2021年1月11日祝日のお昼の出来事です。
ご飯の用意を始めていた私。目の前にあった手作りせんべいを食べたところ、喉に違和感を感じました。その手作りせんべいはコレ↓
アジです。アジをおろした時にでる骨をレンジでちん!とするとパリパリのせんべいのように美味しく頂ける「骨せんべい」になります。このブログでも何度か登場しています。
手軽に出来て、食感がいいのと、第一にアジを余すところなく食べることができるのでとても気に入ってよく創っていました。
が、どうやらこのアジの骨せんべいが喉に刺さってしまったらしいのです。
しばらく様子を見ていたのですが、一向に良くならない。違和感だけではなく、唾液を飲み込むだけでも痛みます。どうにかしたいと思ってネットを検索してみたのですが、
1)ツバを飲む・・・・・・痛いだけで変化なし
2)うがいをする・・・・・同上
3)ご飯を丸呑み・・・・・流石に危ないのでやりません
4)ピンセットで取る・・・見えません
5)ツボを押す・・・・・・(やってみたが変化なし)
どれも効果はなかったので、病院に行こうと思ったのですが今日は祝日、明日まで待たなくてはなりません。
骨せんべいをつまみ食い?したのはお腹が空いていたからで、でも今はとても固形物が食べられるとは思えません。なので、それからじっとしていました。結局、食事は、緑茶や豆乳などの飲みものだけ。それもコップ1杯飲むのだって結構痛い。ほぼ空腹のまま夜を迎えました。
ちなみに発声は問題ありませんでした。全く痛まないわけではないのですが、ほとんど気にならない程度です。普通に話すことはできました。
違和感はずっとあるし、明日朝早く受診したいので、早早に寝ることにしました。横になると、これが痛い!仰向けでも横を向いても喉が痛い。そこで背中にクッションをたくさん置いて座るようにして、ようやく眠ることができました。
翌朝目が覚めると、、、あ、あれ???あれだけ感じていた喉の違和感がなくなっています。何度唾液を飲み込んで確かめてみても痛みはありません。ですが、そもそも喉に刺さった骨は大きいものではないはずなので、念のため耳鼻咽喉科を受診しようと思い、予め電話してみました。
経緯と症状を伝えた上で診察してもらったところ、直接喉を観てもらったのですが特に何も無いとのこと。ただ念のためカメラのあるところで診てもらった方がいいと医師からアドバイス頂いたので、ちょっと離れた病院まで急いで行きました。
そこでカメラを飲むことになったのですが、担当医師が「モニタを一緒に見ましょう」と言われ、私も自分の喉を観ました。やはり何もなかったです。医師は「別に何も見当たらないし、痛みも酷くないようなので、大丈夫だと思うんだけど。もしより詳しく調べたい!というのであればCTを撮ることになります。ただ今診た感じではほぼ確実に何も見つからないと思うんだけど、どうしますか?」と訊かれたので「いえ、結構です」と答えました。ただ、数日は様子見も兼ねて消化のよいものを食べる様に指示頂き、特に薬もなく帰ってきました。
と、大事になることなく無事解決?となったわけですが、約1日の間で強く思ったことがあります。
それは「食べる」という事がとても素晴らしいことだ、ということ。元々食べるのが大好きな私ですが、突然食べられなくなってしまったことで、とてつもなくストレスを感じました。しかも最初は食べたい!と思っていたのですが次第に食べる気が失せていきました。
普段何気なく食べていますが、それがどんなに幸せなことか、どんなに素晴らしいことか思い知りました。
食べる、食べられることは、とても幸せなことなのです。
★モゥー!ポイント★
私は結構よく噛んで食べる方だと自分でも思っています。しっかり噛むので食べるのがゆっくりなのです。そんな私が何気なく骨せんべいを食べたためにこんな大騒ぎとなってしまいました。
みなさんもどうか注意してください。しっかり噛んでゆっくり食べるようにしてください。特に骨のあるものは注意です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。