前回、目玉焼きは英語で何というのか、についてお伝えしました↓
今回は同じくタマゴ料理で、同じく焼いたもの、「たまごやき」について見ていきたいと思います。
卵焼き、玉子焼き(たまごやき)
鶏卵を溶き(味付けをし)、食用油脂を引いた調理器具で焼いた、日本の料理(和食)。
日本の料理の一種である。家庭料理のひとつでもあり、料理店で出される料理でもあり、専門店で作られる料理でもある。
卵焼きは関西と関東では、かなり異なっている。「卵焼き」とは、関東/関西に関係なく、少々焦げ目がつくほどに巻きながら焼き上げる卵焼き、つまり「厚焼き卵」と、だしを効かせて焦がさず焼いて大根おろしを添えて食する「だし巻き卵」を指す。味はその家庭の好みで甘めの味付けか、塩気のきいた味付けかに分かれる。厚焼き卵のほうはふっくらと(しかし形を保つようなかたさに)仕上げるのに対し、だし巻き卵は箸でつかめばフルフルと揺れるくらいに柔らかい。
日本は地域ごとに食習慣がかなり異なっており、それぞれの地域で「定番」とされるものが大きく異なる。「卵焼き、玉子焼き」に関しても、地域によって指す料理は異なる。また何が「普通の玉子焼き」なのか、という感覚も各家庭によってかなりの多様性がある。味つけも、焼き方も、玉子焼きに添えるものも、各家庭によって異なっているのである。
書かれていたようにタマゴ料理は「多様性」が特徴。では早速、色々な「たまごやき」を見ていきましょう。
たまごやきの種類
次のような種類がある。
- 厚焼き卵
- だし巻き卵
- 薄焼き卵
- 錦糸卵
だし汁を加えて焼き上げたものはだし巻き卵と呼ばれる。
応用料理にほうれん草・ニンジン・明太子・桜海老・しらす干し・アオサなどを入れたもの、鰻の蒲焼きを入れて巻く「う巻き」など多様なものがある。
どれも馴染み深いタマゴ料理ですね。ひとつひとつ見ていきましょう。
厚焼き玉子
関東では、多めの砂糖を調味しただしだけで卵をといて分厚く焼く、甘口の玉子焼きのこと。関西では、ときほぐした卵に、白身魚のすり身とすりおろしたヤマトイモ、だしを加えてすり混ぜ、塩、淡ロショウユ、砂糖で味をととのえて厚く焼いた玉子焼きのこと。
だし巻き卵
だし巻き卵(出汁巻卵、だしまきたまご)は、溶き卵に出汁を混ぜて焼き固める料理である。単にだし巻きとも呼ばれる。卵焼きの一種であるが、だしをたっぷりと含むものについて特にこの名称が使用される。一般的には関西風の味付けで柔らかく焼き上げられたものがイメージされることが多い。近畿地方では、だし巻き卵をメインのおかずにした「だし巻き卵定食」が食堂のメニューとして採用されていることもある。
薄焼き卵
薄焼き卵(うすやきたまご)は、鶏卵を溶きほぐし、薄く延ばして焼いた料理である。薄焼き卵を細く切った錦糸卵(きんしたまご)についても本稿で述べる。溶き卵をフライパンなどの調理器具に薄く広げ、焦げないように焼き上げたもの。一般的には両面を焼いて仕上げるが、料理によっては片面焼きとする場合もある。味付けは特に行なわれないことが多い。厚みに関しては、紙のように薄いものから1cm以上あるものまで、いわゆる「厚焼き卵」とみなされないものは一様に「薄焼き卵」と呼称される傾向にある。
錦糸卵
薄焼き卵を細切りにしたものが錦糸卵である。文字どおり錦の糸のように明るい色彩を持つことからこの名がある。
錦糸卵の作り方
薄焼き卵の作り方参照。よく冷まして落ち着かせてから、細切りにする。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
たまごやきは英語で
- Japanese rolled omelet (omelet)
- Japanese omelet
- rolled omelet (omelet)
と表現するようです。つまり「たまごやきは日本料理」ということ、のようです。
やはり、タマゴには栄養だけで無く可能性もいっぱい詰まっていますね。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。