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適材適食 -てきざいてきしょく-

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2863食目「子どもたちには栄養のあるものを食べさせたい!」栄養価値に注目する明治の取り組み

「子どもたちには栄養のあるものを食べさせたい!」栄養価値に注目する明治の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「栄養価が高い」というフレーズは商品チョイスのひとつの決め手になりますよね。特に、子どもたちが口にするものは栄養のあるものをと考えるのは親だけではないと思います。

「子どもたちには栄養のあるものを食べさせたい!」栄養価値に注目する明治の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

でも、栄養って何をどう見て選べばいいのか分からない人も多いと思います。大人ならまだしも成長著しい子どもたちには身体づくりに役立つ栄養素が詰まった食品を食べて欲しいものです。

この問題に取り組んでいる明治の話を紹介します。

もちろんみなさんご存知のアノ「明治」です。

株式会社明治(めいじ、英: Meiji Co., Ltd.)

東京都中央区京橋に本社を置く、 大手食品会社で、牛乳、乳製品、菓子や一般用医薬品の製造・販売を主軸に事業展開を行っている企業。明治ホールディングスの完全子会社。

概要
企業スローガンは『健康にアイデアを』。2016年に明治グループ創業100周年を迎え、同時に本社を東京都中央区京橋に移転した。また、2017年には会社創立100周年を迎えた。

明治 (企業) - Wikipedia

明治と言えば「チョコレート」というイメージが強いと思いますが、

  • おかし・アイス
  • 乳製品
  • 食品・飲料
  • 乳児・幼児用商品
  • スポーツ栄養
  • 美容・健康
  • 栄養食品・流動食
  • 宅配商品

と幅広い商品を展開しています。

そんな明治が取り組み始めたこととは、どんなことでしょうか。

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明治、自社食品の子供向け栄養指標 食物繊維や飽和脂肪酸をスコア化

明治ホールディングス(HD)の食品子会社の明治は子供の発育や発達に必要な栄養成分を分析して自社の食品ごとに数値化する独自の栄養指標を開発した。成人向けの栄養指標は以前に開発していたが、子供向けは日本で初めてという。今後社内の新商品の開発や改良に活用し、より栄養価値の高い商品の提供につなげる。

明治は3〜5歳向けの「幼児向け Meiji NPS」と6〜11歳向けの「小児向け Meiji NPS」を開発した。たんぱく質や食物繊維を「摂取を推奨する栄養成分」、飽和脂肪酸や糖類を「摂取を制限すべき栄養成分」とし、チーズや牛乳など食品に入っているそれぞれの栄養成分の量を計算して0.5〜5点の10段階でスコア化する。

幼児と小児向けの栄養指標は、明治が以前開発した成人向けの栄養指標と同じ栄養成分を対象にするが、それぞれの量は幼児と小児に合わせて設計した。今後、開発した指標を使って明治のほとんどの商品の栄養価値を数値化するという。

明治、自社食品の子供向け栄養指標 食物繊維や飽和脂肪酸をスコア化 - 日本経済新聞

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↑こちらは見つけたニュースリリース。

↓こちらは明治の公式サイトのニュースリリース。

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食品の栄養価値をスコア化し、数値で評価が可能に 子どもの発育・発達を考慮した日本初の子ども向けの栄養評価手法「幼児・小児向けMeiji NPS」を開発 ~子どもに必要な栄養や食素材を考慮し栄養価値の高い商品提供を目指す取り組み~

株式会社 明治(代表取締役社長:八尾 文二郎)は、3~5歳の幼児および6~11歳の小児を対象とした栄養プロファイリングシステム(Nutritional Profiling System、以下NPS)である「幼児向けMeiji NPS」と「小児向けMeiji NPS」を日本で初めて開発しました。本研究の成果は、2025年6月17日に国際学術誌Frontiers in Nutrition(Wakayama, et al. Frontiers in Nutrition. 2025;12:1611286; https://doi.org/10.3389/fnut.2025.1611286(新しいウィンドウ))に掲載されました。
当社は、幼児・小児向けMeiji NPSを活用して、子どもたちの発育や発達に必要な栄養や食素材を考慮した、より栄養価値の高い商品の提供を目指してまいります。

概要
幼児と小児にとって大切な発育・発達には、適切な栄養の摂取が重要です。今回、発育・発達に必要となる栄養を考慮した、3~5歳を対象とした「幼児向けMeiji NPS」と6~11歳を対象とした「小児向けMeiji NPS」を開発しました。また、本研究では、幼児・小児向けMeiji NPSの科学的検証も行い、その妥当性を確認しました。

図. Meiji NPSの対象と健康課題

※幼児、小児、成人、高齢者向けのMeiji NPSについて、それぞれ幼児NPS、小児NPS、 成人NPS、高齢者NPSと記しています。

Meiji NPSのこれまでの取り組み
食に関連する健康課題に対して、その具体的な解決策の一つとして注目されているのがNPSです。NPSは、食品に含まれる栄養成分や食素材の量をもとに、その栄養価値を科学的に評価する手法です。

Meiji NPSは、当社の栄養に対する考え方を明文化した「明治栄養ステートメント」※1に沿って、国や地域、ライフステージの違いを重視し、日本の食文化と食習慣に合わせて設計された当社独自の栄養評価手法※2です。2024年に、生活習慣病と若年女性のやせに着目した成人向けMeiji NPS※3と、フレイルに着目した高齢者向けMeiji NPS※4を開発しました※5、6。

 

▼さらに詳しい情報を確認したい時は転載元のサイトへ

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★にょろにょろポイント★

「子どもたちには栄養のあるものを食べさせたい!」栄養価値に注目する明治の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

とても大雑把にまとめると、

赤ちゃんから高齢者まで、人の一生の中には色々な人体としてのステージがあって、その都度都度で必要となる栄養素が違うので、それを意識した商品づくりに取り組み、それぞれのステージに向けて最適化された栄養を含む商品を提供していく

ということだと思います。

とても素晴らしい取り組みだ!と私は感じました。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

*1 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。