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2425食目「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界

今週のお題「最近、初めて〇〇しました」

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

パン、好きですか?

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

パン(麺麭、ポルトガル語: pão)

典型的には小麦粉やライ麦粉といった穀物粉に水、酵母、塩などを加えて作った生地を発酵により膨張させた後、焼く事でできあがる膨化食品で、世界の広い地域で主食となっている。肉類や野菜類などを挟んだもの(サンドウィッチ)も盛んに食べられている。甘いおやつ用のパン(菓子パン)もある。

パン - Wikipedia

私は結構パン屋さんに吸い寄せられてしまいます。ブログで紹介しただけでも↓

とたくさん紹介してきました。日常的にはもっと頻繁に色々なパン屋さんに通っています。

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そんなパン好きな私ですが、以前からひとつの疑問がありました。それは

フランスパンとバゲットって何が違うんだろう

ということ。そこで調べてみました。

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仏蘭西麺麭

↑これ、なんて読むのでしょう。仏蘭西=フランスは判る人もいると思いますが、麺麭はどうでしょう。麺麭=パンと読むそうです。まさかパンの漢字が「メン」「包む」という字が使われているとは思いませんでした。

閑話休題。

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フランスパン

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

フランスパン

その硬さが大きな特徴である。基本的に生地には砂糖を使わないため、フランスパンはその片端だけを手に持ってもパンが中折れしないほどの硬度がある。英語で「クラスト」(crust)と呼ばれる外皮部分は煎餅のようにパリパリしており、フランスパンの独特の食感と香りを生み出している。また、卵、乳製品、油類などの副材料を使わないのも特徴であり、それゆえに作り手の技術が味を左右するため、フランスパン作りはパン職人になる上での難関であるともいわれる。

フランスパン - Wikipedia

ご存知、フランスパン、です。

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バゲット

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バゲット(仏: Baguette、「細い棒」「杖」などの意)

フランスパンの一種。小麦粉と塩、水、イーストのみで作られるフランスの伝統的なパンであるパン・トラディショネル(仏: pain traditionnel)の一種である。

バゲット - Wikipedia

そしてバゲット、です。

見た目には、正直、フランスパンもバゲットも一緒にしか見えません。

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フランスパンとバゲットの違い

では一体どうやって分けているのでしょうか。

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「フランスパン」と「バゲット」違いは…材料、切り方ではなく 専門家に聞く“正解”

違いは原材料や切り方ではありません。日本パン技術研究所でパン職人を育てている原田昌博さんに、その違いを聞きました。

「バゲット」は数多あるフランスパンの1種類
2つの違いを理解するためには、まず「フランスパン」の正体を知る必要があります。小麦粉、酵母、食塩、水のみのシンプルな材料でつくられたフランス発祥のパンのことを、日本では「フランスパン」と呼んでいます。
本場フランスでは、日本で「あんパン」などを“日本パン”と呼ばないように、「フランスパン」とは呼ばれていません。フランスでは、大きさや形などによって、様々な名称でパンを呼び分けています。
バゲットが日本で最もポピュラーなフランスパンのため、フランスパンと聞くとバゲットを思い浮かべる人が多いのですが、「バゲット」は数多あるフランスパンの1種類にすぎません。

「フランスパン」と「バゲット」違いは…材料、切り方ではなく 専門家に聞く“正解”

つまり、

フランスパン>バゲット

バゲットはフランスパンに含まれている、ということ。

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フランスパン

フランス発祥のパンの日本での総称。狭義では小麦粉・塩・水・イーストのみで作られる種類(特にバゲット、バタールなど棒状の堅焼きパン)を指し、広義では卵、牛乳、バターなどを使用するものを含む。
フランス語ではフランス発祥のパン全体を意味する用語はないが、棒状の堅焼きパンをパン・トラディショネル(pain traditionnel)と呼び、それ以外はパン・ファンテジー、パン・スペシオ、ヴィエノワズリーに分けられる。一部のフランス語圏では総称としてパン・フランセ(pain français)と呼ぶ。かつてのフランス領インドシナにあたるベトナム、ラオス、カンボジアなどの地域でも普及している。

フランスパン - Wikipedia

となると、バゲットとはどんなものになるのでしょうか。

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バゲットとは?

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バゲット

バゲットとは、細長い形をしたフランスパンのこと。フランスの家庭で最もよく食べられるフランスパンとして知られています。その形からフランス語で「杖」や「棒」という意味のバゲットと呼ばれるようになりました。長さは70~80cmほどあり、重さは300~400gほど。フランスでは、生地の重さは約350g、長さは68cmと定義されているそうですよ。
このような細長い形状のため火が通りやすく、表面のクラストの部分がカリッと香ばしい食感に仕上がります。内側のクラムの部分は白く大きな気泡がたくさんあって、もっちりとした食感です。バゲットは細長いためクラムの部分は少なめ。バゲットは、クラムを味わうというより、表面のクラストを噛み締めながら食べるのが真骨頂と言われます。クラスト好きの方には特におすすめのパンなんですよ。
バゲットの主な材料は小麦粉と水、塩とイーストとたいへんシンプルです。卵や乳製品、砂糖などを使わないハード系のパンに属します。材料がシンプルなために、素材のよさや作る技術がダイレクトに伝わりやすく気候の影響も受けやすいので、おいしく焼きあげるには高い技術力が必要です。

バゲットとは?フランスパンとの違いや種類について解説! | クラシル

バゲット=フランス語で杖・棒という意味

  • 長さ   :70 cm〜80 cm
  • 重さ   :300 g〜400 g
  • 生地の重さ:約350 g
  • 生地の長さ:約68 cm

という決まりがあるようです。

ちなみにバタールって知っていますか?

