お盆休み佐賀の実家で過ごして福岡へ戻る途中で何気なく買った刺身コンニャクがあまりにも美味しいので情報のお裾分けです。
立ち寄ったのはこちら↓
三瀨にあるやさい直売所マッちゃんです。
色色と買ったのですが、今回紹介したいのはこちら↓
三ツ瀬やまふぐ 手作り刺身こんにゃくです。
ーーなーんだ、刺身コンニャクかー。(なんか地味・・・)
そう刺身コンニャクです、が、これが絶品なんです!
刺身コンニャクなんて珍しいものではないかも知れません。でも、こちらは違うんです!コンニャクの独特の生臭さなんか全くありません。冷やして食べてみたのですがぷるん!ではなくちゅるん!なんです。しかもすーっと喉を通りお腹の中に滑り込んでいく感じ。とっても美味しいです!しっかり歯ごたえ!?はあるんです。でものどごしがとってもスムーズで快感なのです!
調べてみるとたくさんの人が絶賛していました。
コンニャクって身体によさそうってイメージですよね。コンニャクの栄養を観てみましょう。
コンニャク
サトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食品である。 古くからコンニャクを食用としてきた主な地域は、日本、中国、ミャンマー、韓国などのアジア各国であるが、和食ブームとともに低カロリーの健康食品として欧米にも広がりつつある。
板こんにゃく/いもこんにゃく 100 gあたり
エネルギー・・・・・・・6 kcal
脂質・・・・・・・・・・0.1 g
ナトリウム・・・・・・・2 mg
カリウム・・・・・・・・44 mg
炭水化物・・・・・・・・3.3 g
水溶性食物繊維・・・・0 g
不溶性食物繊維・・・・3 g
タンパク質・・・・・・・0.1 g
ビタミンC・・・・・・・0 mg
カルシウム・・・・・・・68 mg
鉄・・・・・・・・・・・0.6 mg
ビタミンB6・・・・・・0 mg
マグネシウム・・・・・・5 mg
コンニャクの特徴は何と言っても脅威の低カロリーです。しかも食物繊維やカリウム、カルシウムもしっかり含まれているので、現代の食生活に不足しがちと言われている栄養素がほぼ揃っている食品と言えます。
コンニャクは97%が水分。残りはほぼグルコマンナンでコンニャクマンナンと呼ばれる成分で、ヒトの消化器官ではほぼ消化されないのですが、腸内細菌にとって栄養となります。だからヒトにとっては低カロリーなのです。
ちなみにコンニャクを作る方法ですが、
球茎を粉状(実際には単に球茎を粉砕した荒粉とマンナンを精製した精粉に分かれ、コンニャク製造の際は双方を混合して用いる)にして水とともにこねた後に石灰乳(消石灰を少量の水で懸濁したもの。水酸化カルシウム水溶液)、炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)水溶液、または草木の灰を水に溶いたものを混ぜて煮沸して固める。
今回紹介している三瀨やまふぐの刺身コンニャクにはイナワラ灰液というものを使っているようです。イナワラ=稲わら、つまりイネのワラの灰でしょうか。この当たりが味の秘密なのかも知れません。
ぜひ機会があれば食べて欲しい絶品コンニャクです。
★ぶー!ポイント★
コンニャクを食べればいい!コンニャクだけ食べればいい!
のではなく、コンニャク「も」食べたらいい!です。お値段も手頃。入手もしやいのでぜひ1品、コンニャクを使った料理を追加してみてはいかがでしょうか。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。