなく、多くのたくさんの動物たち、植物たちが生きています。それを改めて思い知らされました。
そしてなぜスピードを出してはいけないか、という意味も身をもって理解しました。
ぜひ、あなたもハンドルを握る時は、「動物が飛び出してくるかも知れない!」ということをアタマの中で考えて、安全な運転を心がけてください。私はそうします。共存できるように私にできることはやっていきたいと思います。
願わくば、シカさんが無事で元気でありますように・・・。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。