今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
2020年9月21日は敬老の日。
今年は福岡市東区在住の田中カ子たなかかねさんが
- 存命人物のうち日本最高齢
- 日本国内での歴代最高齢
- 存命人物のうち世界最高齢
となり話題になりました。田中カ子さんは明治生まれ。1903年1月2日生まれの現在117歳。明治→大正→昭和→平成→令和と5つの時代を生きてきたと話題になっています。リバーシー=いわゆるオセロが大好きだとか、負けず嫌いで勝つまで何局も続けるとか、甘い物が大好きでコカ・コーラのペットボトルをそのまま飲んでいる元気な姿がテレビで放送されていました。
↓動画あり
田中カ子さんのように110歳を超える長寿をスーパーセンテナリアンと呼ぶそうです。そしてそんなスーパーセンテナリアンは日本の女性、しかも九州に多いのです。
存命中の世界の長寿者*敬称略
- 田中カ子 117歳 女性 福岡県出身
- (フランス) 116歳 女性
- (ブラジル) 115歳 女性
- (フランス) 115歳 女性
- 中地シゲヨ 115歳 女性 佐賀県出身
存命中の国内の長寿者*敬称略
- 田中カ子 117歳 女性 福岡県在住 ★
- 中地シゲヨ 115歳 女性 佐賀県在住 ★
- 北川みな 114歳 女性 滋賀県在住
- 未公表 113歳 女性 福岡県在住 ★
- 安川濱 113歳 女性 兵庫県在住
- 栗本カツヱ 113歳 女性 奈良県在住
- 巽フサ 113歳 女性 大阪府在住
- 馬場よ志 113歳 女性 山梨県在住
- 未公表 112歳 女性 福岡県在住 ★
- 木津いね 112歳 女性 千葉県在住
元データ 長寿 - Wikipedia
と上位10人中4人が福岡・佐賀=九州に住んでいるのです。
田中カ子さんは今から117年前に現在の福岡県東区和白に生まれたそうです。カ子さんが生まれた1903年はライト兄弟が空を飛んだ年なんだそうです!カ子さんは80歳前まで生花店で働いていたそうです。元気そうなカ子さんですが、45歳の時に膵臓ガンの手術を、76歳で胆石除去、90歳で白内障、103歳で大腸ガンの手術をしているそうです。
先日取り上げたコーラをがぶ飲み?するシーンは衝撃でした。
確かにコーラを毎日大量に飲むと健康を害する要因になるのは間違いありません。しかしカ子さんは飲んでも大丈夫なのでしょうか。答えはわかりません。でも、世界最高齢になったカ子さんが歩行器を使いながらも今でも自分の足で歩けるのは、朝昼夕の3食しっかり食事を欠かさないという点にあるのかも知れません。食べることは生きること、なのです。
身近なところで60歳を迎えた人を祝う還暦がありますが、その先があります。
- 60歳 還暦(かんれき)、華甲(かこう)
- 70歳 古希(こき)
- 77歳 喜寿(きじゅ)
- 80歳 傘寿(さんじゅ)
- 81歳 半寿(はんじゅ)
- 88歳 米寿(べいじゅ)
- 90歳 卒寿(そつじゅ)
- 99歳 白寿(はくじゅ)
- 100歳 百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)、紀寿(きじゅ)
- 108歳 茶寿(ちゃじゅ)、不枠(ふわく)
- 111歳 皇寿(こうじゅ)、川寿(せんじゅ)
- 119歳 頑寿(がんじゅ)
- 120歳 大還暦(だいかんれき)、昔寿(せきじゅ)
- 250歳 天寿(てんじゅ)
驚くべきは250歳まであるということ。天寿を全うするという言葉があるように、健康で元気な毎日を過ごしていけば、250回目の誕生日を迎えることができるのかも知れません。そして大事なのはただ長生きをするだけでなく、カ子さんのように元気に楽しく毎日を過ごすことではないでしょうか。
2019年、西日本新聞のインタビューで「今までで1番楽しかったことは?」と訊かれたカ子さんは、「今」と明るく答えたそうです。
★ちゅー!ポイント★
田中カ子さん、そして長寿のみなさん、いつまでもいつまでもお元気で。私たちも負けないように元気で健康な毎日を過ごしていきましょう★
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。