今週のお題「マイ流行語」
2023年12月1日金曜日。阿蘇へ小旅行に来ています。
▼前回まで
現在地はこの辺りです↓
↑高森、そろそろ目的地の近く、のはず。
↑町からしばらく山へ向かって走って行きます。
↑阿蘇の壮大な景色が見えてきました。
↑到着。
↑紅葉した木々の奥の建物が目的地。
↑枯れ葉の絨毯。
奥阿蘇 郷土料理 高森 田楽の里
↑とてもいい雰囲気の外観。戸を開けて中に入ると、
↑こんな感じ。それより、右下の靴の数･･･。
混むかと思ったので予約の電話を入れたのですが、平日は予約を取っていないようです。このシーズンは逆に予約できる土日はすでに満席、だそうです。ちなみに翌日土曜日の予約の電話が入ったようですが、丁寧に断られていました。
↑入ってすぐ、石油ストーブがありました。
ぶるぶる震えるほどの寒さ、ではないですが、やっぱりストーブの暖かさは助かります。
↑天井が煤けている？？？
↑店員さん、とても忙しく動いていました。テキパキテキパキ。待っている私にも気づいてくれました。
↑ストーブで温まり中の私。
↑『はらぺこあおむし』の絵本が置いてありました。私はまさにはらぺこあおむし状態。
奥阿蘇 郷土料理 高森 田楽の里 別館 わらび亭
5分ほど待っていたのですが、先程の店員さんが「今満席なので、別館の方へどうぞ」と言われ、本館の裏にある「わらび亭」に案内されました。
↑建物も名前も別ですが、同じ食事を頂けるようです。玄関？を入ると「下駄箱」があり、そこに貼り紙が↓
炭で足の裏が黒くなることがございます
何卒ご了承くださいませ
使い捨ての靴下カバーもご用意しております（サイズは大人用）
スタッフまでお知らせ下さい
ということで、席に案内されました。
↑炭には、もう火が入ってました。
↑炭火ってあたたかい。そしてずっと見ていられます。
↑メニューを頂きました。
味噌田楽（みそでんがく）
豆腐、あるいは里芋、茄子、こんにゃくなどを串に刺して焼き、砂糖や味醂を配合し柚子や木の芽などで香りをつけた味噌を塗りつけた料理である。
各地の味噌田楽
九州では、大分県や熊本県の郷土料理として田楽が伝えられており、なかでも阿蘇地方の田楽は、豆腐のほか、鶴の子芋と呼ばれる里芋に加え、サワガニやヤマメなどを使ったこの地方独特の野趣あふれる田楽である。
田楽みそ焼オニギリ定食
炭火鶏焼オニギリ定食
田楽定食
山里定食
炭火鶏焼定食
肥後赤牛耕焼定食
小枝定食
迷います。なので、田楽定食をお願いしました。
↑早速、付き出し。
↑その後すぐに店員さんがやってきて、四本の串を手慣れた感じで炭のまわりに次々と刺してくれました。
↑田楽。左から
- 豆腐
- 茄子
- 芋
- 山女
です。
↑赤牛を別注。
赤牛とは
褐毛和種（あかげわしゅ、英語：Japanese Brown Cattle）
和牛の品種の一つであり、肉牛として飼育される。
肥後のあか牛と土佐のあか牛に代表される褐毛和牛（あかげわぎゅう）の来歴は古く、とくに肥後のあか牛は日本神話に登場する健盤龍命（阿蘇大明神）が阿蘇の湖水を開拓して田畑を作り、放牧をして農業を始めた頃から馬とともに飼われていたと伝えられている。
褐毛和種（あかげわしゅ）は熊本系と高知系に分けられ、いずれも起源は韓牛と言われています。現在の「くまもとあか牛」は阿蘇、矢部および球磨地方で飼われていた在来種とシンメンタール種の交配により改良された固有種で、昭和19年に和牛として登録されました。あか牛は、耐寒・耐暑性に優れており、放牧に適し、性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っています。肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。
↑生あげ
あげがしっかりしていてジューシー。お味噌と合います。美味しい。
↑漬物
↑炭火でじっくり焼かれていくのを見ているだけでとても幸せな気分になります。
↑こんにゃく
食べた後に気づいたのですが、このコンニャクは「焼いて」食べるもの、だったようです。私は普通にこのまま頂いてしまいました･･･。串に刺さっていなかったから、このまま食べてもよいのかも？美味しかった。
↑網で赤牛を焼きます。
↑おしゃれ片手軍手？が用意してあるので、それをして、串をひっくり返します。
↑ちゃんと焼けているのがありました。
↑茄子串
上から
- サワガニ（？）
- シシトウ
- ナス
↑あちちちちちち・・・。でも美味しい！
↓これが串のいちばん上の小さなカニ。たぶんサワガニ。
サワガニ（沢蟹、学名：Geothelphusa dehaani）
エビ目（十脚目）・カニ下目・サワガニ科に分類されるカニの一種。日本固有種で、一生を淡水域で過ごす純淡水性の淡水ガニである。学名の種名 dehaani は、日本の甲殻類分類に功績があったオランダの動物学者ウィレム・デ・ハーンに対する献名となっている。
