以前お話した料理教室で秋刀魚さんまの調理を習いました。
秋と言えば誰もが「秋刀魚」と答えるようにこの季節を代表する魚です。
秋刀魚サンマ
サンマ は、ダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属に分類される、海棲硬骨魚の1種。北太平洋に広く生息する。 食材としても重宝されて、特に日本では秋の味覚を代表する大衆魚である。
100 gあたり
エネルギー・・・・・・・・・310 kcal脂質・・・・・・・・・・・・25 g
飽和脂肪酸・・・・・・・4.2g
多価不飽和脂肪酸・・・・4.6 g ★
一価不飽和脂肪酸・・・・10 g
コレステロール・・・・・・・66 mg
ナトリウム・・・・・・・・・130 mg
カリウム・・・・・・・・・・200 mg
炭水化物・・・・・・・・・・0.1 g
水溶性食物繊維・・・・・0 g
不溶性食物繊維・・・・・0 g
タンパク質・・・・・・・・・19 g
ビタミンC・・・・・・・・・0 mg
ビタミンD・・・・・・・・・19 µg
ビタミンB6・・・・・・・・0.5 mg
ビタミンB12・・・・・・・17.7 µg
鉄・・・・・・・・・・・・・1.4 mg
カルシウム・・・・・・・・・32 mg
マグネシウム・・・・・・・・28 mg
サンマの栄養素の中で注目はなんと言っても★印のついた脂質の中の多価不飽和脂肪酸たかふほうわしぼうさんです。この多価不飽和脂肪酸の中に
が多く含まれているのです。EPAやDHAについてさらに詳しく知りたい人は以前説明していますのでこちらをどうぞ↓
2018年、ちょうど1年程前に書いた記事ですが「去年のサンマは大漁」だったんですね。
大根おろしでネコちゃんを作ったりしてました。大根おろしには色色な身体に嬉しい栄養成分が入っています。詳しくはこちらをどうぞ↓
2019年の今年、サンマは記録的な不漁と言われています。
サンマ漁の出足、過去50年で最低 目黒の祭りも冷凍物
08年は34万トンあった日本のサンマの水揚げ量は、15年以降は10万トン前後と不漁続きだ。水産庁は、日本近海の海水温上昇で、温かい水を嫌うサンマが近づかなくなったことに加え、中国や台湾の漁船による公海での漁が本格化し、資源が枯渇していることが原因とみている。
2019年、今年。貴重な魚「サンマ」をこんな風に調理しました★
2品作りました。
まずは、
サンマのつくねハンバーグです。料理教室では「イワシやアジで作っても美味しいですよ」と話していたので、早速家で作ったのがこれ↓
アジのつくねハンバーグです。見た目はちょっと悪いですけど。サンマのつくねハンバーグと同じくらい美味しかったです★ 魚が苦手な人はよく「生臭い」ことを理由にすることがありますが、ハンバーグにすると臭みは消えます。しかも骨がないので食べる時も楽?です。量もたくさん食べられますので、魚が苦手な人ほどチャレンジして欲しいです。
そして2品目はこちら↓
サンマの両妻焼きりょうづまやきです。
両妻焼きって知っていますか?そもそも妻折りつまおりという言葉があります。
妻折り
焼き魚の串の打ち方で「つま折り串」という。爪折りとも書く。切り身にしにくい細長く小さな魚や薄い切り身などの端を曲げて串を二本刺す。
- 片づま折り=尾を折り曲げて打つ
- 両づま折り=両側を曲げて打つ
- 友づま折り=頭を折ったものと、尾を折ったもの二種を盛る
とあるようにサンマのような細長い魚を焼く時に刺す串から来ている言葉です。ちなみに串には色色な打ち方があって、
転載元:串(クシ)とは - コトバンク
というように魚や調理によって変えていきます。この図の左下のつま折り串=妻折り串で焼いたものが両妻焼きです。こんな感じです↓
ぐるっと丸まっていて、立体感が出ていて、なんか、ちょっと料亭っぽく見えませんか?自分で作っておいてアレですが、とっても美味しかったです。火がしっかりしかもまんべんなく通っていて焼きすぎもなくとても美味しく感じましたー★
★ぶー!ポイント★
サンマは9月から10月に旬を迎えます。まさに今が食べ頃、食べ時の魚です。旬のサンマの中でも特に脂の乗ったサンマを選ぶポイントは、尖った口の先が黄色いと脂が乗っているそうです。今回料理教室で使ったサンマは串を打つときヌルヌルして苦労する程脂が乗っていました。とっても美味しかったです★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。