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バタールとは?

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

バタール
「バタール」もバゲットと同じく、たくさんあるフランスパンの一種です。棒状ですが、バゲットと比べると長さが短く、太めに成形されます。バタールの長さは40cmほど、重さは350gほどです。
バゲットよりも太めなので、内側のクラムの部分が多くなり、やわらかくもっちりとした食感に仕上がります。クラムが好きな人に好まれ、日本でもたいへん人気があるフランスパンです。

バゲットとは?フランスパンとの違いや種類について解説! | クラシル

バタール

  • 長さ   :40 cm
  • 重さ   :350 g

バゲットよりも短いのがバタール、のようです。

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パン・トラディショナル

パン・トラディショナルって言葉を知っていますか?

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

フランスパンとは「パン・トラディッショナル」と言われるフランスの伝統的なパンのこと。小麦粉と水、塩とイーストだけで作られるフランス発祥のハード系のパン全般を指します。フランスパンにはたくさんの種類があり、バゲットもその中のひとつ。つまりバゲットはフランスパンの一種というのが正解です。フランスパンは長さや重さ、クープの数などによって細かく種類が定められており、バゲットはフランスパンの中でもかなり長細いタイプのパンになります。

バゲットとは?フランスパンとの違いや種類について解説! | クラシル

フランスの伝統的なパン=フランスパン>バケット>バタール

ということのようです。ちなみに長さという意味です。

このように一言で「フランスパン」と言っても色々な種類がある、ということのようです。

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フランスパンの種類

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

フランスパンは長さや重さによって種類が定められています。同じ材料を使っていても、形状の違いによって食感や味わいが変わってくるのが特徴です。例えば、「ボール」や「丸」という意味のドーム型のブールは、バゲットと対照的な食感に。火の通りが遅いため、クラストが薄く大部分がやわらかなクラムになります。
「パリっ子」という意味のパリジャンはバゲットより一回り大きく、長さは60~70cmほど。クラムの部分が多めでバゲットよりはやわらかい印象です。「田舎パン」という意味のカンパーニュは、ブールよりも大きなドーム型をしています。大きいうえに丸い形状のため焼きあがりに時間がかかり、クラストが固い一方クラムがたっぷりという特徴があります。カンパーニュはライ麦や全粒粉などを使うことが多く、素朴な食感が魅力です。
そのほか、「1kg」という意味のドゥ・リーブルや、「ひも」という意味のフィセル、こぶりのクープなど大きさによってさまざまなフランスパンがあります。個性的な形のフランスパンもあり、キノコのようなシルエットが可愛らしいシャンピニョン、フタをかぶせたような形状が「たばこ入れ」に例えられているタバチュール、「麦の穂」を意味するエピなどが有名です。

バゲットとは?フランスパンとの違いや種類について解説! | クラシル

  • バゲット    細長い 70 cm〜 300 g〜
  • バタール    バケットより短い 40 cm 350 g
  • パリジャン   60 cm〜70 cm
  • ブール     ドーム型
  • カンパーニュ  ドーム型 ブールより大きい
  • ドゥ・リーブル 1kgという意味
  • フィセル    紐という意味
  • シャンピニョン キノコのような形
  • タバチュール  タバコ入れと言われる形
  • エピ      麦の穂という意味

ということらしいです、知らなかった。さらに!

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パン・トラディショネル

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

バゲット
バゲットは「杖」「棒」の意味である。重さは350グラム、長さは65センチメートルである。フランスを代表する食文化の一つであり、首都では1994年から5月にパリ最優秀バゲットコンクールが開かれ、優勝すると一年間、エリゼ宮殿(フランス共和国大統領官邸)御用達を務める。2018年9月、フランスのパン屋とペイストリー製造の全国連合は、バゲットがユネスコの無形文化遺産に含まれることを望んでいると表明した。フランス国内では、「手工芸技術とバゲットの文化」については、2018年11月23日以降はフランスの無形文化遺産の目録に含まれており、2022年11月30日にユネスコの無形文化遺産に登録された。

パリジャン
パリジャンは「パリっ子」の意味である。重さは約650グラム、長さは75センチメートル、クープ(パンの切れ目)は5本が基本である。パリジャンにハムとバターを挟んだサンドイッチ、ジャンボン・ブール(仏: Jambon-beurre)もパリジャンと呼ばれることがある。

ドゥ・リーヴル
ドゥ・リーヴル(仏: deux livres)は「2リーブル」の意味で、重量が2リーブル=2×500グラム=1キログラムであることに由来する。

バタール
バタール(仏: batard)は「中間」の意味である。重さは350グラム、長さは40センチメートルである。バゲットよりも太くて短い。フランス語で「中間」の意味であり、バゲットとドゥ・リーヴルとの中間の太さであることに由来する。バゲットよりも中身の白く柔らかい部分が多いため、食感はよりもちもちとしている。フランスパンの中で日本人に最も好まれている。また、日本においてはバタールをバゲットと呼んでいることも多い。

フルート
フルート(フランス語版)(仏: Flûte)は管楽器のフルートの意味である。重さは約450グラム、長さは60センチメートル。

フィセル
フィセルは「紐」の意味である。

バゲット - Wikipedia

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★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★

「フランスパンとバゲットの違いは?」仏蘭西麺麭の世界【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

何気なく「フランスパン」と呼んでいましたが、本場フランスでは細かく長さや大きさ、重さ、形によって呼び名が変わるということが判りました。
そして色々な種類のパンを全部まとめて「フランスパン」というようなので、知らず知らずですが「フランスパン」と呼んでいたのは正しかったようです。

これからフランスパンを見かけたら「どんな名前なのか」注目しようと思いました。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。