2019年12月11日水曜日。仕事を終えて帰宅。夕食を食べながら何気なくテレビをみていると、矢部大介先生が出演されていました!(びっくり@@)
この日のNHK ためしてガッテン!は
野菜ファースト・カット野菜・塩こうじ・食卓の革命児大集結SP
という食に関する内容だったので観ていたのです!
提唱者直伝!“本当の野菜ファースト”やり方はコレだ!
野菜を先に食べる食事法、“野菜ファースト”。血糖値の急激な上昇を抑える効果があると期待されてきました。ところが、野菜ファーストの提唱者・梶山靜夫さんと今井佐恵子さんいわく、野菜を先に食べるときの“ある重要なポイント”が抜け落ちているとのこと。そのポイントとは、『5分かけて食べる』ということ!これまで1400人以上に食事指導をしてきた結果、早食いの人はいくら野菜を先に食べても、血糖値があまり改善されなかったというのです。野菜を先に食べるときは、よくかんで時間をかけながら食べることを心がけてみるのがおすすめです!
食べる順番の最新研究!炭水化物は最後に食べるべし!
今、世界中で盛んに行われている食べる順番の研究。岐阜大学の矢部大介教授がオススメするのが、『炭水化物を最後に食べる』という食べ方です。注目したのは、主に腸から出る『インクレチン』というホルモン。このホルモンは胃や腸の動きを遅くする作用があり、その働きを利用すれば糖の吸収スピードを抑えられるといいます。そのインクレチンの分泌を促すために有効なのが、肉や魚に含まれるたんぱく質や脂質です。だから、野菜と共に肉料理や魚料理などのおかずも先に食べ、炭水化物を最後に食べる…という食べ方でも血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるのです。
というお話でした。
つい先日、福岡で矢部 大介先生の講演に参加したばかりなのでとても不思議な感覚でした!
野菜ファースト、いわゆるベジ・ファーストですが、想像以上に浸透しています。マイナビ社の調査によると、
「ベジタブルファースト」の認知度について調べると、「ベジタブルファースト」を全く知らなかった人は24%とごく少数で、76%が知っているということが明らかになった。
76%のヒトがベジ・ファーストを知っていると答えています。
では、野菜の次に何を食べるべきか、いわゆる食べる順番についてですが、
食べる順番は大切だと思うかどうか尋ねたところ、86%が「当てはまる」と回答した。食べる順番を意識したことがあるという人は74%であった。その具体的な方法を聞くと、「野菜を先に食べてから、おかずやご飯を食べる」など、野菜を先に食べることを挙げている人が多く、「ベジタブルファースト」の考え方が浸透していることが分かった。
なんと86%の人が大切だと答えています。
このデータは2014年に20代~40代の女性500人を対象とありますので、かなり偏った層へのアンケートですが、それでもかなり多くの人が健康的な食べ方のコツを知っていることになります。
食べる順番の大切さについては、先日ブログで紹介しています。
患者さん向けに判りやすく説明していますので、興味のある人はぜひ目を通してください。
★ぶー!ポイント★
毎食120gの野菜から5分以上の時間をかけて食べ始めて、最後にご飯やパンや麺などの炭水化物を食べる。それだけで、カラダへの負担がぐーん!と下がります。
食べるものは同じです。だからエネルギー量=カロリーは同じなのに、食べる順番を整えるだけで、カラダへの負担がぐーん!と減る。
すぐにできるスゴ技。ぜひ、あなたも実践してください★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。