もの凄く歯応えがあってカチカチのコリコリ。でも炭の直火で焼いているので香ばしいです。
↓こちらはオリジナルのお味噌。田楽を付けて頂きます。
↑左から、
- 柚子味噌
- 山椒味噌
- 胡桃味噌
です。胡桃味噌だけ季節もの。それぞれ付けるものがあって、
- 柚子味噌・・・豆腐串
- 山椒味噌・・・茄子串
- 胡桃味噌・・・芋串
と店員さんに教えてもらいました。
↑豆腐串
箸で割こうと思ったら、なかなか裂けないほど、しっかりみっちりした豆腐。これまた炭の直火でじっくり焼いたので香ばしくて、美味しい！柚子の味噌が甘くて爽やかな感じでこれまた美味しいです！
↑焼きおにぎり
ご飯茶わんが1膳分、ついてくるのですが、お願いするとおにぎりにしてくれます。で、お願いしたのですが、届くのが遅くなったので今から焼きます。焼きおにぎりは時間がかかるので、焼き始めから網の上に置きたかったのですが、仕方ないです。でも、折角の炭火、焼きおにぎりにしたいじゃないですか！
↑だご汁
これが美味しい！
だご汁
主な伝承地域 熊本県内全域
主な使用食材 小麦粉、里芋、ごぼう、人参、大根、干ししいたけ、醤油（味噌）
歴史・由来・関連行事
「だこ汁」は、小麦粉（米の粉）を水で練って、しばらく寝かせ、手で延ばしちぎった団子を入れた汁のことで、里芋やごぼうなど季節の野菜を入れ、味噌や醤油仕立てで食べる。手軽につくれて栄養価も高く、腹持ちが良いので、古くから農作業の合間などに食べられ親しまれてきた。「だご」とは熊本弁で「だんご」を意味し、だんご汁とも呼ばれる。九州全般で食されるが、熊本ではだんごにからいも（さつまいも）を使用する地域が多い。生のさつまいもを包んだだんご入りの「いきなりだご汁」（熊本市）や、さつまいもを練り込んで甘味を出し、つるんとした柔らかい食感を出した「おひめさん団子汁」（鹿本菊池地区）、さつまいもと黒砂糖を混ぜた甘い餡をさつまいも入りの生地で包んだ「あん餅だご汁」（合志市）などがある。団子状ではなく、うどんのように生地を延ばし切ったものを入れるところもある。地域や家庭によって材料やつくり方が違い、バラエティーに富んでいるのも魅力の一つ。
飲食店でも提供しているところは多いが、「だご汁」を提供する店が並ぶ国道57号線は「だご汁街道」と呼ばれている。
きしめん？ほうとう？のような「だご」が入ってました。
↑芋串
メニューには「芋」としか書いてありませんが、サトイモのようです。が、何だかちょっと違う感じがするんですよねー。サトイモのような粘り気はあまりなくてホクホクしか感じ。そして、お味噌を載せて頂くとこれまた美味しい！
↑残るは、おにぎりと山女。
↑焼オニギリ
赤牛用＝焼肉用のタレがあったので、醤油の代わりにじゃーっとして両面焼きました。
↑網で焼く前提のオニギリなのでぎゅうぎゅうとしっかり固めてあります。
↑外は焦げ焦げで中はふっくら。予想通り、タレ焼き大成功！とても美味しかったです。やっぱり焦げた部分が香ばしくて、これぞ焼きおにぎり！
そして、じっくーーーーり焼いた山女、そろそろ食べ頃です。
ヤマメ（学名：Oncorhynchus masou、山女魚、山女）
サケ目サケ科に属する魚であるサクラマスのうち、降海せずに、一生を河川で過ごす河川残留型（陸封型）の個体のこと。北海道から九州までの川の上流などの冷水域に生息する。
↑身がホクホクです。皮が焦げててパリパリです。美味しいです！
＊ヤマメはしっかりじっくり時間をかけて焼くことをオススメします！
（↑食べ終わった串は灰の中に刺すのが礼儀のようです）
串は炭火でかなりあぶられているので、食材がない持ち手部分もかなり熱くなっています。必ず軍手をしましょう。
↑ゴチソウサマでしたあーーー★★★ 美味しかったです！
↑別邸の中。こんな風に囲炉裏が配置してあります。
↑本館や別館の建物は別のところから移設されたものなんだそうです。もともと庄屋さんとか蔵だったところみたいです。
↑本館と別館との間にお土産屋さんの建物があります。
↑立ち寄りました。よくみると花札があります。
↓雰囲気がよいので、辺りの風景をいくつか貼っておきます。
ということで、とても美味しいご飯を頂きました。
★ぴょん！ポイント★
高森『田楽の里』。私は10年ぐらい前？？？に訪れたことがあります。本当にひさしぶりだったので、道も綺麗になって雰囲気も変わっていたのですが、お店も田楽も大事なところは記憶通りで、変わっていませんでした。炭火って本当によいです。そして炭火で焼けば何でもうまく美味しくなります。不思議です。
阿蘇の秋を目で、肌で、舌でたっぷり楽しむことができました★
次は阿蘇を観光します。
（つづく）
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 （こぞのあゆみ）
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
